アマナイメージズとFastLabel、AWL社のAIカメラソリューションに“権利クリア”なデータセット提供

近年はAIの活用および高度化が進む中、学習データや生成AIによって生み出されたデータの権利については不透明な部分も多く、AI倫理の観点から“権利クリア”なデータの重要性が増しています。

そんな中、株式会社アマナイメージズ(以下、アマナイメージズ)とFastLabel株式会社(以下、FastLabel)は、店舗向けのエッジAIカメラソリューションを提供するAWL株式会社(以下、AWL)に、権利クリアなデータセットを提供しました。

アマナイメージズとFastLabelのデータセット

国内最大級の画像ライブラリ「amanaimages.com」を運営するアマナイメージズと、オールインワンAIデータプラットフォームを提供するFastLabelは、2022年10月に業務提携を締結。

これにより両社は、アマナイメージズの素材を活用し、AI開発の機械学習用途を含む利用承諾を著作権者および被写体から得ている権利クリアな人物顔画像のデータと、高精度のアノテーションデータを組み合わせたオーダーメイドのデータセットを共同提供しています。

権利クリアなデータの選定〜アノテーション代行まで一気通貫して対応することや、FastLabelが有するアノテーション要件整理ノウハウにより、顧客要望を柔軟に盛り込みながら短期間で納品できることもポイントです。

AIカメラソリューションのAWLへデータセット提供

今回、同データセットがAWLに提供されました。

AWLは、リアル店舗の課題解決、価値向上を実現するためのAIカメラソリューションを開発・提供中です。

その中で、大手企業からは、AIに学習させるためのデータとして、「権利クリアなデータセットを使用することでAI倫理を遵守した開発をしてほしい」という依頼を受けることが多くなったといいます。

こうしたニーズを背景に、AWLは人や顔の検出をする画像解析を行うためのモデル開発にあたり、アノテーションが施された教師データセットを探し、その結果アマナイメージズらのデータセットを採択しました。

AWL執行役員、R&Dディビジョン ディビジョン長の藤村浩司氏は、「FastLabelはデータの権利(著作権者及び被写体から利用承諾を得ていること)を保証したうえで、柔軟にアノテーションも付け加えてくれるということが非常に魅力的でした(一部抜粋)」とコメントしました。

参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000108024.html

(文・Higuchi)

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