本格的なクラウド監視カメラを自社展開、OEMサービス「SeeIT PowerAI」登場。エッジ技術で使いやすさ実現
今後ますます拡大していくことが見込まれている映像解析、映像データ活用分野。社会情勢を踏まえ、さまざまなシーンで監視カメラのニーズも高まっているといいます。
AZPower株式会社と株式会社クリューシステムズは、クラウド型監視カメラサービスを自社サービスとして展開したい企業向けの専用クラウド(OEM)サービス「SeeIT PowerAI」の提供を開始。
多地点カメラの統合管理、遠隔からの閲覧、映像分析などといった本格的なクラウド監視サービスを、スピーディーかつ低コストで導入可能となります。
クラウド型監視カメラサービス「SeeITAI」
クリューシステムズでは、リアルタイム性と高精度を徹底的に追求したクラウド型監視カメラサービス「SeeITAI」を提供しています。
同サービスはクラウドとネットワーク、デバイスを高度に連携。「監視カメラ」「AIカメラ」として駐車場、商業施設、オフィスビル、マンション、店舗、災害監視など、多様なシーンで導入されています。
クラウド型監視カメラを自社展開するニーズに対応
今回提供を開始した「SeeIT PowerAI」は、クリューシステムズがこれまで培ったノウハウを活かし、クラウド型監視カメラを自社サービスとして展開したい企業向けに専用クラウド(OEM)で提供するもの。
クラウドにはMicrosoft Azureを採用し、その高い可用性、堅牢なセキュリティを担保しながら、マルチテナント型または専有型といった企業の要件に合わせた形で構築できます。
使い手を選ばない直感的な操作
同サービスは、ネットワーク設計、既存システムとの連携や認証、権限、セキュリティ対策といったインテグレーションサービスとして対応可能。
必要な機能に絞り込むことで、シンプルなUIを実現し、使い手を選ばない直感的な操作を可能としています。
「エッジクラウド」と「エッジAI」を採用
同サービスで構築するシステムには、「エッジクラウド」と「エッジAI」を採用しています。
「エッジクラウド」とは、カメラ内のSDカードに常時録画し、必要な情報だけをクラウド経由で取り出す方式。クリューシステムズの特許技術を利用した方式で、通信コストなどを大幅に削減できるほか、インターネットが混雑した場合でも録画欠損が発生しません。「エッジAI」とは、カメラ(エッジ機器)側にAIを搭載する方式。カメラから大量のデータをクラウドサーバーへ送信して高速処理する「クラウドAI」と異なり、エッジ側でAI分析を実行可能です。これにより、「クラウドAI」の課題ともいえるハイスペックなサーバー運用や通信コスト・ストレージコストなどを解消できるとのこと。
また、「エッジAI」では個人情報や機密情報に抵触する可能性のあるデータをすべてローカルで管理するため、個人情報流出などのリスクを極小化できます。サーバーの制約がないため、異なるAIアプリも統合的に利用可能です。
PoCパッケージでお試しも
まずは手軽に「SeeIT PowerAI」を試用したい企業に向け、6ヶ月間の実施を前提に構成した『「SeeIT PowerAI」PoCパッケージ』を用意。
顔認証による特定人物の検知、禁止エリアへの人の侵入検知、不審行動や異常挙動(うずくまり・転倒)の検知、施設内の滞在人数や来場者数の人数と属性(年齢・性別)の計測などのAIソフトウェアを選んで利用可能です。参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000031528.html
(文・Higuchi)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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