ジュリア・チャンの4年ぶりとなる新作個展「Remember That Time When What」
Julia Chiang Hold The Air
Acrylic on wood panel H168 × W122 cm H66 x W48 inch
©Julia Chiang Photo by Farzad Owrang Courtesy of NANZUKA
Julia Chiang Excuse Me
Acrylic on wood panel H168 × W122 cm H66 x W48 inch
©Julia Chiang Photo by Farzad Owrang Courtesy of NANZUKA
Julia Chiang With All Your Breath
Acrylic on wood panel H101.5 × W76 cm H40 x W30 inch
©Julia Chiang Photo by Farzad Owrang Courtesy of NANZUKA
NANZUKAにてジュリア・チャンの新作個展「Remember That Time When What」が開催。
チャンの新作は、雫や水飛沫、花弁のような形態の群れと有機的な色面とが、心地よく調和する世界。その美しい色彩で彩られた画面は、生物の紋様のようであり、あるいは地図やエネルギーの流れを表している相関図のようにも見える。そこには計画された規則性があるように見受けられるが、寄せては返す波のように、予測不可能な生命の情動を予感させる。
チャンにとって、その絵画のプロセスにおける不確実性は非常に重要な要素。チャンは、“人々が寄り添うこと、燃えるような熱い歩道を歩くこと、頬が痛くなるほど笑うこと、手を繋いだりキスをすること、踊ったり飛び跳ねたりすること、夜空の月を眺めること、空を飲み込むこと”といった日常生活の中の些細な出来事を、そこで揺れ動く自身の感情を、注意深く抽出してその作品へ昇華。この高度な集中力と忍耐力を必要とする作品を生み出すプロセスは、精神的な時間と空間を超えて作品の表現にたどり着こうとする瞑想のようにも見える。
本展覧会において、チャンは大小15点ほどのペインティング作品と10数点の水彩画作品を発表する予定。本展のオープニングに寄せて、ジュリア・チャンが来日し、7月14日 (金) 17:00 – 20:00 の日程でオープニングレセプションも。
Julia Chiang
Remember That Time When What
2023年7月15日(土) – 8月13日(日)
NANZUKA UNDERGROUND
東京都渋谷区神宮前3-30-10
水曜日 – 日曜日 11:00-19:00
*月曜日、火曜日休業
[email protected]
nanzuka.com
ジュリア・チャン(1978年生まれ、NY, アメリカ)
2000年にニューヨーク大学を卒業。これまで、「Security Is Mostly A Superstition」展(Half Gallery, NY, 2011)、「Forever And Longer」展(Colette, パリ, 2012)、「Coming Together, Coming Apart」展(NANZUKA, 東京, 2013)、「LET ME IN, LET ME OUT」, (B20A, NY, 2015)、「Pump And Bump」展(NANZUKA, 東京, 2019)、「Spit Sweat Shhh」展(The Modern Institute, グラスコー, 2019)、「Holding My Breath Moving Closer Closer,」展(The Modern Institute, グラスコー, 2020)、「Tennis Elbow」展(The Journal Gallery, NY, 2020)、「Salt on Our Skin」展(Nicola Vassel, NY, 2023)と世界各地で個展を行っている。
Instagram URL : https://www.instagram.com/juliachiang/
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