人工筋肉技術を改良し、補助力・歩きやすさを両立!腰の負担を軽減するアシストスーツの新製品
東京理科大学発ベンチャーの株式会社イノフィス(以下、イノフィス)は、2023年5月31日より、外骨格型アシストスーツの新製品「マッスルスーツExo-Power(エクソパワー)」の販売を開始しました。
同製品のメーカー希望小売価格は21万4,500円(税込)。全国の販売代理店やマッスルスーツブランドサイト内のECショップにて購入できます。
歩きやすい・動きやすいアシストスーツのニーズ
イノフィスでは、創業当初の2014年より装着型の作業支援ロボットを開発してきました。現在は腰補助用「マッスルスーツEvery(エブリィ)」「マッスルスーツGS-BACK(バック)」や、上腕補助用「マッスルスーツGS-ARM(アーム)」を提供しています。
同社はさまざまな業界の作業現場に足を運び、ヒアリングを行う中で「腰の負担をしっかりと軽減しつつ、よりコンパクトで歩きやすい・動きやすいアシストスーツ」のニーズを感じ、改良をスタート。
そして今回、マッスルスーツEveryの後継機となるマッスルスーツExo-Powerの発売に至りました。
最大補助力が27kgfにパワーアップ
今回イノフィスが発売したマッスルスーツExo-Powerは、マッスルスーツEveryの特長をそのままに、同社独自の人工筋肉技術の改良により、アシスト力や歩きやすさがさらに進化した新製品。マッスルスーツの最大の特長とされる、空気圧式の人工筋肉を細くしながらも補助力をアップするという、一般的には相反する性能を、イノフィスの独自技術により実現しました。
その結果、従来よりもスリムでありながら、最大補助力は25.5kgfから27kgfにパワーアップ。重量物の持ち上げや長時間の中腰作業での腰の負担を軽減します。
電気・バッテリー不使用で、防⽔・防塵対応なので、⽔場や粉塵の多い場所でも利⽤可能です。
人工筋肉×バネで腿パッドの可動性が向上
イノフィスが2022年に発売したマッスルスーツGS-BACKでは、強い補助力を発生するガススプリング(GS)とバネを併用することにより、強い補助力と歩きやすさの両立を実現しました。マッスルスーツExo-Powerでも同様に人工筋肉とバネを組み合わせることにより、腿パッドの可動性が向上して、歩きやすくなりました。
参考元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000041785.html
「マッスルスーツExo-Power」ブランドサイト:https://musclesuit.co.jp/exo_power/
(文・Haruka Isobe)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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