脳波で睡眠の質を測る。AI睡眠計測デバイスを活用した京都のホテルプランがユニーク
「日本人の4人に1人が睡眠に悩んでいる」「コロナ時代の生活様式の変化が睡眠に影響している」と言われている近年。医科学研究では、生活習慣病や認知症などの重大疾患と睡眠の関係も明らかになっているといいます。
そんな中、ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 京都は、株式会社S’UIMIN(以下、S’UIMIN)の睡眠計測サービス「InSomnograf(インソムノグラフ)」を利用した“睡眠中の自分自身”を知る宿泊プランの販売を開始しました。
プランの提供期間は2023年5月24日(水)~7月7日(金)。1人あたりの料金は28,000円~(サービス料・消費税込み)です。
睡眠中の脳波を計測するプラン
今回のプランは、睡眠計測デバイス「InSomnograf」を使用し、「睡眠中の自分自身」を知るだけでなく、医療レベルの精度で可視化された睡眠の質を確認し、その改善につながる具体的なアドバイスを得られるというもの。装着性の良い脳波測定ウエアラブルデバイスとAIを駆使し、脳波データをクラウドにアップロードして自動解析し導き出される仕組みです。
S’UIMINが2022年におこなった実証実験では、利用者の93.8%が「とても満足・やや満足」と回答し、97.2%の方が「ホテルでの正式提供の際に利用したい」と回答。
また、「深い睡眠の量や自分では覚えていない一瞬の覚醒まで可視化され、自分の感覚では分からない睡眠状態をとても詳しく見れた」「腕時計型のウェアラブル端末と脳波計測の結果を比べることができた」といった声が寄せられたとのことです。
脳波をAIが解析し、睡眠改善アドバイスをサポート
今回のプランで活用される「InSomnograf」は、睡眠時の脳波を測定してAIで解析し、パーソナライズした改善アドバイスを加えて利用者にレポートする、睡眠計測サービスです。電極の装着は簡単。誰でも自宅などのあらゆる場所で気軽に使用でき、起きたらすぐに速報結果が届きます。脳波計測精度は、従来の睡眠検査の標準法であるポリソムノグラフ(PSG) 検査とほぼ同等です。
自身の眠りと新しい視点から向き合う体験をしてみたい人は、ぜひ今回の宿泊プランを利用してみてはいかがでしょうか。
参考元①:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000094621.html
参考元②:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000552.000039557.html
株式会社S’UIMIN 公式ホームページ:https://www.suimin.co.jp/
(文・Haruka Isobe)
ウェブサイト: https://techable.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。