<ライブレポート>NAQT VANE(澤野弘之×Harukaze)「世界一のエンターテイナーになります!」2人揃っての初単独イベント【Greetings from NAQT VANE】レポート公開

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<ライブレポート>NAQT VANE(澤野弘之×Harukaze)「世界一のエンターテイナーになります!」2人揃っての初単独イベント【Greetings from NAQT VANE】レポート公開

 坂口健太郎主演ドラマ『Dr.チョコレート』挿入歌「Odd One Out」も注目を集めているチームプロジェクト・NAQT VANE(ナクトベイン)が、5月20日 東京・渋谷WWWにて初のグリーティングイベント【Greetings from NAQT VANE】を開催した。

<澤野弘之×Harukaze 2人揃って初めてステージに立つ日>

 様々な映像作品の音楽を手掛け、ボーカル楽曲に重点を置いたプロジェクト・SawanoHiroyuki[nZk](サワノヒロユキ ヌジーク)でも絶大な人気を博す澤野弘之。そんな彼が「常に夢中にさせてくれるボーカリスト」と絶賛する新人シンガー・Harukaze。さらに独創的なアートワークを手掛けるクリエイティブコレクティブ・Classic 6(クラシックシックス)と、多種多様な才能の重なりによって発足したチームプロジェクト・NAQT VANE。

 昨年9月の結成以降、海外も視野に入れた世界標準の楽曲を発表し続け、今年3月には初のEP『NAQT』もリリースした彼らだが、澤野弘之×Harukazeが揃ってステージ上でライブするのは初ということで、今回の公演のチケットはソールドアウト。会場には超満員のオーディエンスが集結し、観客の声出しが解禁されたこともあって、開演前から熱量高い歓喜のムードが充満していた。

<澤野が生み出すサウンドスケープ×Harukazeの生歌の衝撃>

 そんなVANES(NAQT VANEファンの呼称)が待つ会場に登場したふたりは、ギター(&チェロ)とベースも交えた初のバンドセットによるライブをスタート。澤野が生み出す幻想的かつ劇的なサウンドスケープの中で「TOUCH」を歌い始めたHarukazeの声は、レコーディング音源のクオリティそのままに多くの者が驚いたであろう、想像を上回るエモーショナルさでもって一瞬にして空間を掌握していく。さらに、続く「Break Free」でも溢れ出る想いをすべて歌に乗せて、誰もが腕を振り上げながら音楽と一体化していく光景を生み出してみせた。

 「Welcome to the Greetings from NAQT VANE! ということで、皆さん……ありがとうございます! 声出しOKなのでもっとバンバン下さい、みたいなことを言おうと思っていたんですけど、凄い! もう凄い聞こえてくる! 配信で観て下さっている方たちもいらっしゃるということで、Hello! ありがとうございます!」と最初のMCからゴキゲンのHarukaze。それもそのはず、この日が完全体のNAQT VANE初ライブにも関わらず、客席には静かに様子見している者はほとんどおらず、常に歓声と拍手をステージに送り続けるVANESで溢れていた。

 とにかく元気でハートフル。まるで彼女の人間味に満ちたキャラクターの映し鏡とも言えるみんなとの絆を深めるべく、イベントはトークタイムに突入。事前にVANESから応募した質問に次々と答えていくのだが、今までで一番のライブについて問われると「今日です!」と澤野と2人揃って即答。お互いの第一印象については、澤野は「ギャル」と、Harukazeは「私はめちゃくちゃ怖いと思ってました!」と答え笑いを誘っていた。

<「NAQT VANEの共感者もまたNAQT VANE」体現する音楽空間>

 その後も時間の許す限りVANESの質問に答えたあとは、揺るやかなムードから一転。緊張感あるピアノの旋律とともに「CHRONIC」を歌い始め、思い通りにならないものに対して苦悩しながらも立ち向かっていく、そんなBenjamin + cAnON.が手掛けた歌詞の世界の主人公を憑依させながら、その生き様をドラマティックに熱唱してみせた。そこからノンストップで「Odd One Out」「Reminiscing」「VANE」とそれぞれの世界をシンセサイザーとアップライトピアノを駆使しながらバンドメンバーと構築していく澤野と、その世界で物語を感情豊かに走らせていくように歌うHarukaze。そうして立体化していく音楽に身も心も委ねながら空間全体の熱量を倍増させていくVANES。

 「NAQT VANEの曲を聴いて気に入ってくれた人がいたら、その人たちもNAQT VANE。好きになったり、共感してくれたりしたら、その人たちもNAQT VANEのチームの一員」──これはデビュー時のインタビューにおけるHarukazeの言葉だが、まさにその通りの関係性が早くもこの日のライブでは完成しており、NAQT VANEの音楽が持つ求心力に衝撃を受けた。なお、このイベントでは、NAQT VANEをデビュー前から取材し続けているライター・平賀哲雄による公開インタビューが設けられ(その全貌はBillboard JAPANにて後日掲載されるので、そちらをご覧頂ければと思うが)、Harukazeはその場で「世界一のエンターテイナーになります!」と宣言した。

<NAQT VANEの可能性「世界一のエンターテイナー」>

 言葉にするのは容易くも、実現するのは途方に暮れるほど難しい目標である。だが、この日のライブは、やがて世界中の音楽フリークが注目する舞台、例えば【コーチュラ】だったり【グラストンベリー・フェスティバル】だったり、各国を代表するアーティストが集結するようなステージにNAQT VANEが立っている姿をイメージさせる、大げさでなくそんな高次元の音楽空間が創造されていた。すでに海外でも高い評価を得ている澤野弘之の音楽性と、それに見合う英語詞をネイティヴかつエモーショナルに表現できる、しかもまだまだ発展途上中のHarukazeの歌声。そして「NAQT VANEの曲に共感してくれたら、その人もNAQT VANE」を実現できる、その輪をどこまでも広げていけるであろうNAQT VANEの世界観をもってすれば、世界一のエンターテイナーなんていう大それた存在になる夢を叶えるのも不可能ではないだろう。

 澤野のユーモラスなキーボードソロを経て、Harukazeが涙しながら歌い上げた「Beautiful Mess」は、VANESのあまりにホープフルで美しかったシンガロングも含め、そんなまるで映画のようにぶっ飛んだ未来を想像させるに十分だった。

<自分の信じる音楽を追求してぶつけていきたい>

 「泣かないって決めたのに!」と嬉しそうに笑うHarukazeと、その姿を微笑ましく見守っていた澤野やバンドメンバーたち。両手でNとVの字をつくるNAQT VANEポーズを会場中のみんなで決めながら記念撮影すると、Harukazeが最後に語り始める。「私にとってこのイベントが……人生の起点になったというか(涙を溢れさせる)。だから、本当に皆さんがこの場を一緒に共有して下さったこと……とっても嬉しいです。ありがとうございます。これからもたくさんNAQT VANEの曲を皆さんにお届けしながら私も挑戦したいと思うので、皆さんも「これやってみようかな?」と迷っていることがあったら、私たちの曲がそれに挑戦するきっかけになってくれればいいなと思っています。」

 そして、澤野が「こうやって皆さんとNAQT VANEというプロジェクトでお会いできるのをすごく楽しみにしていましたし、本当に皆さん温かくて……うん。改めて皆さんに支えてもらいながら僕も自分の信じる音楽を追求して、それを皆さんにぶつけていきたいなという気持ちが高まってきました。そして、より皆さんとうわぁ!って楽しめるようなライブを創っていけたらと思っていますので、今後もぜひよろしくお願いします。今日は本当にありがとうございます!」──そう語ると、ライブは最後の1曲へ。記念すべきデビュー曲「Break Free」のアコースティックバージョンを届けていく。

 この手の中 灯る eagerness
 For it’s own sake, let it be もう邪魔されずに
 Live as if today’s the last day to live

 そんな自身たちとここに集いしすべての人たちへのメッセージを歌い残し、澤野弘之×Harukaze揃い踏みのNAQT VANE初ステージは幕を閉じた。なお、彼らは初のアルバムに向けて動き始めているとのことで、今後の展開にもぜひ注目してほしい。

取材&テキスト:平賀哲雄

◎グリーティングイベント【Greetings from NAQT VANE】
2023年5月20日(土)東京・渋谷WWW セットリスト:
01.TOUCH
02.Break Free
 Talk Part A
03.CHRONIC
04.Odd One Out
05.Reminiscing
06.VANE
 Talk Part B (Billboard JAPAN公開インタビュー)
07.Beautiful Mess(未発表曲)
08.Break Free(Acoustic ver.)

◎リリース情報
配信EP『NAQT』
2023/3/22 DIGITAL RELEASE
<収録曲>
01.CHRONIC
02.TOUCH
03.Odd One Out
04.Reminiscing
05.VANE
06.Break Free
https://avex.lnk.to/NAQT

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