社内ハラスメントの防止へ。AIのコミュニケーション解析技術を用いたソリューション登場

職場でのハラスメントが社会問題となっている近年。2020年に厚生労働省が実施した「職場のハラスメントに関する実態調査」によると、過去3年以内にパワーハラスメントを受けたことがあると回答した人の割合は31.4%という結果がでています。

パワーハラスメントが身近に認識されるようになり、2019年に改正された労働施策総合推進法では、事業主に職場におけるパワーハラスメント防止対策をすることが義務付けられました。しかし、事業主がハラスメントを防止するために、会社内の全てのコミュニケーションを監視することは難しいでしょう。

そんな中、登場したのが株式会社foxcaleのハラスメントを防止するデジタルソリューション「foxcope-CA」。

犯罪を立証するために利用する、電磁的記録の解析技術「デジタル・フォレンジック技術」を用いて、会社内のハラスメント防止につなげます。

foxcope-CAとは

「foxcope-CA」を導入すると、最初に会社内のメールやチャットなどのコミュニケーションデータが自動収集され、バックアップが行われます。

その後、データのスクリーニングが行われ、AIによってハラスメントの疑いのあるコミュニケーションが自動的に抽出されるため、組織のどこで問題が起きているかを把握することが可能です。なお、抽出したコミュニケーションを一覧表示して内容を閲覧したり、キーワード検索したりすることもできます。

さらに、人物別のリレーションやタイムラインを表示しながら分析することも可能で、人事評価やハラスメント防止教育に役立てることができます。

コミュニケーションデータの適切な管理にも

「foxcope-CA」は、退職者の過去のメールに含まれていたデータを参照したいという場合にも活用できます。メールやチャットの添付ファイルがクラウド上に保存されるため、ファイル名で検索してダウンロードすることが可能です。

「foxcope-CA」は、ハラスメントを防止するだけではなく、会社内のコミュニケーションデータの適切な管理という面においても、企業のコーポレート・ガバナンスの強化に役立ちそうです。

参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000121127.html

公式サイト:https://www.foxcale.com/foxcope-ca

(文・Sada Yuka)

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