家庭用見守りロボット「cinnamon」に⾼齢者向けChat GPTが搭載、孤独感の解消となるか
先進国では独居老人が急速に増加しています。そんな中、ロボットベンチャー・ドーナッツ ロボティクス株式会社では、株式会社メタリアルとの協業で、Chat GPTを⾼齢者向けにチューニングし、⾒守りロボット「cinnamon」に搭載することを発表しました。多くの⾼齢者が持つ「孤独感」を最新のテクノロジーで解消し、⽇々のコミュニケーション機会を多くつくることで⾼齢者の幸福感と⽣活の質の向上を⽬指すロボットの開発をスタートするとのことです。
「cinnamon」に⾼齢者向けChat GPTを搭載
これまでも会話AIは数多く存在しましたが、特定の場⾯では⼒を発揮するものの、会話が成り⽴たないことも多くありました。これに対して、これまでのAIとは学習⽅法の違うChat GPT会話AIは、⼈間にとって違和感のない会話が可能です。
ユーザーの感情を汲み取る能⼒が進化しているChat GPTに、メタリアル社ではさらにチューニングを加え、⾼齢者への思いやりを持ったAI会話の実現を⽬指します。ロボットからの呼びかけで楽しいAI会話を実現
⾼齢者が使うためには、余計な設定を必要としないところが重要です。「cinnamon」には⾚外線センサーが搭載されており、電源が⼊っていれば、ロボットの周辺を通るだけで、ロボットから⾼齢者に話しかけます。
ロボットの「呼びかけ」が⼤事
スマートスピーカーやTV、タブレットなどとの違いは、ロボットから呼びかけることができる点です。Chat GPTは質問を待つしかないことがその弱点とも⾔えますが、ロボットがセンサーで⼈との間に⼊って会話のきっかけをつくることで、そのマイナスも解消されます。
両社は今後、⾼齢者との実験を経て、ロボット量産化を検討する予定です。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000057944.html
(文・zio)
ウェブサイト: https://techable.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。