大日本印刷ら、EV車両のワイヤレス充電機能に関する実証試験を実施
大日本印刷株式会社(以下、DNP)は、双日株式会社(以下、双日)、株式会社ダイヘン(以下、ダイヘン)との業務提携を発表しました。これにより、ワイヤレス充電機能を搭載した商用電気自動車(EV)の実用化に向け、共同で取り組んでいきます。
双日のEV車に試験用システムを搭載
DNPらは、ワイヤレス充電機能を搭載した商用EVの実証実験を公道で行いました。実証試験は、EV車両にワイヤレス充電機能を実装した改造車両を、公道で走行するというもの。
実証実験で使用した改造車両は、DNPの「ワイヤレス充電用シート型コイル」を使用した、車両側受電コイルと地上側送電コイル設備を搭載。地上から車両を充電する仕組みとなっています。
充電作業の負荷軽減と利便性の向上が期待される
EV車両のワイヤレス充電システムは、充電器と車体をケーブルで接続する必要がないため、充電作業の負荷軽減と利便性の向上が期待されています。脱炭素社会の実現に取り組む企業でのEV運用が増加する中、ワイヤレス充電の実現によって、充電ケーブルに起因するトラブルやメンテナンス費用、充電スペースの削減などが見込まれます。DNP・双日・ダイヘンの3社は今回の提携を通じて、ワイヤレス充電機能を搭載したEVの車種拡大と実用化を促進する方針とのこと。今後、ワイヤレス充電術の普及が進むことで、電気自動車の利便性が向上し、さらなるEVシフトの加速が期待されます。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000344.000069194.html
(文・S.Inosita)
ウェブサイト: https://techable.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。