アフタヌーンティーを楽しむ旅。東京のおすすめ店&注目スポット
心ときめくスイーツを求めて年間1000を超える全国のカフェを巡る、スイーツ王子 いでくんです。
今回は、東北や北陸、西日本など全国への発着地点ともなる東京の玄関口「JR東京駅」で降り立ち、お写んぽに行ってきました。話題の「ヌン活」スポットや「推し活」スポットを巡るスイーツ旅をお楽しみください。
東京駅
旅の始まりは東京の玄関口、東京駅から
その歴史、外観、デザインなどあらゆる面で日本を代表する駅にふさわしい東京駅。改札を出てすぐ、見上げると美しいドーム型の天井が目に入ります。
天井の八角形の各点には羽を広げた鷲。よく見ると、足元に稲穂をつかんでいます。これは、日本の稲作が稲穂を持った鷲によって始まったという伝説にちなんでいるという説もあるそう。
レンガ造りが美しい丸の内駅舎。駅舎前の広場は、カメラを向ける国内外の旅行者でいっぱいでした。
帝国ホテル 東京
言わずと知れた格式ある「帝国ホテル 東京」へ
最初に向かう先はラグジュアリーホテルのパイオニア、1890年の開業以来約130年にわたり国内外より多くのゲストが訪れる「帝国ホテル 東京」。アメリカのハリウッド女優、マリリン・モンローが新婚旅行で訪れたことはあまりにも有名です。
ホテルに入ってすぐのロビーでは、華やかな装花がお出迎え。クラシックで上品な空間にわくわくしつつ、本館最上階のラウンジ「インペリアルラウンジ アクア」へ。
大きな窓から目の前に広がるのは、皇居や東京のビル群を臨める絶好のロケーション。
時間がゆったりと流れるラウンジで都心の絶景を眺めていると、甘酸っぱい香りが近づいてきました。
テーブルいっぱいに広がる旬のいちごを堪能できる、いちご尽くしのアフタヌーンティー「Afternoon Tea Fraise」(季節限定メニュー)。帝国ホテルのラウンジでいただく華やかなフレンチペストリー。女子が憧れるのも納得です。
では、一皿ずつ楽しみながらいただきましょう。
1段目から、わたくしスイーツ王子もハートを鷲掴みされました。宝石箱のようなかわいいフォルムのミニクロワッサン(前列中央左)をはじめ、オペラ(前列右/フランス発祥のケーキ)にミニシュー(前列中央右)に、リンツァータルト(前列左/オーストリア北部のリンツ発祥のタルト)。
2段目には、ガランティーヌ(前列中央/フランス料理のひとつでチキンロールの蒸し焼き)やヴィシソワーズ(中央/じゃがいもの冷製スープ)などのセイボリー(塩味の軽食)とスコーン(前列右)。ランチ代わりにもぴったり。
3段目には、前菜として楽しみたい花束のようなヴィーガンブーケサラダ(前列左)や魚介のカクテル(前列中央)にフォカッチャ(前列右)。
そして、見た目にもかわいらしいグラス仕立てのフレジエ(フランス版ショートケーキ)。
旬のいちごをたっぷりと盛り込んだスイーツとセイボリーは、甘酸っぱい味と香り、華やかさや可憐さなど、いちごのさまざまな表情が味わえ、いちごの季節にぜひ楽しみたいものでした。
※編集部注:ご紹介したのは2023年3月14日までの季節限定メニューです。2023年3月15日~4月30日は、いちごを主役に桜と和をテーマにしたアフタヌーンティー「Afternoon Tea 苺」を楽しめます。帝国ホテルのアフタヌーンティーについて、最新情報はこちらをご確認ください。
福徳神社
パワースポットとして話題の「福徳神社」へ
アフタヌーンティーで腹ごしらえしたあとは、今話題になっているパワースポットへ。日本橋にある徳川家康をはじめ歴代の徳川将軍たちがお参りしたとされる「福徳神社」。帝国ホテル 東京から地下鉄を使って20分ほどで、三越前駅で下車します。
都心のビルの中に現れるこちら、都会の喧騒から一転して厳かな雰囲気に包まれています。
鮮やかな真っ赤な鳥居が目印。道行く人たちもカメラを向けています。
立派な鳥居をくぐったら、まずは神狐が両脇に控える社殿で手を合わせました。
お参りが済んでから周りを見回すとたくさんの絵馬が目に入ってきました。
よく見ると……アイドルグループのチケット当選祈願! そうなんです。こちらの神社は、宝くじやアイドルグループのチケットが当たるパワースポットとして、都内でも話題のスポットなのです。
実は、福徳神社は江戸時代に「富くじ」という現代の宝くじのルーツとなったくじを販売していて、高額当選のご利益があると当時から有名だったのだとか。
推しのアイドルグループのコンサートのチケットが当たった! などと書かれている絵馬もたくさんあり、「推し活」スポットとして注目を集めているということで……
自分もちゃっかり買っておきました、お守り。いつかそのご利益にあずかれますように。
1日目はこれで終了。東京駅近くのホテルに宿泊します。
YANMAR TOKYO
お米をテーマにした複合施設「YANMAR TOKYO」へ
2日目は、東京駅直結の「YANMAR TOKYO」へ。ショップやレストランが入ったヤンマーの複合施設。2023年1月にオープンしたばかりということで、チェックしなければと立ち寄ってみました。
再開発事業が進んで、さらに盛り上がりを見せる東京・八重洲の街に現れたスタイリッシュな外観の建物。
入るとすぐ目に入ってくるのは、ヤンマー⽶ギャラリーを代表するモチーフである⽶粒のオブジェ。
お米づくりの過程で、次々に現れる問題に対して、どんな解決策を施せばいいのか、農家さんが⽣み出してきた知恵と⼯夫をサイコロを使ったゲームで体験しながら学べるモニター。ゲームを進めると刻々と変化していく美しい⽥園⾵景も楽しい。
HANASAKA SQUARE(ハナサカ スクエア)は、あらゆる人の新しい可能性が未来に向けて満開に咲き誇るイメージをダイナミックに吹き抜け空間で表現したという、幾重にも重なる桜の花びらで構成されたアートワーク。クリエイティブディレクター佐藤可士和さんによってプロデュースされた空間は圧巻です。館内にあるヤンマー直営のお弁当屋さん「海苔弁八重八」でお弁当を買って、こちらで軽食をとるのもあり。
マーサーブランチ ギンザテラス
銀座を見下ろせる「マーサーブランチ ギンザテラス」へ
ニュースポットのあとは、オトナの街・銀座へ向かっていきます。お目当ては、感度の高い遊び上手なオトナが集う都会的なレストランカフェ「マーサーブランチ ギンザテラス」。YANMAR TOKYOから徒歩15分ほどです。
店内に入ると、レンガやウッドのぬくもりがプラスされたスタイリッシュなメインフロアがお出迎え。レンガづくりのシャンパンクーラーなど落ち着いたインテリアに囲まれて、さっそくアフタヌーンティーセット「WhiteChocolate&Strawberry Afternoon Tea~ホワイトチョコソースとベリーミックスのフレンチトースト~」(季節限定メニュー)をオーダー。
こちら、カップルでのデートランチやアフタヌーンティー女子会でも人気。私のSNSを見てくれていると声をかけてくれたお隣のテーブルのカップルも、アフタヌーンティーセットをオーダーされていました。
オープン前から行列をつくるのも納得のボリュームたっぷりなラインナップ。カフェのアフタヌーンティーセットながらホテルやレストランと肩を並べるハイクオリティなスイーツとセイボリー。
ホワイトチョコレートとストロベリーがテーマの今回、さっそくいただきましょう!
まずは、冷めないうちにいただきたいこちら。マーサーブランチといえば! な、シグネチャーメニューのフレンチトースト。甘酸っぱいミックスベリーがゴロゴロのったフレンチトーストにホワイトチョコレートを自分でかけて楽しめる。
1段目から目を引くホワイトチョコレートでできたハート型のボックスの中には、フレッシュないちごとマシュマロ。その横にはミニパフェにボンボンショコラも。
2段目は、いちごのミルフィーユ(前列左)をはじめ、タルト(後列左)にマドレーヌ(後列右)にムース(前列右)と、クラシックなラインナップ。
3段目は、オマール海老とココナッツのテリーヌ(中列中央)、サーモンタルタルとキャビアのブルスケッタ(中列左 イタリア発祥の前菜)、ローストビーフとひよこ豆フムスのディップ(前列)、イチゴとチェリーモッツァレラのカプレーゼ(後列)、リコッタホイップとホワイトチョコのタルト(中列右)、といったレストランクオリティなセイボリーがずらり。
そして、オプションで付けられるこちらがおすすめ。トリュフ香るポテトフライ「トリュフ フレンチフライ」は甘いスイーツのお供にぴったり。ポテトフライを口に運ぶ手が止まらなくなるほどの中毒者が続々と現れる、リピーターも多い人気メニュー。
※編集部注:ご紹介したのは2023年3月31日までの季節限定メニューです。2023年4月1月~6月30日(予定)は、チョコレートを主役に華やかなカラーで彩られた春の新作アフタヌーンティーが楽しめます。マーサーブランチ ギンザテラスのアフタヌーンティーについて、最新情報はこちらをご確認ください。
マーサービス ギンザ
旅の締めにはお土産スイーツも欠かせない
マーサーブランチのスタッフさんにお土産におすすめのスイーツを聞いたら、ギンザシックスにある「マーサービス ギンザ」を教えてもらったので行ってみることに。カフェから徒歩10分ほどです。
こちらは渋谷で連日行列が続く生キャラメルシフォンケーキが話題になったマーサービスが2022年春にオープンしたショップ。
ショーケースには名物のシフォンケーキのディスプレイが並びます。アイコニックなフォルムとキャラメルやピスタチオなどバリエーションも豊富で、選ぶのに迷ってしまうこと必至。
ショーケースの奥でパティシエさんがつくっているところを見ているだけでも楽しめちゃう。
今回気になったのはカウンターに並ぶ名物のこちら。その名も「シフォンシェ」。名前の通り、シフォンケーキとフィナンシェ(フランス起源のバターケーキや焼き菓子の一種)を組み合わせた、シフォンケーキのミニチュア版のようなかわいいビジュアル。
今回のお土産はこちらに決定。
いくつかお持ち帰りしたのだけれど、家まで我慢できなくて道中で味見と称して食べちゃいました。お店でフォークをもらえるので、フォークを刺したら食べ歩きスイーツに変身。
食べてみると、外側にコーティングされたホワイトチョコレートはパリッと、内側はシフォンケーキのしっとり食感。これは、2個、3個とペロリと食べられてしまうスイーツ。
2日間、ぽかぽかとした晴天に恵まれたなかで楽しめたスイーツ旅。今回は、東京駅を中心としたエリアのスイーツを巡ってみましたが、東京にはまだまだわくわくするスイーツがたくさん。次回はどこのエリアのスイーツを楽しもうかと思いを馳せながら、お土産スイーツを片手に東京駅から帰路につきました。
東京駅
掲載情報は2023年3月31日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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