乙武洋匡さん「『相手エラーによって出塁した』という前提条件が、議論を複線的にしてしまっていますよね」 高校野球でのペッパーミルの件で

3月18日に行われた選抜高校野球の試合で、WBCで流行している「ペッパーミル」のパフォーマンスを選手が行ったところ審判から注意され、監督が疑問を呈したというニュースが話題となっている。
玉木雄一郎・国民民主党代表や河野太郎デジタル大臣がそれについてTwitterで私見を述べ、それぞれ反響を呼んでいた。



参考記事:
高校野球でのペッパーミルのパフォーマンスに賛否 玉木雄一郎代表や河野太郎大臣がTwitterでコメント
https://getnews.jp/archives/3392923[リンク]

一方、作家の乙武洋匡さんは19日の午後1時45分頃、

ペッパーミルの件は、「相手エラーによって出塁した」という前提条件が、議論を複線的にしてしまっていますよね。

審判は、「相手のエラーを煽るようなことをするな」と言いたかったのか、「とにかくパフォーマンスは禁止」なのか。前者なら、まだその意図もわかるのですが……。

とのツイートを行っていた。

高野連の見解は

これに対し、他のTwitterユーザーは「後者のようだ」として高野連(日本高校野球連盟)の見解を示した記事を貼っていた。

センバツ高校野球 選手が「ペッパーミル」で注意 高野連が見解
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230318/k10014012961000.html[リンク]

その記事によれば、

「高校野球としては、不要なパフォーマンスやジェスチャーは、従来より慎むようお願いしてきた。試合を楽しみたいという選手の気持ちは理解できるが、プレーで楽しんでほしい」
「今回は『ペッパーミル・パフォーマンス』だったが、ふだんから派手すぎるガッツポーズなどには審判や大会側から注意をしている。エラーで出塁したかどうかは関係ない」

というのが高野連の見解であり、

「不要なパフォーマンス」について明確な基準はないものの、プレーに直接関係ないことや自然に出るガッツポーズを逸脱した行為などが対象

とのこと。
「ペッパーミル」に限らず、高校野球でのパフォーマンスの是非にまつわる議論、今後も続きそうである。

※画像は『Twitter』より

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Taka

元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。

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