【テントの数え方】テントはどう数えるのが正解なの?なぜ他の数え方だと間違いになるかも解説!
キャンプや時に運動会など屋外イベントなどで用いられるテント。
近年のキャンプブームもあってかなり身近に見かける人も増えたと思いますが・・・、どう数えるのが正解なのでしょうか。
ここでは、そんなテントの数え方について解説します。!
テントとは

まずテントがどのようなものかを見ていきましょう。
ご存知かもしれませんが、テントは雨風や日光を防ぐために建てられる厚い布製の幕です。
キャンプの時はもちろん、運動会などの暑い日はテントが無いと大変ですね!
そんなテントですが、歴史は結構長いんです。
テントの歴史

テントの始まりに関しては諸説ありますが、有力なのが遊牧民族が乾燥地帯や砂漠を巡回する際に簡単に設営や解体が出来る天幕住居を利用していたのが始まりとする説です。
パオやゲルと呼ばれるものが、その代表です。
狩猟民族なども長期において移動する際に利用したものが原型とされます。
長い歴史を持つテントは、現在ではより機能的に進化して私たちの生活に役立っています。
テントの数え方

ここからは、本題となるテントの数え方について見ていきましょう。
1張り、2張りが正解!
正解は、「張り」です!
「張り」は、テントだけでなく、蚊帳やカサに提灯などを数えるときに用いられます。
布と骨組みで構成される、持ち運びが容易なものを数えられる助数詞です。
勘違いされやすい数え方

よく勘違いされて使用されることもある、間違ったテントの数え方についても見ていきましょう。
1台2台
まずはこの「台」!
大きめの器具とか用具は大体この「台」で済みます。
ところが、テントに関して言えばその限りではありません。
1梁(はり)2梁
惜しいとも言える数え方なのが、「梁」です。
音は合っていますが・・用いている漢字が違いますね。
ちなみに、梁は木造建築で屋根を支える横木のこと、しび数え方は「1本2本」です。
1基2基
「基」は、人間一人の手では簡単に動かすことが出来ないものを数える時に用いられます。
そのため信号機やタワー、公園のベンチなどを「1基2基」と数えます。
テントは持ち運びが容易にされるようになっているので、不正解になるのです。
張りと数える由来

「張」という漢字は、「弓」の象形と「長」の象形の組み合わせです。
そのため「張」という漢字そのものが「弓の弦、綱、琴の糸などをはる」、「ひろげる」、「設ける」などの意味を持ちます。
それが転じて、テントを1張り2張りと数えるようになりました。
まとめ
あまり数を数えることは無いかもしれませんが、テントの数え方は「張」となります。
結構曖昧にしたままになりがちな「ものの数え方」ですが調べてみると面白いですね。数え方1つにしても由来や歴史などが大きく関わっていることが分かります。
他には、蚊帳やカサに提灯などを数えるときに用いられる助数詞となっています。

- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。