MetaがSHIBUYA 109 渋谷店にクリエーター支援拠点「Creator Collaboration Space」をオープン

MetaはSHIBUYA 109エンタテイメントとの業務提携により、ワークショップやセミナー、交流イベントなどを通してクリエーターの活動を支援する拠点「Creator Collaboration Space」を3月3日にオープンしました。

Metaの日本法人Facebook Japan 代表取締役の味澤将宏氏は、Metaが考えるクリエーターを「自分のパーソナリティがブランドになっている人たち」と定義。独自のコンテンツを発信すること、それをコミュニティに広げること、さらにビジネスとして収益化することをサポートできる機能を拡充していると説明します。同拠点で提供する価値として「知見やスキルを身につける」「クリエーター同士でつながる」「新たなビジネスチャンスを獲得する」の3点を挙げ、オープンから1年にわたって日本のクリエーターが飛躍する後押しをすると語りました。

知見やスキルの面では、InstagramクリエーターがARやVR、NFTといった最新のテクノロジーに触れ、学ぶことができるイベントやワークショップを開催する予定。Instagramの最新機能やベストプラクティスを学べる「Instagramマスタークラス」、InstagramのARエフェクトを作成するプラットフォーム「Meta Sparks」を学ぶ「ARエフェクト作成ワークショップ」、VRヘッドセット「Meta Quest」を使ってフィットネスやスポーツ、アート、映像鑑賞といったアクティビティを体験する「VRで趣味を深めるイベントシリーズ」の開催を予定しています。

さらに、シンセカイテクノロジーズが運営する次世代クリエーターレーベル「cryptex」と共同で、NFTを「知る・持つ・作る・売る」の4ステップに分けて学ぶワークショップを開催します。

クリエーター同士のつながりやコミュニティを作る機会としては、Netflixの話題作を一緒に鑑賞したり、Meta Questを使ってVR空間で鑑賞したり、クリエーターのおすすめ作品をファンと楽しむNetflixウォッチパーティー、次世代アーティイストの音楽活動をサポートするFRIENDSHIP.と共同で開催するアーティストライブの開催を予定しているとのこと。

これらプログラムは招待制で、都度募集を行うとのこと。Z世代を中心に若年層が集まるSHIBUYA 109 渋谷店という立地を生かした、クリエーターとファンの交流イベントの企画も検討を予定。

ビジネスチャンスを獲得する機会としては、クリエーターとの協業を検討する企業向けに、課題解決のための調査や企画、施策の実施まで行うマーケティングプランを提供することが発表されました。

SHIBUYA 109エンタテイメントは15歳から24歳の200人の男女「around20」の声を聞き、この世代に特化したマーケティングを行う「SHIBUYA 109 lab.」を組織していて、この知見を活用するもの。具体的には、企業とZ世代の共創型プロジェクトとしてワークショップやイベント、若者と企業それぞれに向けたセミナー、インタビュー調査やサンプリング、会場調査といったマーケティング活動を予定しています。

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shnsk

宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

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