個性豊かな店舗デザインのスターバックス。旅先で訪れたい5店舗
コーヒー好きのみならず、多くの人々に愛されるスターバックス。そんなスターバックス に、その地域の文化を伝えることを目的に、歴史や伝統が伝わる建築デザインを活かした店舗があるのをご存じですか?
普段と違う雰囲気の中で飲むドリンクは格別なもの。今回は、旅先で立ち寄るのにおすすめの個性豊かなスターバックスを5店舗ご紹介します。
【目次】
①川越鐘つき通り店(埼玉県)
川越の伝統的な蔵造りを模したデザイン。漆喰をイメージした素材が使用されており、地域の歴史・地元色が色濃く感じられる風合いとなっています。街並みへの敬意が表されているよう。
店内中央にある中庭。奥には広々したテラス席もあり、季節によって移り変わる景色と空気を堪能しながら、ドリンクを飲むことができます。なお、川越市指定有形文化財に指定されている「時の鐘」の鐘の音もここに届くのだとか。
■店舗情報
川越鐘つき通り店
埼玉県川越市幸町15-18
アクセス:西武新宿線「本川越駅」から徒歩約19分
②信州善光寺仲見世通り店(長野県)
信州善光寺へと続く仲見世通り沿いにある木造日本家屋の店舗。デザインコンセプトは「賑わいと静寂、光と影」。障子や天窓を通して柔らかな光が差し込み、それらがつくりだす影の美しさが魅力的です。大正から昭和初期を思わせる懐かしさがあります。
2階の小上がりスペースは、床暖房完備の「掘りごたつ」になっています。寒い日にホットドリンクを片手にゆったりと過ごせば、体も心もじんわりと温まりそうですね。
■店舗情報
信州善光寺仲見世通り店
長野県長野市元善町483
アクセス:長野電鉄長野線「善光寺駅」から徒歩約10分
③浜松城公園店(静岡県)
地元の人々に親しまれる浜松城公園内にある店舗。既存の公園の木を最大限残し、周囲の景観を活かすデザインとなっています。建築上切らなければならなかった木は、入り口の扉の取手や店内のアートとして活用。まるで森に包まれたような雰囲気があります。
店内と外を仕切るのは、大開口のガラス窓。席からは、公園の緑が目の前に広がります。木々の間からは、浜松城の天守閣の姿もちらり。屋根の天井部分には「天竜材」を使用。客席のクッションには、地域の伝統工芸である「遠州織物」が取り入れられています。
■店舗情報
浜松城公園店
静岡県浜松市中区元城町100-2
アクセス:遠州鉄道「遠州病院駅」から徒歩約17分(新幹線停車駅のJR「浜松駅」からはバス利用で15分ほど)
④京都二寧坂ヤサカ茶屋店(京都府)
築100年を超える伝統的な日本家屋を活用した店舗。世界遺産の清水寺へと向かう道、二寧坂にあります。大正時代の雰囲気を残している街並みに、しっくりと馴染む外観です。
店内には、畳に座ってゆったりと過ごせるスペースが3か所あります。掛軸風の展示、和紙でつくられたアートなども設置。京都の伝統的な雰囲気と、現代モダンが融合する、落ち着きのある空間を楽しめます。
■店舗情報
京都二寧坂ヤサカ茶屋店
京都府京都市東山区高台寺南門通下河原東入桝屋町349
アクセス:京阪本線「祇園四条駅」から徒歩約18分
⑤大阪城公園森ノ宮店(大阪府)
大阪城公園中央にある、大阪城天守閣の石垣からインスピレーションを得てデザインされた店舗です。要素は「石」であり、カウンター席には石材が活用されています。
大きなガラス窓から見える豊かな緑。森側にはテラス席が並び、自然の風や太陽の光を感じながら過ごすことができます。店内に飾られているのは、地元大阪で活動するアーティストたちによるオリジナルアートの数々。個性あふれる作品からは、スターバックスが大切にする多様性のある価値観が伝わってきます。
■店舗情報
大阪城公園森ノ宮店
大阪府大阪市中央区大阪城3-9
アクセス:JR・Osaka Metro「森ノ宮駅」から徒歩約4分
「いつも通っているスターバックスとは違う!」と驚いた人もいるのでは。ご紹介した5店舗は和の雰囲気を取り入れており、日本の情景にしっくりと馴染むものばかり。旅先での休憩スポットとして、好きなドリンクと一緒にお店の雰囲気も楽しんでくださいね。
スターバックス リージョナル ランドマーク ストア
今回ご紹介した店舗はすべて、スターバックスが地域の文化を世界に発信することを目的に、各地域の象徴となる場所に建築デザインされた「リージョナル ランドマーク ストア」です。
掲載情報は2023年2月28日配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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