東京・新大久保にバングラデシュの「お湯ごはん」を食べに行こう / サルシーナハラルフーズ

JR新大久保駅から徒歩5分ほどの場所にあるバングラデシュ食堂『サルシーナハラルフーズ』(東京都新宿区百人町2-1-50)は、住宅街にポツンとあるお店で、アジア食品を販売する商店内にある。

『サルシーナハラルフーズ』に行けば間違いない

大久保や新大久保周辺にはインド料理、ネパール料理、ベトナム料理などの飲食店が複数あるが、バングラデシュ料理食べたいなら『サルシーナハラルフーズ』に行けば間違いない。ちなみに食べログでは3.5点の高得点で高評価を得ている。

さっそく行ってみた。

住宅街にポツンと現れた『サルシーナハラルフーズ』。

店先ではニンニクと玉ねぎが売られていた。ニンニク10個以上入ってて300円。安い!

SIMフリースマホ、SIMフリータブレット、WiFiルーターも売られている。

実に新大久保のアジアレストランっぽい。このなんでも屋感、いい。

店先には本日のメニューが書かれたホワイトボードがある。

名物の「お湯ごはん」(パニーバット)もあった。魚フライ、ディムバジ、ボルタ、バジ、ダル、チャイがセットになって税込1500円。

店内に入ると、そこはアジア食品の販売フロア。

ソース、粉もん、ペースト、スパイス、缶詰、冷凍食品、いろいろある。

あとでじっくり見よう。

食道フロアに入ると、けっこう広い。狭いけど、思ったより広い。

親切そうなシェフ兼ウェイターさんが水を持ってきてくれた。水、水道水じゃなくてペットボトルのミネラルウォーターだった。すごい、なんかリッチな感じ。

ついでにオーダー。「お湯ごはんください」と伝える。

メニュー表があったのでいろいろ見ていたら、なんと、500円を足すことでカレーをつけることができるではないか。こういうのもあるのか!

急いで厨房まで行き、「カレーも下さい!」と伝える。辛さは辛口。今日のカレーはマトンカレーとのこと。

ちなみテーブルには3つの味変アイテムがある。

シュリンプチリソルト、チリソルト、マンゴーチャツネ。

意外と完成まで時間がかかる。厨房から聞こえてくる音から推測するに、ひとつひとつの惣菜をオーダーを受けてから調理しているようだ。そりゃ時間かかっても仕方ない。むしろ期待が高まる待ち時間。

待つこと十数分。

テーブルにやってきた「お湯ごはん」。めちゃくちゃうまそうだ。いいぞ!

オムレツ、茄子の素揚げ、魚フライ、豆、そして漬物っぽいもの。総菜の下にはぎっしりとライスが敷かれている。

あれ? どこにお湯? どうしてこれが「お湯ごはん」なの? お湯どこ。

お湯どこ? と思っていたら、カレーもやってきた。濃い。見るからにスパイスが濃い。良き。

お湯の存在を目視で確認できないまま、とりあえず「お湯ごはん」を食べてみる。

豆とライスにスプーンを沈めてすくう。

すると……、ウホッ! ライスの下にお湯発見!

なるほど、惣菜の下にライス、ライスの下にお湯があるのか。かなり大量のお湯をライスの下に確認。

さっそく、ハフムシャッと食べる。

……その味だが、うまい、うますぎる! けっして無駄に辛くない。だけどしっかり強めの爽やかな辛味がスゥーッと味覚と嗅覚にやってくる。

いい、こういう無駄に辛さで攻めないアジア飯。繊細なセンスがないと作れないよコレ。

魚フライはややワイルドなテイスト。骨に気を付けながら食べ進める。

だけど、カレーはかなり辛かった。確かに「辛口で!」とお願いはしたものの、ここまで辛いとは。

だがしかし、この激辛カレー、「お湯ごはん」と一緒に食べると絶品。辛味が柔らかみを得て心地よい辛さに昇華。たまんない。

カレーとオムレツ、うまい。

カレーと魚フライ、うまい。

カレーと茄子、うまい。

カレーとの組み合わせ、全部ウマイ。

最後にやってきたホットチャイは、コカ・コーラのグラスに入ってた。すごい、コカ・コーラのグラスにチャイを入れる発想、なかなか思いつかない。だがウマイ。

ちなみにチャイは甘さナシと甘さアリのどちらかを選ぶことが可能。

また食べたい、「お湯ごはん」。


(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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