日立子会社のGlobalLogic、スペインに複数のデジタルエンジニアリング拠点を開設へ
株式会社日立製作所(以下、日立)は、米国子会社GlobalLogic Inc(以下、GlobalLogic)がスペイン国内に複数のエンジニアリングセンターを開設する計画と発表しました。
顧客のDX移行を支援する企業
GlobalLogicは、デジタルエンジニアリング領域で事業を展開。エクスペリエンスデザインや高度なエンジニアリングを組み合わせることで、顧客のDX移行を支援します。本社はシリコンバレーで、2022年にスペイン法人を設立しました。
スペインでの事業展開は、GlobalLogicの社長兼CEOニテッシュ・バンガ氏が、スペイン政府のペドロ・サンチェス首相と会談した際に明かしました。それを親会社の日立が発表した形です。
最大2,500人~3,000人の雇用を計画
GlobalLogicは、バレンシアやマラガなど複数の都市をデータセンターの設立場所として検討中。マドリードとタラゴナも長期的なロードマップに含まれるそうです。
人材は、今後3年間で最大2,500人から3,000人を雇用する予定。具体的には、ソフトウェアアーキテクトやエンジニア、デザイナー、データサイエンティストなどを採用する計画です。
テクノロジー企業の誘致に注力するスペイン
スペイン政府は現在、経済のデジタル変革に対する公約「デジタルスペイン 2026 (España Digital)」を展開。また、テクノロジー企業の投資を呼び込む継続的なプログラムを実施しています。このような状況を背景に、GlobalLogicはスペインを重要な戦略地域として認識するようになったとのこと。スペインでのテクノロジーセンター設立について、ニテッシュ・バンガ氏は以下のようにコメントしています。
スペインに事業を拡大できることをうれしく思います。デジタル変革に国を挙げて取り組んでいるスペインに根を下ろし、スペインの優れた人財を活用して私たちの共通の目標を達成できることは、非常にエキサイティングなことです。
さらに、ペドロ・サンチェス首相政権によるあたたかい歓迎と、一連のプロセスを通じた多大な支援に感謝しています。この国への投資により、素晴らしい成果が得られると確信しています。
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(文・S.Inosita)
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