町工場と若手デザイナーによるアルミ製お香立て「YOKOU」が国際的なデザイン賞を受賞

2025/03/11 14:30 ストレートプレス

若手デザイナーチームが商品企画やデザインを行い、日本の町工場と共同開発したアルミ製お香立て「YOKOU」が、国際的なデザイン賞「iFデザインアワード2025」を受賞した。

3月11日(火)～30日(日)には、東京・大手町のぜにがめプレイスにて開催される「【アナザー・物】日本の工場を百ヶ所巡って見つけたものづくり」に出展する。

職人の加工技術×長年の設計技術×デザイナーの視点

「こんな物が欲しかった。」とみんなから言ってもらえるようなモノづくりをコンセプトとする若手デザインチーム「Creative unit – bon.」。

同チームは、約半世紀にわたり幅広い分野の精密な金属部品加工を生業としてきた町工場「栗原精機」と、

製品化における機構・構造の設計を手がける「MOSOProduct」と共同で、アルミ製お香立て「YOKOU」を開発した。

日本の町工場は優れた技術力を持ちながらも、新たな市場開拓や製品開発に苦戦している現状がある。そこで、Creative unit – bon.と金属の切削加工を得意とする栗原精機が手を組み、町工場の強みを生かしつつ、現代のライフスタイルに合ったお香立てを作るため、職人の精密な加工技術と長年の設計技術、デザイナーの視点を融合。試作を重ね、細部までこだわり抜いた結果、ミニマルなデザインと機能性を兼ね備えた「YOKOU」が誕生した。

手間なく綺麗に安全に香りを楽しめるお香立て

お香は、リラックスや集中ができ、良い香りを楽しむことができる一方、「灰が周囲に散らばり汚く見えてしまう」「片付けもめんどくさい」などの問題があった。

「YOKOU」は、蓋の細い穴へ自然と灰が落ちるので舞い上がらず、内部に隠しながら溜められるので、たまに片づけするだけで綺麗さを保つことができる。

また、お香を蓋と本体で挟んでいるだけなので、燃え残りも簡単に除去できる。「手間なく」「綺麗に」「安全に」香りを心地よく楽しむために開発された、新しいお香立てだ。

アルミ製で、新機構「スリット蓋方式」を備えており、モダンかつコンパクトでインテリアにもなじみやすいミニマルデザイン。町工場の高い技術と上質素材で高品質な物作りが実現した。こだわりのMADE IN JAPAN製品だ。

先行販売を行ったクラウドファンディングMakuakeでは、130人からサポートを得て、達成率783％を達成した。2024年のギフトショー春では「ベスト工場賞」を受賞しており、機能性とデザインの融合が高く評価されている。

店舗やイベントで入手可能

現在、東京都の東京ミッドタウン「Style Meets People」とコレド室町テラス「meta mate 誠品生活日本橋店」、大阪府の想いを繋ぐ百貨店「TSUNAGU」などにて販売しているので、チェックしてみて。今後は生産体制を整え、全国での展開や自社EC、ポップアップイベントへの参加を予定しているという。

また、3月11日(火)～30日(日)には、東京・大手町の銭瓶町ビルディング1階ぜにがめプレイスで開催されるアナザー・ジャパンのイベント「【アナザー・物】日本の工場を百ヶ所巡って見つけたものづくり」に出展する。