漫画家が「ほのぼの動物絵本」を依頼された結果 → 内容がゴリラ天下一武闘会に→ 衝撃の結末

「作家さんから僕が言った通りに直しただけのネームをもらうとですね、…ガッカリする」とTwitterに書き込みし、多くの人たちから注目を集めている集英社『マーガレット』編集部の担当J(治部)さん。

『森のほのぼの動物絵本漫画』を依頼された

そんな担当J(治部)さんの発言を引き合いに出しつつ、過去の経験談を語っているのは漫画家のカメントツ先生。彼は『森のほのぼの動物絵本漫画』を依頼されたものの、編集者の意見を膨らませた結果、『ジャングル最強のゴリラを決めるゴリラ天下一武闘会』になってしまったことがあるという。

編集者の考えをはるかに越えてくる漫画家

編集者の考え通りに作品を仕上げてくる漫画家、編集者の考えを越えてくる漫画家、いろいろいると思うが、カメントツ先生は「編集者の考えをはるかに越えてくる漫画家」だったようだ。というか、当初の案とは別の作品になっているような……。

<担当J(治部)さんのTwitterコメント>

「(これってめちゃ「はあ?」と思われることなんじゃ?と思いながら書いているのですが)例えば、作家さんとネームの打ち合わせをしていて「こう直した方がいいんじゃない?」と僕が提案したとします。後日その作家さんから僕が言った通りに直しただけのネームをもらうとですね、…ガッカリするんです」

<カメントツ先生のTwitterコメント>

「僕は『森のほのぼの動物絵本漫画』のオファーを受けたのに編集さんの意見を膨らましすぎて『ジャングル最強のゴリラを決めるゴリラ天下一武闘会』になり困らせたあげくボツになったりするので時と人と場合によります」

困らせたあげくボツになった

カメントツ先生によると、せっかく依頼があった『森のほのぼの動物絵本漫画』だったものの、あまりにも内容が変わりすぎて「困らせたあげくボツになった」という。……衝撃的展開。どこをどう膨らませれば、ほのぼの動物絵本がゴリラ天下一武闘会に……。天才のなせる業か。

相性により作品の内容やデキに大きな違い

漫画家と編集者、その相性により、作品の内容やデキに大きな違いが生まれるといえるかもしれない。それにしても、カメントツ先生が考えた『ジャングル最強のゴリラを決めるゴリラ天下一武闘会』、読んでみたかった。


※冒頭画像はフリー素材サイト『写真AC』より

(執筆者: クドウ@地球食べ歩き)

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