24時間ずっと燃え続ける世界の炎スポット5選

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トルクメニスタンのダルヴァザ村で何十年も燃え続ける「地獄の門」。天然ガスが絶え間なく噴き出すことで24時間ずっと燃え続けており、今ではトルクメニスタンの観光名所の一つになっている。世界には他にも今でも燃え続けている場所がいくつも存在する。

約70年も燃え続ける火の壁「ヤナルダグ」(アゼルバイジャン)

アゼルバイジャンの首都バクー近郊にある、アゼルバイジャン語で火の山を意味する「ヤナルダグ」。地下に膨大な天然ガスが埋蔵しており、1950年代に羊飼いが火の点いたマッチ棒を投げてしまったことで、地表から噴き出す天然ガスに火が点いたと云われている。今では最大10メートルほどの炎の壁となり、これまで約70年間も燃え続けているスポット。

溶岩が出ない世界最小の火山「モンテブスカ火山」(イタリア)

イタリア北部エミリアロマーニャ州フォルリにある「モンテブスカ火山」。小さな岩山の頂点付近が天然ガスの噴出孔となっており、地下から噴出した炭化水素ガスが酸素と反応して燃焼している。地元の人々がジョーク的な意味合いで、イタリアで最も小さな火山と名付け、世界で一番小さい火山と紹介されることもある。

森の中で100年近く燃え続ける天然の火釜(ニュージーランド)

ニュージーランド南島の北部に位置するマーチソン村の森の中で、100年近く燃え続ける奇妙な火釜。地面から天然のメタンガスが供給されており、1920年代にハンターが火の点いたマッチを捨てたところ、近くで漏れていたガスに着火したと云われている。原生林を約1時間かけて歩いた奥地、数メートル幅の浅い大釜の中央で燃え続けており、お湯を沸かし料理を楽しみに来る人もいる。

湧水の隣で300年以上も燃え続ける「水火同源」(台湾)

台南市の関子嶺温泉にある「水火同源」は、岸壁の間から天然ガスが吹き出している珍しいスポット。大昔の地震の影響で亀裂が生じ、湧水のすぐ近くから天然ガスが放出たことがきっかけで、これまで300年以上も消えることなく燃え続けていると云われている。

流れ落ちる滝の裏で燃え続ける「永遠の炎の滝」(アメリカ)

ニューヨーク州バッファロー近郊の広い公園の中にある、小さな滝の裏で謎の炎が燃え続ける不思議スポット「Eternal Flame Falls」。天然ガスが放出している小さな穴があり、何千年も前にネイティブアメリカンによって火が点けられ、小さな炎がほぼ1年中消えることなく燃え続けている。ごく稀に穴の中に水が入って消えてしまうこともあり、炎が消えるたびにハイカーたちが再び火を点けている。

(Written by 山岸悠也)

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