VR空間で横浜のアートイルミネーションを再現。ソニーの3DCG技術を活用したメタバースコンテンツ登場
3ⅮやCGを活用したミュージックビデオや広告などが増えている近年。
さまざまな映像技術の中でも、ソニーが展開する「ボリュメトリックキャプチャ技術」は、100台以上のカメラで被写体を360°から撮影し、細かな動きまでリアルに3DCG化する技術です。
同技術は2022年12月24日(土)~2023年1月3日(火)に開催される、街と光のアートイルミネーション「ヨルノヨ」のメタバースコンテンツに活用されます(開催場所はVRChat 、YouTube)。
被写体をフォトリアルに3Dデータ化
同技術によって、実在するアーティストなどのパフォーマンスを高精細に取り込み、さらに高画質なCGと融合させ、新しいエンタテインメント体験を実現します。
あらゆる角度から撮影しているため、自由なカメラワークに後から対応することが可能。また、後から好きな背景に変更したり、照明を変化させたりすることもできます。
3Ⅾ収録の拠点「清澄白河BASE」
同施設ではワイヤーアクションを撮影したり、ボリュメトリックキャプチャデータから3Dモデルに同期したボーン(3Dモデルの骨のような役割)情報を生成したりすることができます。
「ヨルノヨ」のメタバースコンテンツで活用
ボリュメトリックキャプチャ技術は、さまざまなコンテンツに活用されています。2022年12月24日(土)~2023年1月3日(火)には、街と光のアートイルミネーション「ヨルノヨ」のメタバースコンテンツに同技術が活用されるとのことです。今回のコンテンツでは、みなとみらいを模した建造物やビル群、クロスドームやポータルなどをVRChatで再現可能な範囲で表現。
さらに、楽曲制作・映像制作などをこなすマルチクリエイター idomのパフォーマンスを清澄白河BASEのボリュメトリックキャプチャスタジオにて3D収録し、3D空間にidomを転送しています。メタバースならではの没入感のある体験を楽しめるでしょう。(文・Haruka Isobe)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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