フローリングのカビ取り方法!超簡単な予防と対策
フローリングに敷きっぱなしの布団やカーペットをめくるとカビが! 湿気のせいで生えたカビを取る対策をご紹介。きれいに除去した後に試してもらいたい予防策もあわせて参考にして。賃貸の部屋に住んでいる方も必見ですよ。
フローリングに生えたカビの取り方
雑巾がけしてもなかなか除去できない黒カビ。
業者さんを呼ぶ前に、今回紹介する特製洗剤を使ってみてくださいね。
実は間違っている! NGなフローリングのカビの取り方
© PIXTA掃除機で吸う
目に見えるフローリングの黒カビは、ついつい掃除機で吸い取ってしまいたくなるもの。
ですが吸引したカビは掃除機の排気口から外部に飛散してしまうことをお忘れなく。
掃除機による吸引は、実はカビの繁殖を手助けしている状態なのです。
お風呂やキッチン用のカビ取り洗剤を使う
お風呂やキッチン用のカビ取り洗剤を使用するのもNG!
これらのカビ取り洗剤はフローリングには強すぎるため、脱色してしまうことがあるのです。
カビは取れてもその跡が白く残ってしまっては本末転倒。
重曹やお酢を使った掃除
お風呂のカビ取りに効果的な重曹ですが、フローリングのカビ取りに使用するのは厳禁。
研磨作用によってワックスが剥げてしまうほか、こすりすぎると床の色まで変わってしまいます。
またその酸性によってカビ取りに使用されるお酢も、家庭にあるような食用酢では栄養がありすぎて白カビの原因になってしまうことも。
他にも使用した場所がベタベタしてしまうなど、フローリングのカビ取りに使うには問題が多すぎます。
カビ対策「エタノールスプレー」の作り方&使い方
© PIXTAそんなフローリングのカビ取りに便利なのが、消毒用エタノール。
薬局やネットなどで手軽に購入できる消毒用エタノールを使った、カビ対策洗剤の作り方をご紹介します。
住宅用中性洗剤を使うだけでなく、こちらで紹介するエタノールのスプレーを仕上げに使って、殺菌するのがポイントですよ。
【用意するもの】
住宅用中性洗剤・・・適量
新品の雑巾・・・2枚
ゴム手袋・・・1組
マスク・・・1枚
【エタノールスプレーの材料】
消毒用エタノール・・・80ミリリットル
水・・・20ミリリットル
スプレーボトル・・・1本
【エタノールスプレーの作り方】
スプレーボトルに消毒用エタノールを入れます。
次に水を入れ、スプレーボトルのふたを締め、よく混ぜたら完成です。
【使い方】
必ずゴム手袋とマスクを着用しましょう。長時間作業すると気分が悪くなる場合もあるので、使用する場所の換気も忘れずに。
目に見えるフローリングのカビ部分に住宅用中性洗剤を吹きかけて、しばらく放置します。カビが浮き上がってきたら、濡らした雑巾でしっかりと拭き取ります。
目に見えないカビ菌を殺菌するため、先ほど拭き取った場所にエタノールスプレーを吹きかけます。
先に使った雑巾は捨て、新しい雑巾を使ってカビ部分を磨きます。汚れた雑巾の場合、カビの胞子と混ざって他の雑菌も増殖してしまうので、きれいな雑巾を使用するのがポイントです。
【強力!カビ取りスプレー/amazon】
プロ愛用のカビ取り剤は、床だけでなく、お風呂や畳、カーテン、布団などさまざまな場所で使えるから、一本持っておくと便利!【カビ取り侍】
【それでもどうしても取れないなら・・・】
どうしてもカビが取れないなら、無理をしないでプロの業者に依頼するほうが懸命です。
材質によってはエタノールの効果で床の色が変わってしまったり、塗装が剥がれてしまったりすることもあるからです。
またそうした頑固なカビはフローリングの木材自体に発生していることが多いため、素人ではとても手がつけられません。
大切なのは、フローリングにカビが生えないように日頃から予防することです。
もう2度と生やさない! 最適なカビ予防は・・・
きれいにカビを除去したら、きれいな状態を保ちたいですよね。
そこで、カビをはやさないための予防策をご紹介しましょう。
「湿気の多い部屋」対策
© PIXTA湿気の多い部屋には、空気の流れを作ってあげることが第一です。窓を開けたり換気扇を使用して、風通しを良くすれば、フローリングにもカビが生えにくくなるはず。
また、部屋にある家具の位置も大事な要素。家具同士の隙間など狭い空間には湿気がこもりやすいので、家具や壁との隙間を広めに取ることが重要です。
注意点は、決して雨の日に換気を行わないこと。雨の日の外の湿度はとても高いので、わざわざ多湿な空気を部屋の中に入れてしまうことになります。
「布団の下に生えるカビ」対策
万年床のせいで、フローリングにカビが生えてしまうのもありがちな失敗。
直接布団を敷かないための工夫といえばすのこが有名ですが、もっとお手軽なのはバスタオルを敷くこと。
布団の下にたまった湿気を吸収してくれるほか、朝起きたときに干しておけば、また次の晩に同じように使える手軽さも魅力です。
さらに簡単なものでは、新聞紙でも布団の湿気対策ができます。新聞紙は吸収力が高いので、布団の下に敷いておけばしっかり湿気を吸収してくれますよ。
「マットやカーペットに生えるカビ」対策
フローリングの床に敷きっぱなしのマットやカーペットは、カビにとっては絶好の繁殖スポット。
定期的に屋外に出して、風と日光でしっかり乾燥させ、よく叩いてから再度使用するようにしましょう。
また、カーペットに付着したゴミもカビの栄養源になる恐れがあります。こまめに掃除を行い、防カビ剤を吹きかけておきましょう。
「窓際の結露」対策
© PIXTA冬の結露は当たり前という家庭も多いでしょう。この結露による水滴もカビの発生源になるから、窓際のフローリングは気をつけて。
窓に新聞紙を貼って水滴を吸ったり、結露防止シートを使うなどして、対策をすれば、カビも生えにくくなるはず。
賃貸の方は、あきらめずに黒カビを取れば、敷金がもどってくるかも!? ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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