大学の志望校の決め方10カ条&もう迷わない!自分にぴったりな学校に出合えるチェックリスト

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大学の志望校の決め方10カ条&もう迷わない!自分にぴったりな学校に出合えるチェックリスト
数ある大学のなかから行きたい大学、自分に合った大学をみつけるのは、カンタンなことではない。

入学後に「こんなはずじゃなかった」「思っていたのと違った」とミスマッチを起こさないためにも、しっかりと調べて比較・検討することが不可欠だ。

では、どのように情報を集め、どこに注目して大学を見ればいいのだろうか?

数多くの受験生に進路を指導してきた堀浩司先生に、志望校決定のオキテを伝授していただこう。

今回教えてくれたのは
堀 浩司先生
大学の志望校の決め方10か条&もう迷わない!自分にぴったりな学校に出合えるチェックリスト
滋賀県の公立高校(守山高校、草津東高校など)で教員歴37年。
「行き先指導ではなく生き方指導」「家から近い大学ではなく夢から近い大学」などを大切にした、3年間の体系的な進路指導を推進。
現在は、龍谷大学高大連携推進室フェロー、旺文社 蛍雪アドバイザー、さんぽう外部講師としても活躍中。

志望校決定の10カ条

志望校を決めるためには、やるべきこと、そしてやってはいけないことがある。

堀先生に、「志望校決定の10カ条」を挙げてもらった。

自分のことに置き換えながら、読んでみよう。

1. 自分の興味関心、好奇心、熱意の方向を確かめるべし!

大学の志望校の決め方10か条&もう迷わない!自分にぴったりな学校に出合えるチェックリスト

※志望校を検討する前に、まずは自分自身のことを振り返ってみよう

志望校選びにおいて何よりも大事なのが、まずは「自分」にベクトルを向けること。

次の3つの問いを、自分自身に投げかけてみよう。

・自分が得意なこと、続けられること、人よりもうまくできることは?[CAN]

・自分がやってみたいこと、意志をもって取り組めることは?[WILL]

・自分が大きな価値を感じ、使命感をもって取り組めることは?[MUST]
まずは、徹底的な自己分析で、自分の軸を固めましょう。

[CAN][WILL][MUST]が交わったところが、自分の軸になる部分です。

そしてこの軸が、志望校選びの「根っこ」になります。

「やりたいこと(なりたい職業)があるけど、自分には向いてないかも…」と思うことがあるかもしれませんが、大丈夫!

「なりたい・やりたい」という熱意があれば、適性はあとからついてくるものです。

2. 社会問題や将来の職業とのかかわりで学問を考えるべし!

大学で何を学びたいかによって、学部・学科が絞り込まれる。

ただし、「歴史が好きだから」「経済に興味があるから」だけだと、自己満足に終わってしまうことも。

もう一歩踏み込んで、自分が学びたい学問は社会とどのようにかかわっているのか、その学問を学ぶことで自分はどのように社会に貢献できるのかまで、考えてみよう。

大事なのは、「大学で学んだうえで何をしたいか」という将来のビジョンをもつこと。

何を学び、学んだことを社会においてどう活かしていきたいかを、就きたい職業などと関連させて考えられればベストです。

「大学で○○なんて学んでも、社会では役に立たない」などと言われるケースもありますが、それを鵜呑みにしてはいけません。

学んだことをどのように役立てるかは、人それぞれです。

普段からアンテナを張って、学問と社会とのかかわりを意識してみましょう。

3. 学部・学科名だけで、学びの内容をイメージすべからず!

学部・学科名の印象で、「なんとなく良さそう」と流されてしまうのはNG。

必ずカリキュラムやシラバスに目を通して、具体的に何が学べるのか、どのような分野を専門とする先生がいるのか、どのような授業が開講されているのかをチェックしよう。
【チェックポイント】

・各学科やコース・専攻の特徴は?(例:フィールドワーク重視、地域との連携重視など)

・コースや専攻にはいつから分かれるか?

・何年次からどのような専門科目がどのくらい入ってくるか?

・共通の教養科目にはどのようなものがあるか?

・コース・専攻横断的プログラムはあるか?

・何を研究している先生が何人いるか? など
注目してほしいのが、「学ぶ内容」と「学び方」です。

上記のチェックポイントを参考にカリキュラムやシラバスを確認し、4年間の学びを具体的にイメージしましょう。

教員の専門によってウエイトを置く分野が異なるため、何を研究している先生がどのくらいいるかは、特に重要です。

以下に、実際に私が見てきた成功・失敗事例を紹介します。

【志望校選び 成功事例】

心理学に興味津々、国際協力にも関心大、教育分野も捨てがたい…と、志望学科を絞りきれなかったAさん。

ある国立大学の人間科学部なら、それらすべてを学べることを知りました。

かなりの難関でしたが、「この学部しかない!」という強い思いがあったため、モチベーションを高く保って受験勉強に励み、見事合格。

学びの体系・カリキュラムを詳しく調べたからこそみつかった志望先でした。

【志望校選び 失敗事例】

周りにすすめられるまま、合格確保校としてある大学の国際系学部「国際文化領域」を受験したBさん。

結果的に、その大学に通うことになりました。

欧米の比較文化に関心が高かったBさんですが、大学が独自プログラムとして力を入れていたのは、アラブ・イスラム文化や中国・韓国文化でした。

教員の専門性までしっかり調べていれば、ミスマッチは防げていたでしょう。

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4. 偏差値やブランドイメージに頼って選ぶべからず!

偏差値は志望校を絞り込む際の基準にはなるが、たとえ併願校でも偏差値だけで選ぶのはNG。

必ず、どんな大学なのか、その学部・学科では何を学べるのかをよく確認しよう。

ブランドイメージも同じ。

「外見」に踊らされず、しっかりと「中身」を見て、自分にとって魅力のある志望先かどうかを見極めよう。
「中身」を掘り下げる際には、「学び方」にも注目してみましょう。

大きくは、「知識・技能重視タイプ」と「主体的な学び重視タイプ」に分けられます。

後者は、ディベートやディスカッション、プレゼンテーションなどの機会が多い、アクティブ・ラーニング型の授業を行っているのが特徴です。

実際の授業の様子や雰囲気を知るには、高校の卒業生から話を聞く機会があるとベストです。

従来の講義形式の授業を好む受け身の学生が多いのか、周りの学生と協働し、主体的に学んでいる学生が多いのか、学生の学ぶ姿勢についても聞いてみるといいでしょう。
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5. オープンキャンパスに参加すべし!

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※オープンキャンパスではハード面だけでなくソフト面にも着目しよう

少しでも興味のある大学については、オープンキャンパスに参加しよう。

百聞は一見にしかず、実際にその場に身を置いてみることは、とても大事だ。

施設・設備や立地・環境といったハード面だけでなく、ソフト面にも着目してみよう。

オープンキャンパスでは、学生の表情や醸し出す雰囲気に意識を向け、できるだけ多くの学生と話してみることをおすすめします。

人の表情は正直です。

知的好奇心、コミュニケーション力、学生生活への満足度などは、まなざしや表情、振る舞いに自然と表れるもの。

オープンキャンパスで出会う学生のオーラを感じ取り、それが自分にマッチするかどうか、4年間を過ごしたいと思えるかどうか、確かめておきたいところです。

憧れの大学のオープンキャンパスでは気分が舞い上がってしまいがちですが、もし、少しでも違和感を感じたら、冷静に立ち止まってみましょう。

小さな違和感がのちのち大きなギャップにつながることは、往々にしてあるものです。
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6. 就職先や進路、キャリアサポートにも目を向けるべし!

大学卒業後の就職先や進路も、志望校を考える際には重要な要素になる。

どの学部・学科の卒業生がどのような業種や企業に就職しているか、大学院などへの進学率はどうかなど、卒業生の進路データを見ておこう。

在学中に取得できる資格や国家試験の合格率や、そのサポート体制にも注目すること。

1〜2年次から始まるキャリア支援プログラムもチェックしておこう。

単なる就職指導ではなく、早期からのキャリア教育や、きめ細かなサポート体制を組んでいる大学がおすすめです。

大学のホームページやパンフレットには各種データなども含めて掲載されているので、必ず目を通しておきましょう。

オープンキャンパスに行く際には、就職課やキャリアサポートセンターに立ち寄ってみるのもおすすめですよ。

7. 大学からのメッセージ&入試情報に注目すべし!

各大学は、「アドミッションポリシー」「カリキュラムポリシー」「ディプロマポリシー」の3つのポリシーを公表している。

決して容易な文章ではないが、丁寧に読み込むことでその大学が大事にしていることや目指すビジョンが見えてくる。

ホームページなどで公開されているので、大学を知るために役立てよう。

また、入試にもその大学の特徴やメッセージが表れるもの。

どのような学生を求めているのかを知るためにも、入試情報や入試問題もチェックしておこう。

大学の入試問題は、受験科目や配点も含めて、「こういう力をもったこういうレベルの学生に入学してほしい」という大学からのメッセージです。

どういう学生を求めているかが記された「アドミッションポリシー」とも連動したものなので、ぜひ、あわせて読み込んでみましょう。

いわゆる有名校や難関校ではないものの、特色ある質の高い教育を展開する大学は数多くあります。

そういった大学を見極めるためにも、ぜひ、大学からのメッセージに耳を傾けてみてください。
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8. 場所・立地を確かめるべし!

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※どのような環境なのかも志望校選びの重要な要素

学生生活を過ごす土地は、「第2の故郷」ともいえる場所になる。

自宅から通える大学がいいのか、下宿(一人暮らし)も視野に入れているのか、都会がいいのか地方がいいのかなど、条件に合わせて絞り込んでいこう。

例えば、「東京」といっても都心から郊外までさまざまだし、「地方」といっても地方の中核都市から自然豊かな地域までさまざまだ。

周囲がどのような環境なのか、興味のある大学については実際に訪れてみるのがおすすめだ。

学生生活を過ごす場所は、自分を取り巻く社会課題との接点でもあります。

フィールドワークに出かけたり、地域との連携活動を通して学びを深めたり、学生スタッフとして活動したり…。

どんなふうに地域とかかわりをもつのかという点も、大学選びのファクターの一つです。

賑やかな街なかがいいのか落ち着いた田舎がいいのかなど、自分に合った環境を選ぶこともとても大事です。

9. 語学力を高め視野を広げられるか、確かめるべし!

学生時代には、グローバルな視野や語学力を培っておくことも大切だ。

交換留学制度や海外派遣プログラムが充実しているか、語学教育に力を入れているかなど、チェックしておこう。

海外留学に行くだけでなく、海外からどのくらいの留学生が学びに来ているのか、留学生と積極的に交流できる「多文化共生キャンパス」が実現できているのかも、重要なポイントです。

外国人教員の数や英語で開講している授業の数なども、一つの目安になるでしょう。

これからの時代は、世界の人々と協働することが求められます。

英語力はもちろん、グローバルな視点やダイバーシティの感覚を、学生時代に磨いておきたいものです。

10. 「かかるお金」から目をそらすべからず!

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※かかるお金については早めに保護者と話し合いをしておこう

大学進学には、多額のお金がかかる。

まずは、保護者と話し合い、「出してもらえるお金」を確認しよう。

それにより、国公立大学なのか私立大学なのか、自宅通学なのか一人暮らしなのかなど条件が変わってくる。

また、大学の情報を調べる際には、卒業までにかかる金額を必ず確認しておくこと。

奨学金など経済的なサポートについても、条件なども含めて確かめておこう。

どこまでお金を出せるかによって、併願校の数など、受験にも影響してきます。

例えば、一人暮らしをして私立大学に行くとなると、かなりのお金がかかります。

その余裕があるのかないのか、親子でしっかりと話し合ってください。

また、近年は、奨学金の返済が大きな負担になるというケースも見受けられます。

奨学金を借りる場合は、返済のことも含めて考え、無理のない金額に抑えましょう。

また、入試の成績上位者は授業料が半額免除になるなどの、奨学生制度を設けている大学もあります。

経済的に苦しい場合は、あえてランクを下げてそういう大学に進学するという選択肢もアリ。

親子でよく話し合って、本人にとっても家庭にとっても最適な進路を選んでほしいと思います。
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志望校選びのための情報収集のポイント

志望校選びのためには大学の情報を収集することになるが、大学のホームページやパンフレットを見る際には、注意も必要だ。

どんなことに気をつければいいのか、堀先生にポイントをうかがった。

複数校を比較してみる

大学のホームページやパンフレットは隅々まで目を通すことが大事ですが、1校だけを読み込むのではなく、複数校を比較してみましょう。

志望校選びは、買い物と同じです。

しかも、4年間の学費や生活費を合わせれば、何百万円という単位の高価な買い物です。

欲しいもの、しかも高価なものを購入するときは、百貨店や専門店、通販サイトなどをさまざまなお店を見て比較し、SNSでの口コミなども参考にするはずです。

志望校選びも、それと同じ。

見て回れるだけ見て回り、比べてみることが大事です。

大金を払うのですから、ちょっと見てすぐに決めてしまわず、「もっといい大学があるかも!」と、どん欲に追求する姿勢が大切です。

データの数字には注意する

大学のホームページやパンフレットには、「大学にとって売りになること」が書かれています。

そして、各種データも、見せ方を工夫しています。

例えば、就職率は「就職決定者÷就職希望者」で数値を出す場合が多いですが、留年しそうな学生や就職が難しそうな学生を分母から除いて算出する大学もあります。

資格の合格率についても同様です。

卒業者数や進学者数などの数値とあわせて見るようにしましょう。

大学が公表したくない数字にも目を向ける

繰り返しになりますが、大学のホームページやパンフレットには、「大学にとってプラスになる情報」だけが書かれています。

一方、市販の大学データ本には、大学のホームページやパンフレットには載っていない情報も掲載されています。

そうした書籍を手に取り、定員充足率、留年者数、退学者数など、大学が積極的には公表したくない数字にも目を向けてみましょう。

大学発信以外の客観的かつ正しい情報を得ることも、志望校選びにはとても大事です。

「きめ細かさ・充実度」に着目する

規模の大きな大学は、キャンパスが広く施設や設備も立派で、学生の人数も教職員の人数も多く、華やかな印象を与えます。

一方、いくら施設が立派でも、混んでいて使えなかったり、大教室での授業ばかりだったりするケースも。

大学の情報を集める際には、「きめ細かさ・充実度」にも着目してみましょう。

例えば、教員1人あたりの学生数や少人数制の授業の実施状況、図書館の蔵書数などは、その指標になります。
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自分にぴったりな学校に出合える!チェックリスト

大学の志望校の決め方10カ条&もう迷わない!自分にぴったりな学校に出合えるチェックリスト

※次のチェック項目を参考に志望校を検討してみよう

堀先生に、自分にぴったりな大学をみつけるためのチェック項目を挙げてもらった。

候補校について、大学のホームページやパンフレット、大学データ本などを参考に情報を集め、できればオープンキャンパスにも足を運んで雰囲気を体感し、客観的な視点で比較・検討してみよう。

□大学の3つのポリシー(ディプロマポリシー・カリキュラムポリシー・アドミッションポリシー)

「その大学が大切にしていること」を表したのが、3つのポリシー。

どの大学も公表することになっており、ホームページなどで確認できる。

各大学の特色が表れたものなので、比較しながら読んでみよう。

□大学や学部・学科の学びの特色、カリキュラム

同じような名称の学部・学科でも、大学により学びの特色やカリキュラムは異なる。

「何を学べるのか」に加えて、「どのように学べるのか」にも注目すること。

少人数ゼミや実習、フィールドワークなどの実施状況もチェックしておこう。

□教員に関する情報(専門分野、人数など)

同じ学問領域であっても、専門分野は細分化されている。

何を専門とする先生がどれくらいいるのか、また、自分が興味のある分野を研究している先生がいるかなどに注目し、先生のプロフィールまで読み込もう。

□学生数(入学者、在学者、留年・退学者、男女内訳、卒業者、定員充足率、教員一あたりの学生数など)

学生数を細かく見ていくことで、大学の規模や雰囲気、きめ細かさなどが見えてくる。

留年・退学者数などは大学のホームページやパンフレットには掲載していないことが多いので、大学データ本などを見てチェックしておこう。

□単位取得や卒業認定に関する基準や学位など

卒業までに必要な単位数や、卒業して得られる学位なども確認しておこう。

ゼミの単位数や卒業論文の単位数などは大学により異なるので、要チェックだ。

□キャンパスや設備、図書館の蔵書数など

充実したキャンパスライフを送るためには、やっぱり施設・設備は大事。

特に、ラーニングセンターや図書館など、快適に勉強できる環境が整っているかは要チェック。

部活やサークルに力を入れたい人は、関連施設の充実度も調べておきたい。

□学生支援、キャリア教育(就職支援)など

大学には、学生の生活や就職活動などを支援する部署がある。

サポートにどれだけ力を入れているかは大学により大きく異なるので、気をつけたい。

特にキャリア教育・就職支援の体制については、要チェックだ。

□留学制度(単位互換制度の有無)、語学教育支援など

留学を視野に入れている人は、海外の大学や教育機関との提携状況は必ずチェック。

留学先の大学で取得した単位が、卒業単位として認められるかどうかなども確認しておこう。

また、語学教育プログラムが充実している大学などもあるので、語学力をつけたい人は調べておこう。

□学費、奨学金制度など

私立大の場合は、大学ごと、学部ごとに学費が異なる。

奨学金制度も含めて、卒業までにどれくらいのお金がかかるのかを確認しておこう。

□取得できる資格など

大学で所定の単位を取得すると取得できる資格もあれば、大学卒業後に試験を受ける資格もある。

資格取得を考えている人は、その大学で必要な単位が得られるのかなど、必ずチェックしておこう。

□大学卒業後の進路(就職、進学)

卒業生のうち就職率はどのくらいで、どういうところに就職しているのかを見ておこう。

また、大学院への進学を視野に入れている人は、進学者の数も要チェック。

特に理系の場合は、進学者が多いところとそうでないところがあるので、注意しよう。

□入試の概要(選抜方式・時期、受験科目など)

近年は特色ある入試を実施する大学も増えている。

受験科目を含めてどのような選抜方式があるのかを調べ、自分の強みを活かせるかどうかという視点で見ていこう。

□キャンパスの周りの環境、学生寮・下宿など

キャンパスライフを充実したものにするためには、生活環境も大事。

自分に合った環境なのか、快適に過ごせるのかを確認しよう。

□クラブ活動、サークル活動など

大学生にとっては、クラブ活動やサークル活動は大きなウェイトを占めるもの。

どのようなクラブやサークルがあるのかを調べ、自分がやりたいことができるかどうかもチェックしよう。

まとめ

大学の志望校の決め方10か条&もう迷わない!自分にぴったりな学校に出合えるチェックリスト

※この記事を参考に公開しない志望校選びをしよう

自分にぴったりの志望校を選ぶには、自分のことを分析し、大学のことを知り、マッチングしていくことが重要だ。

併願校であっても、進学する可能性が少しでもある大学については、しっかりと調べておこう。

大学のことを知り、「行きたい」という気持ちを高めることが、充実したキャンパスライフを過ごすことにもつながるのだ。

最後に、堀先生からメッセージをもらった。

大学進学は、学費だけでも400万~500万円ほど※という高額な買い物です。

人生で指折りの大きな買い物であり、自分への最大の投資です。

志望校決定は、それだけ大きな決断だということ。

よく調べないで適当に選びました、失敗しました…では済まないのです。

大金をかけてミスマッチでは、悲しすぎますよね。

よく、「志望校がなかなか決まりません」という生徒がいますが、簡単に決まらなくて当然です。

大きな選択をするのですから、納得のいくまで調べ上げ、よく考えたうえで選び取ってほしいと思います。
※在学期間合計納付金は私立文系で397万7697円、私立理系で541万6925円
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取材・文/笹原風花 監修/堀浩司 構成/寺崎彩乃(本誌)

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