競技ダンスの天才がパワハラ受難 「アノ大会には出ないでちょうだい」

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競技ダンス界のパワハラを報じた週刊新潮のニュースが「デイリー新潮」のアクセスランキング1位を獲得して、注目されました。
安倍元総理の暗殺関連のニュースを超えたアクセス数は、被害者の人気とダンス界の闇を証明するかのようです。
パワハラの被害者として報じられたのは、藤井創太さん(23歳)。天才棋士の藤井聡太さんと読みが同じ「フジイソウタ」です。藤井創太さんは、競技ダンスのアマチュアラテンチャンピオンです。

「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)では、「100年に一人の天才」と紹介されました。
「抜群にカッコ良かった」「瞬きを忘れて見入ってしまうほどの超人的ダンス」「ステップは金を払っても見る価値ある」

等とヤフコメには藤井創太さんのダンスを絶賛する投稿が並びました。社交ダンスの世界がイマイチ理解出来ない方も多いかもしれません。ダンス業界関係者複数の声を集めました。

まず、ダンスはどのような方がなさっているのでしょう。
「周防正行監督の映画『Shall we ダンス?』に感化された年配の方から若手までダンスを習いにきていますね。優秀な若手には、親御さんもダンスをなさっているダンサー2世が多いかもしれません。職種では、自営業者、会社役員等がサラリーマンよりは多いかな。」(ダンス教室講師)

では、ダンスのプロの収入源は何でしょうか。

「ダンスのプロの収入源は、ダンス教室のレッスン料、パーティーの出演料、大会の賞金等です。最高の賞金は1000万円。でもそのスポンサーが日本最大のダンス団体、公益財団法人日本ボールルームダンス連盟(JBDF)から離れたのです」(ダンス業界X氏)
このJBDFは、新潮報道でパワハラ加害者疑惑の団体です。外国人タレントに強い芸能プロダクション社長を兼務する稲川素子代表理事が「芸能界の女傑」としてクローズアップされていました。

JBDFのアマチュア規定違反で、今年3月開催の「スーパージャパンカップダンス」に藤井創太さんを出場させなかったというのです。
「規定の当てはめは幹部の裁量なので、表向きの理由でしょう。2月に開催されたアジアオープンダンス選手権大会に藤井さんが出場し、アマチュア部門で優勝したことがJBDFの幹部の逆鱗に触れたというのが本当の原因との説もあります。

『JDCの大会だけには出ないでちょうだい』と以前から稲川さんが藤井クンに言っていたようですから。しかも、その大会の主催は、公益社団法人日本ダンス議会(JDC)でした。JBDFを離れた最大スポンサーが、JDCを支援していることもJBDFは幹部は面白く思っていないですから。」(ダンス業界Y氏)

最大スポンサーが離れたり、他の団体と対立したりするのには、何か問題があるのでしょうか。
「著作権法違反の疑惑も浮上しています。コロナ禍でダンス大会のインターネット配信も増えてきましたが、JBDFの著作権の処理に疑義があるのです。海外の楽曲の著作権の許諾をきちんと取らずに、ダンスの大会の映像を有料配信。ダンスの映像と楽曲を組み合わせて配信することは、著作リンク権の侵害に該当するので、他のダンス団体ではできないのに。

楽曲の速度を変更したり、他の楽曲と組み合わせたりするセグエ(3種目以上のダンスを組み合わせる創造ダンス)は、著作人格権の侵害に該当するのに、JBDFは不思議です。内閣府の監査も入ったと聞いていますが、評議員に松浪健四郎、顧問に高市早苗等の政治家がいるので救われているのかもしれません。」(ダンス業界Z氏)。パワハラ疑惑報道以上に闇が深そうです。藤井創太さんのような優秀な若手に不当なストレスがかからないように環境が整うことを願ってやみません。(文@神田川涼香)


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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。

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