「いきなり！ステーキ」「やっぱりステーキ」の次は「とびきりステーキ」がくるかもしれない

2022/06/08 18:00 ガジェ通ウェブライター

ものすごい勢いで全国に店舗を拡大し、立ち食いステーキブームを巻き起こした「いきなり！ステーキ」。そしてその後を追うように、沖縄から全国へと展開していった「やっぱりステーキ」。

どことなく似た屋号のステーキ店なので、きっと「やっぱりステーキ」は「いきなり！ステーキ」の影響を受けたところがあるんだろうな、と思いますが、先日沖縄でこれらのステーキ店の影響を受けたであろう店を発見しました。

沖縄県名護市の「とびきりステーキ」

その名も「とびきりステーキ」。NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」で盛り上がる沖縄北部・名護市にありました。

「とびきりステーキ」はどうやら「いきなり！ステーキ」よりも「やっぱりステーキ」の影響を色濃く受けているようで、1000円ステーキを売りにしている点、スープ・サラダ・ライスがおかわり自由な点、溶岩プレートを使用している点などは「とびきりステーキ」と同じ。

「やっぱりステーキ」と「とびきりステーキ」は同じ沖縄発のステーキ店ですし、「いきなり！ステーキ」はルーツをたどれば源流にあるだけで、実際は「やっぱりステーキ」インスパイア店といったところなのでしょう。

こちらがメニュー表……なのですが、店頭の看板にデカデカと「とびきりステーキ 1000円」と掲げられていたのに、なんと1000円ポッキリのとびきりステーキが見当たりません。110グラムで900円、170グラムで1190円という価格設定になっていました。

きっと昨今の原材料の高騰に伴う価格改定がおこなわれたのでしょうが、1000円以下のメニューもあるのでまあ問題はないのかな……？

とりあえず今回は屋号が冠された「とびきりステーキ」を170グラムでオーダーしてみました。

おかわり自由のサラダとスープを楽しむ

ステーキが焼き上がるまでの間はおかわり自由のサラダやスープを楽しむこととします。

サラダはほぼ千切りキャベツで、スライスゴーヤがあるだけというワイルドなスタイル。まあ、ゴーヤで沖縄らしさを感じられるのは観光客にとっては嬉しい。のかな？

スープは「とびきりうま辛わかめスープ」と「ローストオニオンスープ」の2種。まずはローストオニオンスープをいただくことに。

すると、サラダはまあ見た目通りの味だったのですが、ローストオニオンスープが驚きのうまさ。じっくりとローストしたオニオンがたっぷりと入っていて、実に奥深い味に仕上がっています。なんならこのスープでライスも食べられそうだし、そのへんのファミレスで300円くらいで出てきてもまったく違和感なし。

「とびきりステーキ」、これはひょっとするとひょっとする店かもしれないぞ。

そんな絶品スープをたしなみながら引き続きステーキを待機。卓上にはたくさんのソースや調味料が並んでいました。これも「やっぱりステーキ」インスパイアなのでしょう。

中にはもちろん沖縄では定番「A1ソース」もありました。サラダがほぼキャベツだったことをプラスに捉え、A1ソースをぶっかけてムシャムシャといただきます。あーうまい。メインのステーキがやって来る前にだいぶ満足度が高くなってきました。

こんなに柔らかい赤身肉が1000円で！

そしてついにメインディッシュ「とびきりステーキ」170グラムがお出まし。なんくるないさー！

運ばれてきたステーキには油はねを防ぐ紙がかけられていました。これも「やっぱりステーキ」と同じ。影響の受けっぷりがハンパない。笑

さてさて、ジュージューと油がはねるのが少し落ち着いたところで紙をペロンとめくり、ステーキをいただくとしましょうか！

ギギギギギーーーーッ！！！ 溶岩プレートの上に鎮座する、なんとも肉厚なステーキ！！うまそーー！！

僕は焼き加減はミディアムレアぐらいが好みなので、写真を撮影したら早々にステーキをカット。完璧な焼き加減に満足。そしてカットしていてスジが全然ないことに気づきましたが、いざ口に迎えてみてもその柔らかさにびっくり！いわゆるサシと呼ばれる脂身がほぼない完全なる赤身肉で、厚さもかなりのものなのに、固さをまったく感じないのです……！

噛むたびに口の中では赤身肉の旨味があふれ、スジがないのでストレスフリー。これにおかわり自由のライス・サラダ・スープがついて170グラムで1190円は、あまりにも破格！破格ですぞー！！