BSアンテナの寿命は何年?室内取り付け型のアンテナとの違いは

BSアンテナの寿命は何年?室内取り付け型のアンテナとの違いは

BSアンテナにも、当然のことながら寿命があります。表記された寿命とは違う場合もありますし、外付けBSアンテナと室内取り付け型のBSアンテナでも寿命の違いがあります。それぞれの寿命と、その兆候を紹介しますので参考にしてくださいね。

BSアンテナの寿命は何年?法定耐用年数と耐久年数の違いとは

 

BSアンテナの平均的な寿命は、10年というのが通例です。しかし、設置場所や使い方によっては、5年程度しかもたないこともあれば、20年以上使用できることもあります。

 

目安となる寿命年数の表示に、「法定耐用年数」と「耐久年数」というもがあります。それぞれの意味の違いを解説します。

 

法定耐用年数は、BSアンテナの寿命とは全く関わりがありません。これは、税法上の減価償却費を計算する時に使われる数値です。従って、一般家庭では、この数字を無視しても全く問題はありません。

 

代わって耐久年数ですが、耐久とあるとおり、こちらがBSアンテナの寿命の目安となります。メーカーが独自のテストを行い、通常の条件下でなら10年は使えるだろうと試算した年数です。

 

これは、天候や紫外線、電波の受信状況などを一定としたものです。もし5年後に台風に吹き飛ばされて壊れてしまったということが起きても、保障されるものではありません。

 

BSアンテナが寿命かもといえる現象と長持ちさせる方法

 

BSアンテナの寿命かもしれない事象について、紹介します。BSアンテナの寿命を長持ちさせる方法も解説しますので、ぜひ試してみてください。

 

BSアンテナの寿命のサインとは

BSアンテナの寿命のサインとして、以下のような現象が起こります。

 

エラーコードが出る

アンテナの老朽化が見て取れる

放送が映らない

 

エラーコードが出るとは?

エラーコードでE201、E202、E203が出ることがあります。これらは全て、アンテナの不具合を指すコードですから、修理か交換が必要です。

 

BSアンテナの老朽化とは?

アンテナの塗装がはげたり、錆が出たりしていないか確認してみましょう。また、アンテナの取り付け部分がぐらついていると、電波の受信角度がずれてしまい、画面に不具合が出る可能性があります。

 

どちらの場合も、BSアンテナの寿命と考えて、交換をおすすめします。

 

放送が映らないとは?

テレビの電源を入れても、放送が映らない状態であれば、BSアンテナの寿命が考えられます。

 

稀に受信ブースターの故障や、B-CASカードの脱落、電源コードの抜けなどが考えらえrますので、これらの確認は必ず行ってください。

 

BSアンテナの寿命を延ばす方法

自分で交換するのが難しいBSアンテナですから、少しでも寿命を延ばしたいと思う人は多いかと思います。

 

業者が設置してくれた時点で、そうしたことも考慮されているかとは思いますが、そうでない場合は、次回交換時のために寿命を延ばす設置方法を覚えておいてください。

 

錆を予防する

天候の影響を受けない場所を選ぶ

定期的に点検する

周りに電波を妨害するものがあれば取り除くか、アンテナの位置を移動する

 

錆を予防する

アンテナの錆を予防するには、BSアンテナを選ぶときに注意をする必要があります。錆や腐食に強いステンレス製のものを選ぶか、防錆加工が施されているBSアンテナを選ぶと良いでしょう。

 

天候の影響を受けない場所を選ぶ

雨、風、雪、直射日光をできるだけ受けない場所に、BSアンテナを設置することが大切です。電波の受信が難しい場合は仕方がありませんが、設置の際に業者に相談してみることをおすすめします。

 

定期的に点検する

錆の兆候を早めに発見したり、アンテナのずれに気が付いたりするには、やはり定期的な点検が大切です。忘れてしまいがちなことですので、月に1回のルーティンにするなど、必ず点検ができるよう気を付けたいものです。

 

周りの状況も大切

最初にアンテナを取り付けた時は問題は無かった…という場合も、BSアンテナの交換時には同じ場所で良いかどうか確認しましょう。

 

例えば、BDアンテナの向く方向に高い建物が出来てしまったとか、近くの木が育って大きくなっているといった場合もあります。安易に元の場所とはせずに、周りの状況を見直してみることも大切です。

 

BSアンテナ室内取り付けと寿命について

 

天候の影響を受けない方法としては、室内アンテナを取り付ける方法があります。室内アンテナを取り付けるには、次のような条件が必要です。

 

南西方向に窓があること

南西方向に中高層ビルがないこと

周りに障害物がなく、角度が変わる心配がないこと

 

南西方向に拘る理由は、電波を発信している通信衛星の位置を意識する必要があるからです。通信衛星は、赤道上空を飛んでいるため、日本からはおおむね南西方向になります。

 

午後2時から3時あたりに、窓からたっぷりの直射日光が入るようであれば問題無いと考えて良いでしょう。

 

同じ理由で、南西方向に中高層のビルがある場合は、室内アンテナをおすすめできません。電波の受信が難しいか、できても画質が悪いことが考えられます。

 

BSアンテナを室内に取り付ける場所も重要です。カーテンなどの障害物があったり、人が触ってしまう場所にあったりすると、角度が変わって受信ができないことがあります。

 

電波の受信には、微妙な角度設定が必要ですから、こうしたことが起こらない場所を選んで取り付ける必要があります。

 

BSアンテナとしての寿命は10年と同じですが、天候の影響や錆の発生といったリスクが少ない分、寿命が長くなる可能性はおおいにあります。

 

ただ、取り付ける条件が満たされない場合は、使用できないことがありますので注意してください。

 

おわりに

BSアンテナの寿命と、室内アンテナの取り付け条件などを紹介しました。BS放送をいつも利用していると、映らないという状況は何としても避けたいものです。定期点検などを始めてみませんか?それがBSアンテナの寿命をより早く察知するには、最適なようです。

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