花壇の寄せ植えやインテリアにおすすめ!アマリリスの特徴や育て方

花壇の寄せ植えやインテリアにおすすめ!アマリリスの特徴や育て方

「誇り」の花言葉をもつアマリリスは、春に咲く大きな花が美しく、庭の花壇の寄せ植えや、室内のインテリアにおすすめの草花。アマリリスの花・葉の特徴、植え付けの時期や方法、肥料のタイミング、育て方のコツなど、魅力をたっぷりとご紹介します!

アマリリスの特徴&鑑賞や肥料などの時期や育て方の基本

長く伸びた茎の先に、春から夏にかけてユリやスイセンのような大輪の花を咲かせるアマリリス。赤やピンク、紫、白など花の色や模様のバリエーションが豊富で、明るい雰囲気の庭や室内にあいます。

開花期間が長く、育て方も簡単なので花壇の寄せ植えや、室内の鉢植えにおすすめです!

アマリリスの基本情報

分類:ヒガンバナ科アマリリス(ヒッペアストルム)属

学名:Hippeastrum

英名:Amaryllis

和名:ジャガダラスイセン

原産:中南米

特性:落葉性

形態:多年草

草丈:40〜80m

開花:4月下旬〜7月、10月

花色:赤、ピンク、橙、黄、紫、白

耐暑性:普通

耐寒性:やや強い

耐陰性:あり

アマリリスには春咲きと秋咲きの2種類がある

アマリリスは、初春に球根を植え付けて、春から夏に咲く「春咲き」が多くあります。しかし、オランダ産のアマリリスは、夏に球根を植え付けて、秋に開花を楽しむ「秋咲き」が主流。種類によっては12月上旬ごろまで開花を楽しめるものもあります。

アマリリスの花・葉の鑑賞時期

3〜4月になると球根から太い黄緑色の新芽を出すアマリリスは、4月下旬以降に花を咲かせます。8月ごろに花は枯れてしまいますが、葉は冬ごろまで鑑賞できます。

アマリリスの植え付けや肥料、摘芯などの手入れ

アマリリスの植え付けは、冬が過ぎて暖かくなる3〜4月ごろにします。植え付ける用土に元肥として肥料を入れ、葉が枯れ始める秋〜冬ごろに追肥をしましょう。花が咲き終わったら花と花茎を摘芯します。

 

アマリリスの花・葉の特徴と花言葉

アマリリスの花|一重咲きや八重咲きの品種がある

1本の長い茎の先に、6枚の花びらをもつユリのような花を咲かせるアマリリス。種類によっては、八重咲きに咲くものもあり、花の色も豊富です。

アマリリスの葉|春に新緑の芽、冬に落葉

アマリリスの葉は、ササのように細長く地面近くからアーチを描くように伸びます。葉は厚く光沢があり、つるつるとした手触りをしています。

アマリリスの花言葉

アマリリスの花言葉は「誇り」「すばらしく美しい」「内気」「おしゃべり」「強い虚栄心」です。

 

花壇や鉢植えで美しい花を咲かせよう!アマリリスの育て方とコツ

育て方1. 日当たりと風通しがよい場所で

基本的にアマリリスは、日当たりと風通しがよい場所で育てると元気に生長します。日陰過ぎると夏に花が咲かない、花が小さくなる場合も。風通しにも注意して、西日の当たらない場所を選びましょう。

鉢植えでアマリリスを育てている場合は、季節によって移動させることも大事です。春〜秋の間は陽の光が当たる場所に置きますが、梅雨の時期は軒下に移動させ、冬は室内で管理するといいです。

育て方2. 排水性・通気性・保水性のある土で

球根にたくさんの水分を蓄えているアマリリス。土が湿った状態が続くと、根腐れを起こして、枯れてしまうこともあります。

植え付ける前に、掘り起こした土に腐葉土、赤玉土、川砂利を混ぜて、排水性・通気性・保水性をよくしましょう。

育て方3. 球根を寒さに当てないように植え付ける

アマリリスの球根を寒さに当ててしまうと、霜に当たって株が枯れてしまうので、冬を過ぎた3月下旬〜4月ごろに花壇や鉢植えに植え付けましょう。5月を過ぎてしまうと開花の準備がはじまってしまうので注意してくださいね!

アマリリスを植え付けるときは、球根の頭が土から1/3程度出るように浅くします。土を被せたら手のひらで球根の周りを軽く押して、しっかりと固定させましょう。

育て方4. 基本的には水やりは控えめに

球根を植え付けるときに、アマリリスに水をたっぷりと与えますが、蕾が出るまでは、できるだけ土を乾かしてから水やりをします。

開花後は土の中が乾いて表面が白っぽくなったら、水をたっぷりと与えましょう。寒くなると生長が緩やかになるので、水も徐々に控え、冬は完全に乾かしてから水やりします。

育て方5. 花が枯れて葉が茶色く変色してきたら追肥

玉ねぎのように大きく丸々と太ったアマリリスの球根には、栄養がたっぷりと含まれています。用土にあらかじめ、窒素、リン酸、カリウムのバランスの取れた肥料を、元肥として混ぜておけば、花が咲くまでは追肥をする必要はありません。

ただし、花が咲き終わって葉も茶色く変色しはじめたら、お礼肥として緩効性化成肥料や液体肥料を与えましょう。

 

対策は環境づくりから!被害にあいやすいアマリリスの病気

赤斑病には注意!

春から秋の間は、アマリリスの葉、茎、球根に赤斑病(せきはんびょう)が発生することがあります。葉や茎の表面に赤い小粒の斑点模様ができはじめ、徐々に大きくなり、最終的には、亀裂が生じたり、穴が空いたりします。

放置すると別の植物へ感染し、被害が拡大してしまうので、見つけ次第株は破棄しましょう。

気温や湿度が高くなると赤斑病は発生しやすいので、アマリリスを育てるときは、できるだけ日当たりと風通しがよい場所で管理してくださいね。

 

おわりに

明るい庭や、洋風の庭にあうアマリリスは、水やりや肥料も楽で、鉢植えでも手軽に育てられる魅力的な草花です。花の色や模様が種類によってさまざまなので、色の違うもの同士を寄せ植えして、季節ごとの変化を楽しんでくださいね!

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