悪意を止められなくなるウイルスが蔓延 台湾発のエクストリーム・ホラー『哭悲/THE SADNESS』7月公開
感染症のパンデミック後の世界に訪れる、更なる恐怖を描いた台湾発のホラー映画『THE SADNESS(英題)』が、邦題『哭悲/THE SADNESS』として7月に日本公開されることが決定した(哭悲の読み方は“こくひ”)。なお、レイティングはR18+となっている。
“アルヴィン”という謎の感染症に長らく対処し続けてきた台湾。軽微な症状の感染症による不自由な生活に人々は不満を持ち、すっかり警戒がゆるんでいたが、ある日ウイルスが突然変異し、人の脳に作用して凶暴性を助長する疫病が発生。感染者たちは衝動を抑えられず、罪悪感に涙を流しながらも、思いつく限りの残虐な行為を行うようになる。街が殺人と拷問で溢れかえる中、カイティンという女性は、数少ない生存者とともに病院に立てこもっていた。彼女からの連絡を受け取ったジュンジョーは、独りで狂気の街を彷徨い始める。
情報解禁にあわせ、15秒の特報映像も到着。怪我をした女性に、笑いながら襲いかからんとする感染者の異様な様相を見ることができる。一般的なゾンビとは違って、普通に喋れるようなのがなんともイヤ~な感じ……。
監督を務めたのは、大のホラー映画好きで、本作が長編初監督となるロブ・ジャバズ。様々な名作ホラーからインスピレーションを得て本作を作り上げたという。本作は、徹底したゴア描写とスリル満点のストーリーテリングが話題を呼び、シッチェス・カタロニア国際映画祭のMidnight X-Treme部門に正式出品され、ファンタジア国際映画祭では初監督作品を対象とするNew Flesh Award for Best First Feature部門で最優秀映画賞を受賞している。
『哭悲/THE SADNESS』
7月、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
監督・脚本・編集:ロブ・ジャバズ
撮影:バイ・ジエリー
音楽:TZECHAR
出演:レジーナ・レイ、ベラント・チュウ、ジョニー・ワン、アップル・チェン、ラン・ウエイホア
2021年|台湾|カラー|2:1|5.1ch|100分|中国語|日本語字幕:神部明世
原題:THE SADNESS|R18+|配給:クロックワークス
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