美術品や文化遺産を鑑賞できる「Google Arts & Culture」に日本のマンガを紹介するコンテンツ「Manga Out of the Box」を公開
Googleは3月24日、世界の美術作品や文化遺産を鑑賞できるサービス「Google Arts & Culture」に、日本のマンガの歴史やその影響などを包括的に紹介するコンテンツ「Manga Out of the Box」を公開しました。
Google Arts & Cultureは、2000を超える世界各地の美術館や博物館が所蔵する美術作品や文化遺産を誰もが、いつでも、どこからでも鑑賞できるサービス。600万点以上の作品にアクセスでき、ARコンテンツや2万点以上のデジタルツアーといったコンテンツが無料で利用できます。
日本からはこれまで、伝統工芸をテーマにした「Made in Japan:日本の匠」や首里城復興をテーマにしたコンテンツ、日本食をテーマにしたコンテンツが公開されています。
ゴールデン街やクッキングパパも! Googleが美術品や文化遺産を鑑賞できる「Google Arts & Culture」に日本食を紹介するコンテンツ「Flavors of Japan」を公開 https://t.co/IOepBuLCbw #getnews #ガジェット通信 pic.twitter.com/wuBo9TVkNH
— ガジェット通信(公式) (@getnewsfeed) September 15, 2019
Manga Out of the Boxは、経済産業省、手塚プロダクション、藤子・F・不二雄ミュージアムなど13のパートナーが協力し、マンガの歴史、著名な作家、美術家のバーチャルツアー、現代アートへの影響として村上隆氏のプロジェクトに関するオンライン展示といったコンテンツをラインアップ。7万2000点以上の画像を収録しています。
機械学習を利用したマンガ風イラスト作成機能「Giga Manga」を提供。線や円をランダムに描くとマンガ風イラストが作成できる他、自由に描いたイラストに線を自動で補完したり色を塗る機能があり、イラストの完成後は描いたイラストと似たテイストのマンガや作品をオススメしてくれます。
発表会では明治大学国際日本学部教授の宮本大人氏が、『イエローバックス』『ニュクスの角灯』といった作品で知られる高浜寛氏による描き下ろし作品『歴史漫画考』、2021年に死去したみなもと太郎氏に歴史マンガについて聞いたインタビュー記事などを展示の見どころとして紹介しました。
Manga Out Of The Boxは、iOSとAndroid向けに提供されている「Google Arts & Culture」アプリか、ブラウザでアクセスして利用できます。
Manga Out Of The Box
https://g.co/manga
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
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