モロヘイヤの栄養価と、簡単モロヘイヤスープ&納豆和えの作り方
最近は通年で扱うスーパーも増えてきた、独特なぬめりが特徴のモロヘイヤ。含まれる栄養価の種類が豊富ですが、いざ食べるとなると「茹でておひたしにするくらい」という方が多いのではないでしょうか。今回は、モロヘイヤの栄養とおいしい食べ方についてご紹介します。
ぬめりが特徴!栄養満点のモロヘイヤ
モロヘイヤに含まれる栄養価の中でも、とくにβ-カロテンは100g中6600μg(茹で)あり、これはゴーヤ(炒め100g中230μg)の約29倍にもなります。そのほか、食物繊維やカルシウム、ビタミンK、葉酸も含まれています。ぬめりがあり、のどごしよく食べられるので、 暑さで食欲のない時期にも食べやすくおすすめです。
モロヘイヤのおいしい食べ方とは
モロヘイヤの独特のぬめりは、茹でて葉を刻むことで出てきます。サッと茹でた後に刻んでおひたしにするという定番もいいですが、実はスープや炒めもの、揚げものなど、幅広く使うことができます。鮮度が落ちると葉が硬くなるので、手に入ったらすぐに食べるようにしましょう。
モロヘイヤの下ごしらえのポイント
茎は硬いので、取り除いてから調理するのがおいしく食べるポイントです。水を張ったボウルにつけてよく洗ってから、葉だけを摘みとって使いましょう。
葉はサッと茹でて、しっかり水を切れば冷凍も可能です。
モロヘイヤはアレンジが利きやすく、魚介とともにかき揚げにしてもおいしいですし、野菜や肉と一緒に炒めても食べやすいです。
ここでは、ネバネバの食感を活かした「モロヘイヤ納豆」と「モロヘイヤのスープ」をご紹介します。手軽に作れるので、ぜひ試してみてください。
モロヘイヤ納豆の作り方(2人前)
納豆2パックをボウルに入れてよく混ぜ、そこにサッと茹でて刻んだモロヘイヤ1束とごま適量を加えます。適量の醤油で味をととのえたら器に盛り、卵黄をのせて完成です。
モロヘイヤスープの作り方(2人前)
市販のブイヨンスープ適量を熱し、刻んだモロヘイヤ1/2束を入れます。火が通ったら、塩コショウで味をととのえてでき上がりです。お好みで鶏肉、豚肉、溶き卵などの具材を入れたり、生クリームを加えて冷製スープにしても良いでしょう。
最後に
昔から、その栄養価の高さにより重宝されてきたモロヘイヤ。とても簡単に調理できて、アレンジの利く優れものです。7~9月が旬でとくにおいしい時期なので、この機会にぜひ、新しい食べ方にチャレンジしてみてください。
[モロヘイヤ]栄養を逃さない茹で方のコツと食べ方
エジプト原産の夏野菜・モロヘイヤ。栄養を無駄なく摂れる、上手な茹で方は?知っておきたい保存や調理のコツもご紹介します。
最終更新:2022.02.28
文:齊藤カオリ
写真:小林友美
監修:カゴメ
参考文献:
『ひと目でわかる! 食品保存事典』島本美由紀著(講談社)
『新・野菜の便利帳』板木利隆監修(高橋書店)
『もっとからだにおいしい野菜の便利帳』白鳥早奈英・板木利隆監修(高橋書店)
『改訂9版 野菜と果物の品目ガイド』(農経新聞社)
出典:
日本食品標準成分表2015年版(七訂)
カゴメが運営する、野菜をもっと楽しんでもらえるように、もっと好きになってもらえるように、皆さんがずっと健康でいられるように、お役に立てる情報を提供するメディアです。
ウェブサイト: http://www.kagome.co.jp/vegeday/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。