ウッドデッキを長持ちさせるコツは、こまめな掃除と適切なお手入れ

ウッドデッキを長持ちさせるコツは、こまめな掃除と適切なお手入れ

ウッドデッキはおうち時間を豊かにしてくれる素晴らしいスペースです。そんなウッドデッキの掃除やお手入れを怠ってしまうとどうなるのでしょうか?すでにウッドデッキをお持ちの方も、これから設置したいと考えている方も、参考にしてください。

ウッドデッキを掃除しないと…

ウッドデッキのある庭は、子供と遊んだり、日向ぼっこしたり、家で過ごす時間を豊かにしてくれる憧れのスペースです。しかしウッドデッキは屋外にあるので、雨や風、日差しや湿気などの影響を常に受けています。

 

掃除やお手入れを怠ると、大切なウッドデッキの寿命を縮めてしまいます。砂ぼこりや泥をそのままにしていると雑菌が繁殖し、木材の腐食の原因に。

 

ゴミや枯草などが溜まってしまうと、水はけが悪くなり傷みにつながります。また、日当たりが悪いところでは、コケが発生することもあります。

 

ウッドデッキは直置きNG!

ウッドデッキに草花があると、とても素敵です。しかし直置きは風通しが悪くなり、ウッドデッキが傷む原因になってしまいます。フラワースタンドやガーデンラックを使って、風の通りをよくし、簡単に掃除できるようにしておきましょう。

 

室外機を設置する場合も、直接置かずに架台を利用して風通りを確保します。排水にも注意が必要です。ウッドデッキの下に排水が流れるような場合は、湿気が溜まりやすくなってしまうので、設置方法の工夫が必要です。

 

また、何気なくやってしまうのが、子供のおもちゃやガーデニング用品などを置きっぱなしにしてしまうことです。跡が残ってしまったり、何日も放置するとカビが発生してしまったりします。

 

ウッドデッキに直置きしていると、傷んでしまう原因になりやすいです。できるだけ通気性をよくし、簡単に掃除できるようにしておきましょう。

 

 

素材別!ウッドデッキの掃除とお手入れ

天然木を使ったウッドデッキの基本の掃除

天然木を利用したウッドデッキはナチュラルな風合いで見た目がよいものです。しかし、天然木のウッドデッキは掃除とお手入れが不可欠になります。

 

天然木といっても、木材の種類によって、耐久性や価格などさまざまです。木材の種類によってお手入れの頻度も変わってきます。

 

天然木は大きく分けて、「ソフトウッド」と「ハードウッド」に分かれます。ウッドデッキの素材もしっかり把握しておきましょう。

 

ソフトウッドは柔らかく、加工しやすい木材で、比較的お手頃な価格です。しかし、耐久性が低いので、こまめな掃除と定期的なお手入れが必要になります。

 

ハードウッドは硬く耐久性に優れており、ソフトウッドより高価な木材です。掃除の方法はソフトウッドと同じですが、汚れが気になったら掃き掃除をし、季節の変わり目に水洗いするようにすれば、こまめに掃除しなくても大丈夫な木材です。

 

ウッドデッキの基本は掃き掃除です。板と板の間にゴミが溜まっている場合は細い棒などを使って取り除きます。定期的にデッキブラシを使って水洗いも必要です。

 

掃き掃除も水洗いも、木目に沿っておこない、木目に入り込んだ砂ぼこりや泥をしっかり落としましょう。水洗いした後は、モップや雑巾でしっかり水分を拭き取り、乾燥させます。水洗いは天気のよい日がベストタイミングです。

 

天然木を使ったウッドデッキのお手入れ

天然木のウッドデッキは、塗装の塗り替えが必要になります。ただしハードウッドは塗装の塗り替えがほとんど必要ありません。公共施設などのウッドデッキもハードウッドが多く採用されています。

 

ソフトウッドのウッドデッキは、防虫防腐剤が入った塗料での塗り直しが必要です。再塗装を怠ると、早く傷んでしまいます。木材に水が浸透し、腐りやすくなり、白アリが住み着いてしまうことがあります。

 

塗料は木材保護・野外用を基本に、設置場所に合った効果のものを選びましょう。また、前回塗ったものが「水性」か「油性」かも大切なポイントです。

 

前回塗った塗料と同じタイプを選びます。違うタイプを選ぶと水と油なので弾いてしまい、うまく機能しません。もし違うタイプを選ぶ場合は一度サンダーなどで削ってから塗装しましょう。

 

ソフトウッドの場合、毎年塗り替えるのがベストです。面倒でも、2年に1回は塗り替えないと、木材が水を含んでしまい腐りやすくなってしまいます。

 

塗り替えは3日以上晴れが続く日におこないます。1日目はしっかりと水洗いし、汚れを落とします。ささくれている場所はサンドペーパーなどで削り、表面を整えてしっかり乾燥させます。

 

2日目に塗料を塗り乾燥させ、3日目には2度塗りをおこない乾燥させます。面倒な作業ですが、木材が腐ってしまうと、交換する以外、方法はありません。

 

せっかくのウッドデッキを長持ちさせるためにも、お手入れは重要になります。ハードウッドの木材なら、塗り直しは不要な場合が多いですが、変色が気になる場合は塗り直すとよいでしょう。

 

人工木のウッドデッキ

人工木のウッドデッキは、面倒な塗り直しが必要ありません。掃除は天然木のウッドデッキと同じように掃き掃除と水洗いが基本です。

 

天然木のウッドデッキよりも、お手入れが簡単で耐久性にも優れていますが、比較的高価な素材です。人工木は掃除やお手入れが不要と思われがちですが、掃除を怠るとカビやコケが発生してしまいます。

 

汚れが気になったら掃除する程度で大丈夫ですが、天然木と同じように、直置きしていると、湿気がたまってしまいカビやコケが発生してしまいます。

 

人工木のウッドデッキでも、通気性をよくし、掃除しやすい環境にしておきましょう。

 

おわりに

ウッドデッキは掃除やお手入れが不可欠!そして、素材によって扱いがかわるので、素材や塗料も把握して、適切なお手入れを忘れず!

 

ウッドデッキは家で過ごす時間を豊かにする、素晴らしいスペースです。掃除と適切なお手入れで、長持ちさせましょう。

 

ウッドデッキを長持ちさせるコツは、こまめな掃除と適切なお手入れ
おすすめ記事
  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. ウッドデッキを長持ちさせるコツは、こまめな掃除と適切なお手入れ
Pacoma

Pacoma

「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。

ウェブサイト: http://pacoma.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。