犬猫の脱走防止に!ロック付きワイヤーネットの扉を設置しよう
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犬や猫を室内で飼う時、注意したいのが脱走です。そこでおすすめなのが、手軽に手に入るワイヤーネットを使って脱走防止用の扉をDIYすること。DIY初心者でも簡単にロック付きの扉を作れるのです。手軽にできるおすすめアイデアをご紹介します。
【犬用その1】ワイヤーネットで扉を設置
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外出時に犬がついてこようとしたり、調理中のキッチンに犬が入ってこようとしたりするのを防ぐには、ワイヤーネットで間仕切りのような扉を設置するとよいでしょう。
材料は犬が飛び越えられない高さのワイヤーネットと連結ジョイント、結束バンド、ワイヤーネットスタンドです。その場に固定して文字通りの扉として使うなら、ロックもできるように打掛錠や安全ロックを用意します。
用意するワイヤーネットの数は、設置する場所の幅によって決めてください。多少余分にあるくらいなら一部を重ねて結束バンドで固定すればよいので、短いよりも長くなるくらいの方がよいです。
材料が用意できたら、ワイヤーネットを連結ジョイントでつなげていきます。この時注意したいポイントは、ワイヤーネットにはワイヤーが出っ張っている面とへこんでいる面があることです。よく見て揃えてつなげてください。
扉として設置する場合は、開閉する部分をつなげないよう、2つのパーツを作ります。ワイヤーネットを連結ジョイントでつないでパーツを作ったら、ワイヤーが出っ張っている面にワイヤーネットスタンドの爪を引っかけて取り付けましょう。
固定する場合にはワイヤーネットスタンドの脚の上に重しとなるものをのせたり、設置する場所の柱に金具などを使って固定します。移動式の間仕切りのように使う時は、犬がのりかかった時に倒れないよう、反対側にもワイヤーネットスタンドを取り付けた方がよいです。
反対側にワイヤーネットスタンドを取り付ける時は、爪の部分に結束バンドを通してワイヤーネットを固定します。結束バンドが外れないよう、ワイヤーネットスタンドの爪を押しつぶすと安心です。
さらに、先に取り付けたワイヤーネットスタンドと、結束バンドを使ってつなげることで、安定性が格段に向上します。転倒防止効果も期待できるので、両面とも取り付けておくのがおすすめです。
扉として2つのパーツを組み合わせる時は、扉の外側になる面に打掛錠か安全ロックを取り付け、重しや金具でしっかり固定します。賃貸などで柱に傷をつけたくない時は、ラブリコやつっぱり棒で柱の代わりとなるものを立て、そこに固定するとよいでしょう。
【犬用その2】ワイヤーネットでケージ作り
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犬の脱走を防ぐなら、扉といわずにケージそのものを組んでしまうのもありです。ワイヤーネットを四角に組んでワイヤーネットスタンドを取り付け、汚れ防止用のジョイントマットを下に敷くだけですみます。
扉を設置したい時には、先の間仕切りの時と同じように1か所だけ連結ジョイントを使わず、打掛錠か安全ロックを取り付けてください。ワイヤーネットは軽いので、ロックを付けないと簡単に開けられてしまいます。ロックのつけ忘れに注意してください。
ワイヤーネットのケージのよい所は、置く場所に合わせて形を整えやすいことです。犬の頭数に合わせて、拡張しやすい点も見逃せません。ワイヤーネットはホームセンターなどで安価で購入できるので、経済面でもおすすめです。
ただし、大型犬のように力のある犬種には向きません。簡単に壊されてしまいます。あくまで小型犬用なので、その点は意識しておいてください。
【猫用その1】ワイヤーネットで扉を設置
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猫用の間仕切りの作り方も、基本的には犬用と同じです。しかし注意したい点は、犬と猫では跳躍力が大きく違うこと。犬と同じ高さでは楽々飛び越えられてしまいます。そのため、使うワイヤーネットも相応の大きさのものを選び、高い間仕切りを作るとよいでしょう。
作り方は、ワイヤーネットにワイヤーネットスタンドを取り付けたら、連結ジョイントを使ってワイヤーネットをつないでいきます。ワイヤーネットが大きいため、補強も兼ねて結束バンドでも固定しておきましょう。
扉として固定する時は、耐久性の高いつっぱり棒を活用できます。ホームセンターなどで天井に届く長さのつっぱり棒を購入し、ワイヤーネットを固定してください。つっぱり棒で床や天井が傷まないよう、設置場所に傷防止シートを貼っておくとよいでしょう。
扉として開閉する部分に固定用のつっぱり棒よりやや短めのつっぱり棒を取り付けて補強し、打掛錠か安全ロックを取り付けます。扉のロックは猫が開けられないように、2ヶ所に設置するのがおすすめです。
【猫用その2】扉や窓、網戸をロック
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玄関や廊下、網戸の前などに、ワイヤーネットを使った間仕切りを取り付けるのは効果的です。しかし、それでも猫に網戸を開けられて逃げられてしまったという方や、引き戸を開けて出ていかれてしまったという方もいるのではないでしょうか?
ワイヤーネットの間仕切りは確かに効果的ですが、その他にも猫用の安全ロックやつっぱり棒を使って、外に出られるのを防ぐことも大切です。
猫用の安全ロックの中には、扉にはさんでおくだけで猫が開けられなくなるという、便利なものも売られています。また、網戸を窓ロックで開かないようにした上に、さらにつっぱり棒を取り付けて強度を上げる方法もおすすめです。
もし、思い当たることが過去にあったという方は、ワイヤーネットの間仕切りと合わせることで、より効果が期待できるので試してみてください。
おわりに
犬や猫を室内だけで飼うには、それなりにいろいろと準備が必要です。しかし、できれば費用はおさえたいもの。そんな時に便利なアイテムが、ホームセンターなどで簡単に買えるワイヤーネットです。
そんなワイヤーネットを使えば、扉とロック付きの間仕切りをはじめ、さまざまなアイテムが作れます。もちろん脱走予防にも効果的で安心なものです。DIY初心者でも手軽に扱えるので、ぜひここでご紹介したアイデアを試してみてください。
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