「アイス消費が増えると殺人も増える」? 奇怪な相関関係にダマされるな!
統計学の授業では分析ツールの一つとして“相関関係”を習います。複数の現象がお互いに数値的な関係があるかどうかを手軽に測定できますが、必ずしも相関関係があるから因果関係があるわけではありません。
『BuzzFeed IDEAS』にでまとめられた「The 10 Most Bizarre Correlations」(奇怪な相関関係10集)は、誰もが絶対にウソだと分かる現象を相関関係でまとめています。ここに挙げられたいくつかの面白い相関関係を紹介しましょう。
アイスクリームが消費されると殺人事件が増える?
怪しい部分は、5~7月までの間しかプロットしていないところです。都合のよい上昇傾向がある期間を抽出すれば、相関があるグラフは作れそうです。
海賊が減ると地球温暖化が進む?
これも怪しいです。年代と共に上昇する事項と減っていくものを相関関連にすれば納得できそうなグラフを作ることができます。
『Internet Explorer』は殺人の原因に?
相関関連のネタとして、殺人と何かを組み合わせることは多いです。これは相関が取れているようで、グラフが操作されています。『Internet Explorer』と殺人率の目盛りが都合のよい場所で始まり、終わっています。原点が0から始まらないグラフには注意を。
他にもジョークを絡めた面白い相関関係があります。アメリカンジョークなので見る人によっては不快感を示すものも多いですが、選べば楽しめると考えます。
相関関係には注意!
相関関係は因果関係を調べるツールの一つです。常識的に関連のある情報を集めてきて、最終判断として因果関係があるか調査するためのものです。
また、グラフの始点が0からでないものは注意してください。グラフの始点と終点を操作することにより、さらに相関関係を増強することが可能です。
The 10 Most Bizarre Correlations
http://www.buzzfeed.com/kjh2110/the-10-most-bizarre-correlations
BuzzFeed
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画像:www.buzzfeed.comより引用
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