映画『99.9-刑事専門弁護士-』明石が殉職!? 松本潤らが片桐仁をいじりまくり!西島秀俊も「正直、大変でした(笑)」異質な撮影現場を明かす

TBSテレビで2016年、2018年に日曜劇場で放送され、熱烈な支持を集めた松本潤主演の「99.9-刑事専門弁護士-」待望の映画『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』(12月30日(木)全国公開)のキャストと監督が揃って登壇した完成披露試写会が12月22日に行われました。

本作は個性豊かな弁護士たちが、99.9%逆転不可能な刑事事件に挑んでいく、新感覚の痛快リーガル・エンタテインメント。

映画では、超型破りな弁護士・深山(松本潤)、敏腕弁護士・佐田(香川照之)、三代目ヒロインの新米弁護士・穂乃果(杉咲花)の元に15年前に起きた毒物ワイン殺人事件に関する依頼が舞い込んでくる。その犯人とされた人物は、死刑判決の確定後、無実を訴えながらも獄中で死亡しており真相は葬られた。その事件には、謎の弁護士・南雲(西島秀俊)とその娘エリ(蒔田彩珠)が関わっていた!
深山たちは、事件が起きた村で出会った青年・守(道枝駿佑)の協力を得ながら、事件を徹底的に調べていくことに。しかし、巧妙に仕掛けられた罠によって、まさかの冤罪を生む事態に、事実だけを求め続けてきた深山に初めて迷いが生まれる。最大のピンチに見舞われながらも、果たして深山たちは0.1%の事実にたどり着くことができるのか――。

完成披露試写会には、メインキャストの松本潤さん、香川照之さん、杉咲花さん、片桐仁さん、馬場園梓さん、西島秀俊さん、道枝駿佑さん(なにわ男子)、蒔田彩珠さんと、木村ひさし監督が登壇。

フォトセッションでは、ムービーカメラ向けの撮影タイムで松本さんが片桐さんの顔を手で遮るなど、仲の良さに終始会場中から笑い声が漏れてしまう、とても和やかなイベントとなりました。

冒頭の挨拶では、片桐仁さんが「明石行きまーす!」のお馴染みのセリフで会場を盛り上げる場面も。

馬場園さんが「プロレスが好きという理由でSeason 2から参加させてもらい、木村監督が本当にプロレスバカで良かったなと思います」と挨拶すると、木村監督はこの日、新日本プロレスのオカダ・カズチカ選手からお借りしたという衣装で登壇していることも明らかに!

その衣装に「本物ですか!?」「本物ですよ」の会話が繰り広げられ、「オカダ選手が、『99.9』は青のイメージだから青の衣装がいいですか?と言って貸してくれたんです」と木村監督が経緯を話すと、「すごいですね」と松本さんも驚きの表情を浮かべました。

木村組の中でも『99.9』の現場は異質!みんなのアドリブに西島秀俊「正直、大変でした(笑)」

――映画のお披露目を迎えた率直なお気持ちをお聞かせください。

松本:いよいよだな、と思います。私事になりますが、去年末で嵐の活動が休止して、ちょっとゆっくりして、2021年リスタートの一発目としてこの作品をやれたことはすごく嬉しかったし、有り難いなと思いました。TVドラマを2シーズンやった上で、現場が「おかえり」と言ってもらえるような、じゃあ今からもう一回みんなで面白いものを作ろうか、というリスタートがこの作品で切れたのは僕にとってすごく良かったなと思って感謝しています。

香川:本来この作品は映画だけで公開されるということだったんですけども、色々な話し合いを経て、スペシャルドラマ+映画という2本立てになりまして。この2本を同時に撮っていたのは、春から夏の約4月近くです。連続ドラマを撮影するのと結局同じだけの時間を過ごすことができたので、そういう意味では今年頭に嵐休止後の松本さんと打ち合わせをさせていただいたところから始まり、春から夏の撮影を経て、この年末に公開ができるという、有り難い一年でございました。本当に一人でも多くの方に観ていただきたいなと心から思っています。

杉咲:元々イチ視聴者としてすごく楽しませていただいていた大好きな作品に自分も参加させていただけることがすごく嬉しくて、ようやく皆様に観ていただけることが楽しみですし、自分のキャラクターがどんな風に観ていただけるのかな?という緊張感もありますね。

――杉咲さん演じる、穂乃果のキャラクターは必見ですからね!

杉咲:ありがとうございます。

松本:(12月29日放送の)スペシャルドラマを観ていないと、穂乃果のキャラクターが、ちょっといきなり飛ばして始まると思うんですけど、頑張って付いていって観てください(笑)。

――今回初めて参加された西島さんも現場の感想をお願いします。

西島:木村組は僕も何本かやらせていただいているんですけど、『99.9』の現場はその中でもまったく異質で(笑)。監督も演出で変えていきますけど、俳優の皆さんがすごくアドリブをどんどん出して、より面白く、より皆さんに内容が伝わるようにということをやられているので、現場のダイナミックな感じが本当に刺激的で楽しい経験でした。

――松本さんは西島さんと初めての共演でしたが。

松本:『99.9』って真面目なところは真面目なんですけど、割と笑いに包まれたポップな作品なんです。それを今回本当に映画らしい仕上がりにしていただいたのは西島さんのおかげだと思って感謝しています、ありがとうございました! 本当に! それは観ていただいたらわかります、さすがだな!っていう。

香川:本当にそうですね。私達がじゃれているのを、西島さんがビシッ!とぶった切って本筋に戻すという。大変でしたか?我々がじゃれ合っているのは。

西島:正直、大変でした(笑)。目の前でものすごい演技しているのを、全然見ないふりをして真剣にやるという(笑)。杉咲さんとのシーンは僕は空を見ましたね。

――道枝さんも『99.9』初参加でしたが、いかがでしたか?

道枝:CDデビュー前に参加させていただいた映画が、CDデビュー後に公開されるのは有り難いことです。

松本:そうだね。

道枝:本当に『99.9』の現場はキャストの皆さんやスタッフの皆さんがこだわりにこだわり抜いて作った作品というのを間近に見れて、すごく有り難かったです。

松本:(道枝さんの姿を眺め)今日も長いな~(笑)。

道枝:今日も順調に長くさせてもらっています、ありがとうございます(笑)。

――蒔田さんも初参加でした。

蒔田:台本があってないような感じで(笑)、本当に覚えてはいるんですけど、そのタイミングで言えない、みたいなことがよくあって。そういう現場が今までなかったので、楽しく良い経験をさせてもらえたなと思います。

松本:なんかすみません(笑)。

――こういった10代の力が加わったことは新たな魅力になっていると思いますが、松本さんいかがですか?

松本:そうですね。今回の映画は新作のスペシャルドラマと対になる作品になっていますけど、2本観ていただけると新しい魅力が見えてくる、そんな『99.9』になっていると思うので、ぜひ両方楽しんでいただきたいと思います。

――片桐さん、今回、明石のポイントは?

片桐:新たなiPhoneケース「モアイフォン」が登場しますよ、皆さん! 目の部分の扉を開けると、カメラが見えるようになっているんです。木村監督が「モアイフォン」がいいって言うから作ったのに、大して活躍しないんです(笑)。

松本:今日はそれ、抽選で1名様にプレゼントするの?

片桐:なんでそんな勝手に言うの(笑)。使ってますから!

木村監督:撮影終わりに操作的に扱いにくいって反省していましたよね(笑)。

――松本さん、今回の片桐さんはいかがでしたか?『99.9』ファンの皆さんは待っていると思うので。

松本:待っていますかね?

片桐:言わば、深山と明石はセットですからね~。

松本:でも、そういう意味では今までは相棒感はあったんですけど、今回ちょっと霞んでるんですよ(笑)。穂乃果という新たなキャラクターが出てきたことによって、むしろ穂乃果と明石の対立みたいなものもあったりするので。

片桐:そうですね、ライバルなので。

松本:そこも楽しんでいただけると思います。

――馬場園さんは3年ぶりの『99.9』の現場でした。

馬場園:本当に親戚が集まったみたいな温かい現場で、皆さんがすごく優しんです。みんなのセリフは自分のセリフという感じで、自分のことだけじゃなく、みんなのセリフをどういう風に言えばいいのかとみんなで考える現場で、本当に温かくて。
撮影の途中で西島さんが台本をチェックしているときに雨が振ってきたんです。そのときに、香川さんがパッと傘を西島さんに差したんです。それを見て、座長の松本さんがその香川さんにまた傘を差したんですよ。素敵な傘の珠々繋ぎで! だからすごく優しい現場で、幸せな時間を過ごさせていただきました。

松本:馬場園さんがいると本当に温度がちょっと上がる感じがして、それにすごく助けられましたね。

――監督から見て、進化している部分も教えてください。

木村監督:劇場版の再現シーンは、大変な苦労をして撮ったので、そこも楽しんでいただければと。手間をかけて作りました。

松本:あれが『99.9』らしいんじゃないですか? 再現をしっかりやろうと言って、やっているあたりが。

木村監督:パワーアップ感は半端ないと思いますね。

片桐仁演じる明石、ついに殉職!?

――皆さんの99.9%揺るがないマイルールや、99.9%愛してやまないものを教えてください。

松本:蕎麦は塩で食う……。お蕎麦は最初、塩で食べる。いきなりめんつゆに付けない。造り手にリスペクトを込めて。

杉咲:マイルールは、どんな時間でも1日3食絶対に食べる。朝2時とかに起きても朝ごはんは絶対に食べたい。カレーとかなんでも食べます。

松本:朝から? 深夜2時に朝カレーいける?

杉咲:いけます。

香川:あれは朝から食べるものだよ。カレー大好きなので。

西島:僕はこの時期は常に干し芋が常備されています。

松本:干し芋?

西島:干し芋みんな持っていないですか?

松本:持っていないですよ(笑)。常に? 現場に行くときってことですか?

西島:いや、家に必ず干し芋があって。ちょうど今くらいだと思うんですよ、干し芋の時期って。

松本:ごめんなさい、干し芋に時期があるか知らないです(笑)。

西島:収穫して干して、僕の中では年末年始のイメージなんですよ。だから、干し芋はいつもあります。

香川:皆さん、西島さんの外見に騙されたらダメです。この人、現場で甘いものばっかり食べているんです。お付き合いが長いですけど、ずーっとお菓子のコーナーに居て、ピッとセロハンを破る音が聞こえたら西島さんです、大体。

道枝:僕は毎日湯船に30分以上浸かる。

松本:けっこうしっかりだね。

道枝:はい、しっかりお風呂には入っていますね。YouTube見たり、音楽を聴いたりしながら、遅くなっても30分以上浸かると決めています。

松本:そうするとそんなに身長が伸びるんですか?

道枝:そういうわけじゃないです(笑)。それで伸びてくれていたら僕も嬉しいですけど(笑)。

蒔田:私は寝るのがすごく大好きなので、短い時間でも絶対良い睡眠を取りたいと決めていますね。

片桐:僕は今年から、朝300mlのお湯を飲んでいます。よく現場でお湯だけ飲んでいる女優さんいますよね。お通じが良くなります、やってみてください。

馬場園:こだわりは、下味ですね。唐揚げの話なんですけど。塩麹で30分くらい下味をつけると、お肉が柔らかくなるのでやってみてください。

香川:今日、これだけのお客様が劇場に集まっていただいて。本当に一列飛ばしとかの光景を2年間見続けてきているんです。そうすると、お隣のお客さんが居て、隣の方の笑い声に触発されて笑いが4倍にも8倍にもなっていくものだから、こういう光景を見ると本当に感謝してやまないですし、それを作り出した『99.9』のこれをステップにして次回作、もう一度また戻ってきたいな、と。

松本:気が早いですね。

香川:99.9%、みんなで戻ってまた一緒にやりたいなと思っていますが、監督どうでしょうか?

木村監督:ありがとうございます! 明石さんも入れた、みんなで良いんですよね?

片桐:僕も帰ってこさせてくださいよ。

松本:片桐さん、今回の映画で殉職シーンあるんですよ。

片桐:よく言われるんですけど、殉職シーンないんですよ! 助手ですからね、僕!

香川:トップシーンで殉職するじゃないですか。

片桐:嘘つくのやめてください(笑)! まだ死なないんです、ごめんなさいね(笑)。

――公開まであと一週間、どうやって日本中に広がっていってほしいですか?

香川:『99.9』と言えばオヤジギャグですから、オヤジギャグを見直していただいて、もう一度オヤジギャグの輪を広げていただきたいなと思います。意外と(キャストも)おじさんばっかりですからね。あなたももうおじさんだよ?

松本:そうですね。いやもう、おじさんだと思っています。道枝くんみたいな人の横に居たら、もう。

道枝:そんなことないですよ!

松本:いやいや、だって俺もう歳が倍だぜ?

香川:(道枝さん)19歳、(松本さん)38歳か。

松本:そう、やばいでしょ。それはもうおじさんですよ。

香川:ちょっと待って、3倍したら俺になるよ。おじいさん(笑)。

松本:いいね、三世代楽しめます(笑)。

――最後にメッセージをお願いします。

松本:家族だったり友達だったり、自分の大切な人の輪がこの映画を通して広がっていったらいいなと思います。2021年の締めくくりにこの映画は公開されますけど、劇場に足を運びやすい環境というのが少しずつではありますが広がってきているんじゃないかな、と思っています。なので、2021年の年末、そして2022年の年明けのタイミングでこの映画を使って、家族や友人だったりが一緒になって楽しめる、そんなコンテンツにこの映画がなったらいいなと思っています。たくさんの人にこの映画の楽しさが伝わっていただけたら嬉しいです。

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作品概要

12月29日(水)スペシャルドラマ放送! 12月30日(木) 映画公開!
タイトル:『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』
出演:松本潤、香川照之 杉咲花、片桐仁、マギー、馬場園梓、馬場徹、映美くらら、池田貴史、岸井ゆきの
西島秀俊/道枝駿佑(なにわ男子)、蒔田彩珠/榮倉奈々、木村文乃、青木崇高/高橋克実、石橋蓮司/奥田瑛二、笑福亭鶴瓶、岸部一徳
監督:木村ひさし 脚本:三浦駿斗 トリック監修:蒔田光治 音楽:井筒昭雄 企画:瀬戸口克陽 エグゼクティブプロデューサー:平野隆 プロデューサー:東仲恵吾 辻本珠子
配給:松竹 公開:12月30日(木)
(C)2021『99.9-THE MOVIE』製作委員会
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/999movie[リンク]
ドラマ『99.9-刑事専門弁護士- 完全新作SP新たな出会い篇〜映画公開前夜祭〜』
[放送日時]
12月29日(水)よる9:00〜11:27
[SPドラマ公式サイト]
https://www.tbs.co.jp/999tbs/

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