ランタンは使う場所との相性が大切!キャンプでの正しい選び方
キャンプのアイコン的存在のランタンですが、選び方を間違えてしまうと、思っていたのと違う…となりやすいアイテムです。使う目的や明るさなど、ランタンの種類や役割を紹介しているので、ランタン選びの参考にしてください。
キャンプのランタンは使う場所によって役割が違う
ランタンは明るさを確保するものですが、キャンプ用のランタンは明るさによって役割が違います。サイト全体を照らす、メインランタン。テーブルの上や手元を照らす、サブランタン。
テントの中や、トイレの時などに役立つ、携帯用ランタン。メインランタンは明るくサイト全体を照らせる光量があるものです。
サブランタンは眩しくない光量で、テーブルの上を照らせるものなど、同じランタンでも用途と役割を知っておくとランタン選びに役立ちます。
ランタンの購入を検討しているなら、サブランタンと携帯用ランタンをいくつか用意するのがおすすめです。メインランタンは高価なものが多いので、お手頃なサブランタンや携帯用ランタンから購入した方が作業しやすくなります。
ランタンを選ぶときに注目したいのが、ルーメン(lm)です。ルーメンは光量を表す単位で、数字が大きくなるほど明るくなります。
メインランタンの役割と選び方
メインランタンの役割
メインランタンは、サイト全体を照らすランタンです。できるだけサイト全体が照らせる位置に設置することで、地面の凹凸やロープの位置が見えるようになります。
ホワイトガソリンやガス缶などの燃料を使うランタンは、明るいタイプが多いです。虫を集める効果があるので、テーブルから少し離れた場所に設置すると、テーブルの方に虫が寄りにくくなります。
しかし、ランタンが熱くなるので、ランタンポールか、タープのポールに付ける、ランタンハンガーが必要です。子供が小さいうちは、燃料が不要で、触っても安全なLEDランタンの方が安心です。
メインランタンの選び方
メインランタンは1000ルーメン以上あるものを選びましょう。燃料を使うランタンの場合は、マントルを使うタイプがメインランタンに向いています。
マントルは小さな袋のような見た目をしていますが、特殊な薬品が塗られていて、空焼きすることで灰化し、ランタンの中で電球のように光ります。
オイルランタンやガス缶のランタンでも、マントルがないタイプはサブランタン向きです。また、ランタンは光の向きにも注目です。傘が付いているタイプのランタンは、傘に光を反射させ、下を照らすタイプになります。
下の方に置いてしまうと、どんなに明るいランタンでも上の方には光が届きにくくなるので、高い位置に設置できるように準備しましょう。
サブランタンの役割と選び方
サブランタンの役割
サブランタンはテーブルの上や、調理中の手元を照らすためのランタンです。メインランタンだけでは手元が暗いので、焼き加減などを確認するためにサブランタンは必要です。
メインランタンよりも暗めのものを使う事で、虫が寄りつきにくくなります。サブランタンはテーブルの上に置くタイプや、吊り下げるタイプなど選択肢も多く、手軽なLEDや雰囲気のあるキャンドルやオイルランタンなど好みに合わせて選べます。
サブランタンの選び方
サブランタンは150~300ルーメン位のものが向いています。あまり明るすぎるとまぶしくなってしまうので、注意しましょう。
吊り下げるタイプは、直接目に入りにくいので明るめのもの、テーブルに置くものは目に入る位置なので、明るさを調整できるものや明るすぎないものが向いています。
サブランタンは好みのものが選びやすいランタンです。キャンドルタイプやバーナータイプのランタンは、炎の揺らぎを楽しめ、非日常を味わえます。
携帯用ランタンの役割と選び方
携帯用ランタンの役割
携帯用ランタンはテントの中やトイレに行くときなどに使うランタンです。サブランタンとの兼用もできますが、携帯用ランタンはLEDが基本です。
火を使うランタンは、火災や一酸化炭素中毒の危険があるので、テントの中では使用しません。子供が暗がりを怖がるようなら、ヘッドライトがおすすめです。自分が向いている方が必ず明るくなるので、手に持つタイプよりも暗さを感じにくくなります。
携帯用ランタンの選び方
携帯用ランタンは80~140ルーメン位のもので十分です。テントの中で吊り下げて使う場合は、万が一落下しても安心な、軽めのランタンが向いています。
充電式のランタンは軽量で、ランニングコストもかからないのでおすすめですが、充電を忘れてしまうと使えないので注意しましょう。また、連泊の場合は、途中で充電が切れても大丈夫なように、複数用意するか、電池式のものを使うなど対策しておくと安心です。
おわりに
ランタンはキャンプをするうえで、必要なアイテムの一つです。しかも、防災グッズとしても役に立ちます。最近はお手頃な価格でコンパクトなLEDランタンも増えています。
まだキャンプはしたことがない、これからチャレンジしてみたいという方でも、防災グッズの一つと考えると、持っていて損はないキャンプ道具ではないでないでしょうか。
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