非GPS環境でのドローンの自律飛行に成功!建築現場での安全巡回や現地確認を遠隔地から行うことが容易に
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株式会社センシンロボティクス、株式会社ACSL(旧:株式会社自律制御システム研究所)、竹中工務店、カナモト、アクティオの5者は、非GPS環境となる建設現場での屋内ドローンの自律飛行に関する実証実験を実施し、成功を収めました。
実験の概要
同実験では、センシンロボティクスとACSLが共同開発した業務自動化統合プラットフォーム「SENSYN CORE」と、ACSLの国産ドローンMiniを用いた屋内自律飛行システムを活用しています。
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同実験においては、フロア1階から2階への自動飛行を達成。2メートルの幅の経路や障害物がある狭い経路も安全に飛行できました。また、ガラス面や外光の影響など実際の運用環境に近い試験でもVisual SLAM性能を担保できたとのことです。
建設現場でのドローン自律飛行の課題
通常、屋外を飛行するドローンはGPS信号を受信していますが、非GPS環境となる屋内などではSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)といわれる自己位置推定と地図生成技術が必要となります。SLAMを実現するには、カメラで特徴となる点を認識することで飛行用地図を作成し、自己位置を推定するのが一般的です。
しかし、日々環境が変化する建設現場においては、目印のタイムリーな設置が困難なことや、飛行ルートを図面で可視化できないことなどから、手動操作による安全巡回や現地確認が行われてきました。今回の実証の成功は、現場の巡回のリモート化や業務負担軽減などにつながる結果と言えるでしょう。
PR TIMES
株式会社センシンロボティクス
株式会社ACSL
(文・Higuchi)
![Techable](https://px1img.getnews.jp/img/archives/2019/08/origin_Techable.jpg)
ウェブサイト: https://techable.jp/
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