次々にPSPやWiiが犠牲に? 違法なゲームコピーが可能なツール続々

「検証のためにやっている」、「コピーじゃなくてバックアップだ」、「訴えられるなら訴えてみろ」という人たちがいる。PSPやWii、ニンテンドーDSのゲームソフトをハードディスクやメモリーカード等にコピーしている人たちだ。2009年10月現在、すでにPSPやWiiはコピーガードやさまざまな機能がクラッキング(破壊 / 改造)され、本来ならば起動しないはずのコピーゲームが動くようになっている。

それらのコピーゲームを動かすためのツールを開発している人物は多数おり、インターネット上に無料で公開。ゲームメーカーが新たな対策プログラムを導入してバージョンアップしたとしても、数日でコピーガード等をクラッキング。まさにイタチごっこが続いており、現状ではクラッキングツールの開発者が勝利している状態となっている。

それらのツールはどのように進化しているのだろうか? WiiやPSP、ニンテンドーDSすべてのツールに共通していえることは、バージョンアップの度にプレイできるむゲームが増えるということだ。コピーゲームを起動させることができるツールは、開発したばかりの段階では起動するゲーム数が少ない。つまり、普通に遊べないものばかりなのだが、バージョンアップを重ねる度にコピーゲームがちゃんと起動して遊べるようになり、コピーガードすら解除してしまうらしいのだ。

WiiのゲームをSDカード等にコピーして保存し、そこからデータをひっぱってゲームを起動させることもできるのだとか。PSPの場合は、やはりUMDソフトからデータをメモリースティックにコピーし、UMDがなくても遊べるようにできるのだという。もちろん、コピーガードもガンガン解除されている。

だが、どうしてもクラッキングできないハードがあるという。それはプレイステーション3だ。こればっかりは改造したりゲームをコピーすることができないといわれている。ガジェット通信記者のひとりが過去にタイ人のハッカーにインタビューしたときも「PS3だけはどうにもならない」とコメントしていた。

また、驚くべき事実がもうひとつある。それらのツールを開発している人物のなかに日本人も多数おり、スゴ腕のツール開発者はゲームクラッキング世界で英雄視されているというのだ。つまり、ヒーローと化しているわけである。さしずめ、天から恵みを与えてくれる神様のような存在なのだろうか。その素晴らしい能力を、もっと健全なところで使ってほしいものだが……。ゲームは普通に買って普通に遊ぶ。それが常識であることを忘れないでほしいものである。

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