『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』「ハードマスター」の日本語吹替声優・野津山幸宏さんに聞く「忍者もバイクも好きなのでテンションが上がりました!」
世界的な人気を誇るアクションフィギュアをもとに映画化され、ハイテクガジェットや特殊マシンを駆使し世界を守る最強の戦闘エキスパートチーム「G.I.ジョー」と、世界支配を目論む悪の組織「コブラ」の戦いを描き、全世界でメガヒットを記録した大ヒットアクション映画『G.I.ジョー』シリーズ。
ファン待望の最新作『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』では、史上最大規模の日本ロケが行われ、刀と銃を武器に戦い「G.I.ジョー」最強の戦闘能力を持つシリーズ人気No.1の漆黒の忍者ヒーロー“スネークアイズ”が主人公に!“未曽有の忍者テロ”を阻止するべく立ち上がったスネークアイズの、謎に包まれたオリジンストーリーが初めて描かれます。
本作で、イコ・ウワイス演じる、日本の秘密忍者組織「嵐影」の鉄拳忍者“武の師範”ハードマスターの日本語吹替を務めているのが、「ヒプノシスマイク –Division Rap Battle-」有栖川帝統や、「東京リベンジャーズ」ぺーやんの声で知られる声優の野津山幸宏さん。今回は野津山さんに、映画について、色々とお話を伺いました。
ーー本作大変楽しく拝見させていただきました!早速ですが、野津山さんがイコ・ウワイス演じるハードマスターの吹き替えに決まった経緯、その時のお気持ちを教えてください。
日本語制作版演出の日向さんに呼んでいただきました。僕も色々な映画を観るのですが、アクション系は特に好きなので。ワクワクしながら収録をしていました。
過去シリーズも観ましたが、今回も派手でカッコいいアクションが満載なので、ドキドキハラハラしながら楽しませていただきました。
ーー本作は吹き替えキャストの皆さんがすごく豪華ですよね。
木村昴さん(「呪術廻戦」東堂葵役ほか)に、竹内順子さん(「NARUTO –ナルト-」 うずまきナルト役ほか)、井上和彦さん(「NARUTO –ナルト-」 はたけカカシ役ほか)をはじめとした大先輩の皆さんと一緒に演じさせていただく不安もあったのですが、やるしかない!自分が出せる最大の力を出そうと、頑張りました。
収録は1人だったので、少し寂しかったです。でも試写で観て、皆さんの声がめちゃめちゃカッコ良かったので感激しました。
ーー野津山さんのハードマスター、すごく素敵でした。年齢も全く異なるキャラクターということもあって、難しさもあったのではないでしょうか。
難しいですね。自分が実際に演じるのならメイクをしたり、服装などで年齢を変えてみせることも出来るのですが、声だけで年齢の差を埋めるというのは難しいなと改めて感じました。
ーーアクション映画ということで、息遣いの部分のお芝居もありますよね。
この作品はアクションが一番の見どころだと思っているので、息遣いであったり、セリフにならない声などが大事だなと感じました。色々と試行錯誤しながら。あとは音響監督さんからも「余裕のある感じで演じて欲しい」と言われていたので、「これは本気じゃないよ」という感じを意識して声を出していました。
ーーハードマスター以外で、気になったキャラクター・好きなキャラクターはいますか?
どのキャラクターも魅力的なのですが、僕は井上和彦さん演じるブラインドマスターが好きです。僕が演じたハードマスターとコンビの様なキャラクターで、僕が並ぶのはおこがましいなと思いつつも、とても嬉しかったです。
ーー『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』をご覧になって、率直な感想はいかがですか?
今回日本で撮影されているということで、見覚えのある場所がたくさん出てくるんですよね。僕が一番好きなシーンが、スネークアイズが日本に最初に来てタクシーに乗っているです。「知ってる場所だ!」ってすごくワクワクしました。「日本で何かがはじまるんだ!」って期待が一気に込み上げてくるんじゃないかなと思います。CGとかではないので。「いつの間に撮っていたんだろう」って驚きました(笑)。演じている俳優たちは海外の方が多いのですが、日本のアクションというギャップもカッコ良かったです。
ーー今回挑戦して、洋画の吹き替えの難しさや楽しさを感じた部分があれば教えてください。
アニメーションとは違って、元々の役者の演技を活かしつつ、自分の演技も乗せていくというのが難しさだと思います。
ーー私も日本語吹き替えで映画を観ることが好きなのですが、吹き替えだからこそストーリーに集中出来る部分がありますよね。
本作の様な映画は展開が早いので、吹き替えの方が字を読まなくて良い分、細部のアクションに目を向けられるので見やすいですよね。
ーー野津山さんが声のお仕事をしている上で、大切にしていることを教えてください。
翌日にお仕事が入っている時にはあまり喋らない様にしたり、喉に違和感を感じたら早めに病院に行ったりだとか。あと、仕事が色々と重なっている時はペース配分というか、体力の配分をちゃんと計算していかないと、と思っています。
ーーアニメやゲームのボイスはもちろん、歌のお仕事も多いと思います。最近では「月蝕會議」の『Ne音テトラ』にボーカルとして参加されています。
とても素敵な曲を歌わせていただき、嬉しかったです。「この曲をお願いします」と言っていただく曲は、何からのジャンルに分けられると思うので、極力色々なジャンルの音楽を聴いたり、色々なジャンルの映画を観たり。ジャンルが偏らない様にということは意識しています。
ーー「月蝕會議」といえば、木村昴さんが参加した「NINJAKAIGI」が本作のテーマソングになっていますね。
ラップしていましたね!やっぱりカッコいいですね。これは僕はラップも好きなのでテンションが上がりました。忍者も好きで、バイクも好きなので、これは僕のための映画なのかな?!と思ったくらいです(笑)。バイクは最近乗れていないのですが、また乗りたくなっちゃいました。
【動画】NINJAKAIGI – STEALTH DIVE (Short Ver.) [Official Music Video] from 『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』
https://www.youtube.com/watch?v=aFQsc_GGtjM
ーー日々お忙しい時間を過ごしていると思うのですが、気分転換にしていることがあれば教えてください。
散歩が好きで。お風呂に入った後、夜に散歩をしています。夜風を感じながら歩くのが良い気分転換になっています。
ーー教えていただきありがとうございます。最後に映画を楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いできますか?
最後まで記事を見ていただいてありがとうございます。『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』は舞台が日本、忍者アクション、カッコいい車やバイクという3つの見どころがつまっています!どんな映画になっているかをぜひ劇場で、大きなスクリーンで楽しんでいただきたいです。よろしくお願いいたします!
ーー本日は素敵なお話をありがとうございました!
『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』大ヒット上映中!
配給:東和ピクチャーズ
出演(声の出演):ヘンリー・ゴールディング(木村昴)、アンドリュー・小路(小林親弘)、安部春香(安部春香)、平岳大(子安武人)、石田えり(石田えり)、イコ・ウワイス(野津山幸宏)、ウルスラ・コルベロ(竹内順子)、サマラ・ウィーヴィング(白石涼子)、ピーター・メンサー(井上和彦)
(C)2020 Paramount Pictures. All Rights Reserved. Hasbro, G.I. Joe and all related characters are trademarks of Hasbro. (C) 2020 Hasbro. All Rights Reserved.
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