こんなのライブハウスの出すカレーじゃないでしょ!「ロックカフェロフト」のスパイスカレーが度肝を抜かれるウマさ
2020年から続くコロナ禍の影響によって甚大な被害を受け、多くのライブハウスが苦境に立たされてしまいました。
アルコール販売を休止したり、客数などを制限しながらの営業が求められる厳しい状況下。それでも無観客での配信イベントに力を入れたり、クラウドファンディングで資金を集めたり、多くのライブハウスが店舗を存続させるべくさまざまな工夫をこらしています。
「ロックカフェロフト」に激ウマすぎるスパイスカレーが誕生
東京・新宿にある「ROCK CAFE LOFT(ロックカフェロフト)」もコロナによる打撃を受けているライブハウスのひとつ。2018年3月のオープン以来、連日トークライブやDJイベントなどが開催されてきましたが、コロナ禍の影響を受けて平常運転が難しい状況が陥ってしまいました。
そこで、ロックカフェロフトが活路を見出したのが「スパイスカレー」。イベントができない時期でも売上を立てるべく、料理が得意なスタッフの藤原さん(現店長)が入ったことをきっかけに、昨年の5月頃から飲食メニューに加えられたのです。
現在は有観客イベント開催時のフードとして、もしくは毎週火曜日夜のパブ営業時限定で販売しているため、まだまだ認知度は低いのかもしれません。しかしその味はあまりにも本格的で、ライブハウスで出てくる料理のレベルを軽々と飛び越えてしまっています。とにかく、メチャクチャうまい!!
パブ営業時にはチャージなども不要でカレーだけ食べて帰ることもできますし、もっと認知されないともったいない!
実は先日、そんなロックカフェロフトでイベントをやらせていただく機会がありましたので、早めに会場入りしてスパイスカレーで腹ごしらえさせてもらいました。
専門店もびっくり! コスパ良すぎな絶品スパイスカレー
ロックカフェロフトのスパイスカレーのメニューは「スパイシーポークカレー」「花椒チキンカレー」「サバと黒ゴマのキーマカレー」の3種。単品だといずれも900円、2種あいがけだと1300円です。
ライブハウスやイベント会場でカレーを食べたら、レトルトカレーのような無難なカレーでも700円とか800円とか取られてもおかしくないのに、なんて良心的な価格設定なんでしょう!
今回は「サバと黒ゴマのキーマカレー」と「花椒チキンカレー」のあいがけをオーダーしてみましたが、見た目からしてあまりにもウマそうすぎる! しかもボリュームがモリモリなだけでなく、ライスの周囲には8種類ものアチャールやパクチーが盛り付けられて見た目も華やか!
ほんとこれ、ライブハウスが出すスパイスカレーじゃないでしょ!
柔らかいチキンがゴロゴロと入った「花椒チキンカレー」は食べた瞬間の辛さこそ控えめなんですが、花椒のシビれとスパイスの余韻が口に残る感じがなんとも気持ちいい!
チキンと野菜の旨味も凝縮されていて、ライスとの相性もバッチリ。やさしくてスパイシーな、ものすごく深みがあっていい味に仕上がっています。
一方、「サバと黒ゴマのキーマカレー」はサバの身がギッシリ。もはやスパイシーなサバ缶のよう!
サバの身もギッシリなら、旨味もギッシリと凝縮。黒ゴマの風味とスパイスが凝縮されているサバの旨味をさらに引き立ててくれています。レモンを一絞りして味変してもいい感じ!
いやあ、「花椒チキンカレー」も「サバと黒ゴマのキーマカレー」も、どちらも最高のスパイスカレーでした。ごちそうさまでした!
本来ライブハウスではお腹がいっぱいになるフードは用意せず、軽食をおつまみ感覚でちょこちょこと食べてもらうというのがセオリー。満腹になったらもう何も飲み食いしたくなくなっちゃいますし、結果的に客単価が下がってしまいますからね。
しかしこのスパイスカレーはそんなセオリーを完全に無視。美味しいカレーを食べて満腹にさせたいという気持ちが伝わってくる、幸せいっぱいのスパイスカレーです。ほんと、このスパイスカレーのことを知らずにイベントに参加して、なんとなくカレーをオーダーした人は腰を抜かしちゃうんじゃないかしら。
パブ営業時はイスもテーブルも間隔をおいて用意され、ソーシャルディスタンスもしっかり保たれています。ぜひ絶品スパイスカレーを食べにロックカフェロフトに足を運んでみてください。
店舗情報
ROCK CAFE LOFT
住所:新宿区歌舞伎町1-28-5
http://www.loft-prj.co.jp/rockcafe/[リンク]
(執筆者: ノジーマ)
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