具材を入れてレンチンするだけ! 失敗知らずの”絶品スパイスカレー”レシピ集
全国的にすっかり人気のスパイスカレー。何種類ものスパイスを組み合わせて生まれる複雑な味わいが魅力ですが、自分で作るのは難しいと考える人も多いのではないでしょうか。
でも実は「材料を切って入れる」「電子レンジで3分チンする」「よく混ぜ合わせる」という3ステップで作れてしまうとしたら……? そんな魔法のようなスパイスカレーレシピが掲載されているのが、印度カリー子さん著『ひとりぶんのレンチンスパイスカレー』です。
用意する基本のスパイスは、「ターメリック」「クミン」「コリアンダー」の3種類のパウダースパイスを混ぜ合わせた「タクコMIX」のみ。これをすべてのレシピで使います。
たとえば「きほんのチキンカレー」では、このタクコMIXとトマトやにんにくなどの野菜、メインの具となる鶏肉などをレンチン用の耐熱容器に入れ、全体をざっくりと混ぜ合わせて電子レンジで3分加熱し、トマトをつぶしてよく混ぜれば完成です。
あまりに簡単なため、「本当にこれでおいしく作れるの!?」と信じられないかもしれません。しかしその味は、スパイス料理研究家としてスパイスカレーに精通している印度カリー子さんが「3分調理だけど間違いなくスパイスカレー」(本書より)と太鼓判を押す仕上がり。食べてみれば、みなさんもそのおいしさに驚愕するはずです。
そして何より、レンチンスパイスカレーの魅力は「失敗知らず」の点にもあります。材料を混ぜてチンするだけなので焦げ付く心配なし。さらに、水を一滴も使わないので素材の味がギュっと凝縮されて濃厚。油を多く使わないのでヘルシーでもあります。いいことづくめの”史上最強の手抜きカレー”だと印度カリー子さんは絶賛します。
もちろん、数々のスパイスを駆使して自分好みの配合で作るカレーには、格別の思い入れやおいしさが生まれることでしょう。いっぽうで、疲れている、やる気が出ない、でもおいしいスパイスカレーが食べたい、というときには、時短でパパッと作れるレンチンカレーが役立ちます。スパイスカレー好きであれば、レンチンレシピを知っておいて損はないはずです。
本書ではほかにも「あいびきキーマカレー」や「ポークビンダルー」「甘いバターチキン」などの定番から、「豚キムチカレー」「えびと長ねぎ味噌カレー」「麻婆豆腐カレー」「ハワイアンカレー」などの変わり種まで40種類近くのレシピを収録しており、飽きることもありません。
「従来の概念を超えた新しいカレーを切り開くことができるのが『スパイスカレーの魅力』であり、おもしろさ」(本書より)と言う印度カリー子さん。本書を参考に、みなさんなりの新たなスパイスカレーを開発していくのも楽しいかもしれません。一度ハマると抜けられないレンチンスパイスカレーの世界。本書でその扉を開いてみてはいかがでしょうか?
[文・鷺ノ宮やよい]
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