へずまりゅうを候補者にした立花孝志党首を持ち上げていた人たち

access_time create folderエンタメ
へずまりゅうを候補者にした立花孝志党首を持ち上げていた人たち

「いい加減にしろ」

という思いを通り越して今は、誰がこんな人間を公党の党首にしたのか。それを改めて掘り起こすべきだと思いました。
NHK党(党名略)の党首立花孝志氏が、迷惑系YouTuberへずまりゅうこと原田将大氏を参院山口選挙区補欠選挙に候補者として擁立するという話に呆れかえりました。

へずまりゅうこと原田氏はコロナ感染中にもかかわらず、車で山口県までドライブし、その模様をYouTubeにアップ。結局、陽性ということで、大変気持ちの悪い動画を見させられたものです。また、スーパーで魚の切り身を食べている模様をYouTubeにアップ。会計前だったので罪に問われ、8月27日に名古屋地裁から懲役1年6月(執行猶予4年。結構重い)の判決を受けたばかり。国会議員になるより先に、やる事があるでしょう。まずは禅寺にでも行って精神を叩き直した方が良いと思いました。

話題になるなら、何でもやる。それが立花孝志氏というお騒がせYouTuberです。政治家とはとてもではないけれど認められません。2019年9月19日アップのYouTube「ChGrandStrategy」https://youtu.be/Orfd3WmZuLU で12分40秒あたりに「アホみたいに子供を産む民族は虐殺しろ、と」という発言をしています。切り取りにならないよう、上記にURLを貼り付けておきますが、人としてどうかしています。

人類は色々な不幸の歴史を経てきました。先達が命をかけて現世の僕たちに教えてきたもの。その一つに「差別をなくす」というものがあります。

にもかわらずこんなひどい差別発言が令和の今、発する人がいるのに驚きと怒りを抑えきれません。一万歩譲って、こういう人物がいるのは認めましょう。武田邦彦氏が「ひるおび」で「韓国人女性を我々が襲わなければいかんね」と韓国で乱暴された日本女性の事件を受けてこう言い放ちました。一発で番組降板。釈明動画を出していましたが立花氏も武田氏も言った言わないの問題ではないのです。そういう事を考える事自体、言論の場から退場して頂き、戦国時代なら幽閉でもしていただきたいくらいです。

しかしもっと罪深いのは何より、こんな人物を一時は評価していた識者がいるということです。

「東京一危険な男」に狙われた! 「彼」は迷惑系の走りだった あの時代YouTubeがあったら……|久田将義 | TABLO 

代表的なのは堀江貴文氏。一時はホリエモン新党を立ち上げ、党首として立花氏が就任。堀江氏は当時、「特定の政党や候補者とは関係ありません」とツイートしていますが、新しく立ち上げたZATSUDANというプラットフォームではゲストに立花氏を呼んで対談しています。こういった支持の元、虐殺肯定者(後に言い訳をしているが)を持ち上げ、国会に送り出す事が国の為に、日本の為になるのでしょうか。虐殺発言に後付けで何を言っても説得力はありません。そういう発想をすること自体、恐ろしいものです。さらに公党の党首ということも、もっと恐ろしい。

一時、文化人の間で「チートでも良い」といった考えが広がりました。具体的に言えば、2011年東日本大震災時です。有象無象のジャーナリスト(勿論、「本物」もいらっしゃいます)が湧き出て色々煽りました。未だに、僕に言及する上杉隆と言う人もそうです。彼は記者クラブの自由化や官房機密費の追及をしていました。確かにその部分は良しとしましょう。

が、経歴が怪しさプンプンで10年前の当時から、僕の周囲の仲間のジャーナリスト、新聞記者、ライターは嘲笑を交えて彼を語っていました。が、チートでも記者クラブの自由化や官房機密費についてやっているのだから、良いではないかという論調で彼を支持した同業者がいたのですね。けれど、結局チートではダメなんですよ。地味でも「真っ当」でなければ。芸人・水道橋博士の言葉を借りるなら「お天道様の下を歩けますか」という話です。

因みに、当時支持していた同業者はほとんど上杉氏から離れ、今では反省の弁を述べているくらいです。

僕らはもう、「チートだから良い」。そんな学歴の高いアタマでっかちの識者の言葉に踊らされる必要はありません。一つ学習したからです。「真っ当な人」を選ぶという選択肢を。

因みにへずまりゅうこと、原田将大氏のツイッターのリプライは、立候補発言に対して、ざっと見たところ

【へずまりゅう大ファン!】
【へずまさんが最高】
【日本を山口から少しずつ変えてくれ】
【心の底から応援してます】

迷惑系YouTuberたちへ あなたたちは裏社会の本当の怖さを知らない 生きて帰れただけで幸せ者|久田将義 | TABLO 

といったものが多かったのですが、後半になるにつれ、

【見世物小屋で働けばいいのに】
【もう、日本は終わり】
【選挙に出て何がしたいんですか?】

という注意促進の内容も混ざっていました。参議院議員には歳費という名目で我々の血税が払われてます。議員の場合、129万4000円が月額歳費となります。国政は遊びの場でもエンターテイメントでもありません。(文@久田将義)


関連記事リンク(外部サイト)

「松本人志を表示しない方法を教えて」 Amazonプライムが300円お詫びクーポン券発送
日テレ24時間テレビに重大なヤラセ疑惑 タイで行った“東日本大震災の死者を弔う祭り”は金を払って人々を集めたデッチ上げだった!
タピオカ・ミルクティーを飲み続けた結果、死を覚悟した女性 今から恐ろしい話をします

  1. HOME
  2. エンタメ
  3. へずまりゅうを候補者にした立花孝志党首を持ち上げていた人たち
access_time create folderエンタメ
local_offer
TABLO

TABLO

TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。

ウェブサイト: https://tablo.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。