トマトピューレーのラタトゥイユで取り分け後期離乳食!冷凍も
トマトピューレーを使ったラタトゥイユと、後期向けの取り分け離乳食の作り方を、テレビやラジオ、雑誌をはじめ、健康を支えるプログラムの開発まで、幅広く活躍する管理栄養士の小島美和子先生に紹介していただきました。冷凍保存の仕方も参考にしてください。
和風ラタトゥイユ
ラタトゥイユを赤ちゃんといっしょに食べられる味にアレンジ!トマトピューレーは赤ちゃん用にトマトの皮や種を除かずに使えるので、煮込み料理に便利です。ギューッと濃縮したトマトの旨みと甘みで、あっさりとしながらも大人も大満足できる味に仕上がります。
材料(大人2人+赤ちゃん3食分※1)
なす:2本(約180g)
ズッキーニ:1/2本
赤パプリカ:1/2個
タマネギ:1/2個
オリーブオイル:小さじ1
トマトピューレー:50g
かつおだし:200ml
塩:小さじ1/3~1/2
1:3食のうち2食は冷凍保存分です。
作り方
なすは皮をむき、ズッキーニは皮付きのまま3~4cm長さに切った後、縦に6~8等分に切る。赤パプリカは皮をむいて種を除き、3~4cm長さの棒状に切る。タマネギは1cm角に切る。
鍋にオリーブオイルを熱し、タマネギを炒め、しんなりしてきたらなす、ズッキーニ、赤パプリカ、トマトピューレー、かつおだしを加える。煮立ってきたら弱火にし、ふたをして20~25分煮る。
離乳食用の取り分け
味付けをする前に、離乳食用にタマネギ、なす、赤パプリカを取り出します(取り分ける量は、下の「後期向け取り分け離乳食」を参照)。
大人用に塩を加え、ふたをして弱火で約5分煮て味をなじませ、そのまま冷まして完成(冷蔵庫で冷やしてもおいしく食べられる)。
後期向け取り分け離乳食
材料(3食分/うち2食は冷凍保存用)
なす、赤パプリカ、タマネギ:合わせて90~120g(※2)
水:30ml
ツナ缶(ノンオイル・食塩不使用):45g
2:和風ラタトゥイユの作り方、2の工程のでき上がり量の約1/4で後期3食分がとれます。
《食べる際に添える用/1食分》
5倍粥:90g(または軟飯80g)
作り方
取り分けた野菜に水を加えて煮る。かたいようであれば水(分量外)を適宜加えて、やわらかく煮る。
1を刻む。ツナは1の煮汁を少量混ぜながらしっとりさせる。
おいしく作るコツ
・やわらかさの目安は、歯茎でつぶせるかたさ(バナナくらいのかたさ。親指と人差指でつぶせるかたさ)です。
・なすは種のない部分を使いましょう。
2を盛り付ける。盛り付け例は下の写真を参照(※3)。食べるときにお粥を添える。
3:写真は野菜を分けて盛り付けていますが、2の工程で全部混ぜて刻んでもOKです。
●冷凍保存する場合
離乳食は冷凍保存できます。下の写真のように、製氷皿の1~2マスに1食分ずつ入れると使いやすく便利です。
製氷皿は事前に消毒し、清潔なものを使用しましょう。
[保存の目安]
1週間ほど。
最後に
トマトピューレーで作るラタトゥイユを、離乳食にアレンジしてみてください。
小島美和子/Miwako Oshima
管理栄養士/健康運動指導士/産業栄養指導者
女子栄養大学卒業後、食品会社での商品開発業務、大学病院などでの臨床栄養指導等を経て、 有限会社クオリティライフサービス設立。働く人の食生活改善保健指導プログラムなどの企画開発を行う。TV、ラジオ、雑誌への出演のほか、厚労省の特定保健指導の実践的指導者育成プログラム開発ワーキングメンバーやTHP指導者養成専門研修及び産業保健指導専門研修など、各種研修講師等も多数担当。また、健康商材・サービスの価値、訴求力を高めるコンテンツ、プロモーションのコンセプトづくりから、より効果を出すプログラムの開発まで、管理栄養士の専門性を活かした食生活の現場でQOLを高める事業を企画・展開している。
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[トマト]おいしいトマトの見分け方と、保存のコツ
トマトには大きく分けて2種類あり、果皮が赤い品種の「赤系」、果皮が透明な品種の「ピンク系」に区別されます。現在は品種改良が進み、あまり区別はなくなっています。鮮やかな赤い色の正体は「リコピン」で、カロテノイドの一種です。
最終更新:2023.01.13
文・写真:小島美和子
監修:小島美和子、カゴメ
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