トマトジュースを使った、取り分け後期離乳食!作り方と冷凍保存
トマトジュースを使った、鮭とかぶのトマトクリーム煮を取り分けて後期用の離乳食に!テレビやラジオ、雑誌をはじめ、健康を支えるプログラムの開発まで、幅広く活躍する管理栄養士の小島美和子先生に紹介していただきました。冷凍保存の仕方も参考にしてください。
鮭とかぶのトマトクリーム煮
トマトジュースで作るトマトクリーム煮を赤ちゃんと一緒に!トマトジュースはそのまま煮込む水分として手軽に使えます。素材の味を活かしつつ、かつおだしと合わせて旨みをアップさせました。赤ちゃん用に取り分けて一緒に楽しみましょう。
材料(大人2人1食分+赤ちゃん3食分※1)
生鮭(※2):2~3切れ
タマネギ:1/4個
かぶ:2~3個
ほうれん草:1/2束
塩:少々
こしょう:少々
油:小さじ1
トマトジュース(食塩不使用):100ml
かつおだし:150ml
[大人の仕上げ用]
牛乳:75 ml
塩:小さじ1/2
こしょう:少々
水溶き片栗粉:片栗粉小さじ1、水小さじ2
1:3食のうち2食は冷凍保存用です。
2:サーモンは、脂肪分が多いので使わないでください。
作り方
鮭は1切れを2、3等分に切る。
タマネギはうす切りにし、かぶはくし形切りにする。
ほうれん草は茹でて、食べやすい大きさに切る。
離乳食用の下準備
離乳食用のほうれん草は、葉先だけ取り分け(取り分ける量は、下の「後期向け取り分け離乳食」を参照)、大人用よりやわらかく茹でる。
鮭は沸騰した湯で表面が白っぽくなるまで茹で、取り出す。皮は手で取り除く(表面に火が入っているので手で簡単にとれる)。
離乳食用の下準備
離乳食用の鮭は、中まで火を通してから取り出し(取り分ける量は、下の「後期向け取り分け離乳食」を参照)、皮を取り除く。
フライパンに油を熱し、タマネギを炒める。しんなりしたらトマトジュース、かつおだし、かぶ、大人用の鮭を加え、ふたをして弱火で7~8分煮る。
離乳食用の取り分け
離乳食用のかぶ(取り分ける量は、下の「後期向け取り分け離乳食」を参照)と、煮汁少量を取り出す。
大人用に塩、こしょうを加え、ふたをして弱火で5~6分煮る。牛乳を加え、水溶き片栗粉でとろみをつける。ほうれん草を加えて、温まったら盛り付ける。
後期向け取り分け離乳食
材料(3食分/うち2食は冷凍保存用)
かぶ、ほうれん草:合わせて90~120g
鮭(茹でて皮をとったもの): 45g
煮汁:少量
水溶き片栗粉:少量
《食べる際に加える用/1食分》
お湯で溶いた粉ミルク(または牛乳):小さじ2
5倍粥:90g(または軟飯80g)
作り方
小鍋にかぶ、煮汁、水(分量外・50ml)を入れ、やわらかくなるまで煮る。やわらかくなる前に水分がなくなったら水(分量外)を足す。
おいしく作るコツ
やわらかさの目安は、歯茎でつぶせるかたさ(バナナくらいのかたさ。親指と人差指でつぶせるかたさ)です。
1に、取り分けておいたほうれん草、鮭を加え、水溶き片栗粉でトロみをつける。
かぶ、ほうれん草、鮭をそれぞれ刻み、それぞれに煮汁少量を加えてしっとりさせる(冷凍保存する場合は、この状態で粗熱がとれたら保存する。保存の仕方は、下記を参照)。
3にお湯で溶いた粉ミルクを加えて加熱し、下の写真を例に盛り付ける。食べるときにお粥を添える。
冷凍保存する場合
離乳食は冷凍保存できます。下の写真のように、製氷皿の1~2マスに1食分ずつ入れると使いやすく便利です。
製氷皿は事前に消毒し、清潔なものを使用しましょう。
[保存の目安]
1週間ほど。
最後に
鮭とかぶのトマトクリーム煮を、赤ちゃんと一緒に楽しんでください。
小島美和子/Miwako Oshima
管理栄養士/健康運動指導士/産業栄養指導者
女子栄養大学卒業後、食品会社での商品開発業務、大学病院などでの臨床栄養指導等を経て、 有限会社クオリティライフサービス設立。働く人の食生活改善保健指導プログラムなどの企画開発を行う。TV、ラジオ、雑誌への出演のほか、厚労省の特定保健指導の実践的指導者育成プログラム開発ワーキングメンバーやTHP指導者養成専門研修及び産業保健指導専門研修など、各種研修講師等も多数担当。また、健康商材・サービスの価値、訴求力を高めるコンテンツ、プロモーションのコンセプトづくりから、より効果を出すプログラムの開発まで、管理栄養士の専門性を活かした食生活の現場でQOLを高める事業を企画・展開している。
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最終更新:2023.01.13
文・写真:小島美和子
監修:小島美和子、カゴメ
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