山下達郎「さよなら夏の日」初のMV完成 藍にいなによる全編アニメ作品
名作と名高い
リマスター盤の発売を記念して、アルバムの収録曲である「さよなら夏の日」のミュージック・ビデオが新たに作成され、公開された。
「さよなら夏の日」は、ガール・フレンドと遊園地のプールに行った際、夕立に遭ったという、高校時代の山下達郎の実際の思い出を元に作られた楽曲で、夏(青春)が終わって、少年少女は大人になっていくという、10代への憧憬や感傷的な思いの中に未来への小さな希望が込められた、夏を代表する名曲。
今回のミュージック・ビデオの制作にあたり、スタッフはこの楽曲を現代の若いリスナーにも届けるために、YOASOBI、米津玄師、オリビア・ロドリゴなど様々なアーティストのミュージック・ビデオを手掛けている、新進のアーティスト、藍にいなに制作をオファー、夏を代表する名曲が発売から30年の時を経て、今を代表するアーティストの手により、新たに生まれ変わった。
全編アニメで構成されたこのミュージック・ビデオは、「時間」という少年少女が抱える普遍のテーマを主題に、青春時代の危うさや儚さを巧みに表現、鮮烈な印象とともに、楽曲にまるで現代の新曲のような新鮮さを与えている。また、当時のシングルのジャケットに登場した犬と線路のオマージュなど、オールド・ファンもおもわずニヤリとする演出にも注目だ。
尚、1991年のアルバム発売当初、この楽曲のミュージック・ビデオは作成されなかったため、「さよなら夏の日」のミュージック・ビデオが制作されるのは初の試みとなる。
「さよなら夏の日」ミュージック・ビデオはこちらから
https://youtu.be/_paXh_LgwmM
藍にいな コメント
「さよなら夏の日」に映像をつける機会を頂けたこと、とても光栄です。このお話を頂いた時、嬉しい反面、既に沢山の方に愛されている楽曲に映像をつけることにプレッシャーもありました。山下達郎さんご本人の思い出の曲であると同時に、楽曲を愛しているすべての人の思い出を背負うこの曲にどう映像をつけるかと考えた時に、少年少女が抱える普遍的なテーマ、「時間」を描こうと決めました。あの頃の時間にはやっぱり不思議な力がある、完成した映像を見ながら改めてそんなことを考えました。楽曲の力をお借りしながら、彼らが抱える時間の危うさや儚さを表現出来たんじゃないかと思います。楽しんで頂けたら幸いです。
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