社員のストレス軽減に期待! AI対話アプリ「SELF MIND for Business」

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内閣府の調査によると、2021年4~5月時点での東京23区のテレワーク実施率は53.5%。通勤時間が省けるなどのメリットの一方で、コミュニケーションの難しさや不安・ストレスの増大などのデメリットも浮上してきています。

そんな中SELF株式会社は、コミュニケーションAIを活用した企業向けメンタルトレーニング&ケアサービス「SELF MIND for Business」の提供を開始。社員のセルフケア教育などを促す対話型AIで離職率・休職率の低減を目指します。

メタ認知能力を高める問いかけも

「SELF MIND for Business」は、社員用のスマートフォンアプリと人事・管理者用の管理画面で構成されるサービス。AIとの対話を通じて、休職・離職しそうな人の早期発見とセルフケア教育を自動で行えるのが特徴です。

アプリには、社員と直接話をするAIロボットが表示され、定期的な体調のチェックやセルフケア教育を実施。また、自分を客観視しコントロールする能力である「メタ認知」を育てるための問いかけも定期的に投げかけられ、自分自身を客観視できる人材の育成をサポートします。なお、基本的に個人が特定できないように属性情報の加工が施されているようです。

管理画面では、社員のストレス度を定期的に測定し、部署ごとに把握可能。社員の同意があれば、ストレスチェックの結果を確認することもできます。加えて、アンケート調査などの機能も搭載していて、簡易的な調査を短期間に繰り返すパルス調査も可能。年に1度のストレスチェックでは気づきにくい「いま」の状態を知ることができそうです。

企業側は、同サービスによる結果を社員のモチベーションの有無や要因の見極め、経営課題の発見などにつなげ、よりよい経営判断の材料にすることもできるでしょう。

その他のサービスは?

SELFはこれまで、生活サポートアプリ「SELF」やカウンセリングAI「SELF MIND」などの開発・運営を通じてコミュニケーションAIの技術を培ってきました。

「SELF MIND」は、カウンセリングをより身近なものにすることを目指して開発されたサービスで、2020年8月にリリースされています。月額850円ですべての機能を使える手軽さも魅力ですが、AIとの会話セッションにおける情報のうち、重要と推定されたものを記録として保存する機能「セミオート・ダイアリー」も画期的な技術ではないでしょうか。

他にも、企業向けコミュニケーションAI活用サービスとして、ECでの高度な接客を実現するチャットボット接客システム「SELF LINK」や、顧客にパーソナライズした接客ができるチャットボット型AI「SELF TALK」なども展開中です。

PR TIMES

(文・Higuchi)

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