[夏野菜の無限おかず]そうめんに合う、野菜の付け合わせレシピ

[夏野菜の無限おかず]そうめんに合う、野菜の付け合わせレシピ

夏の定番メニューのひとつ、そうめん。しかしそうめんだけでは、バランスが偏ってしまいがちです。そこで、付け合わせやぶっかけタレなど、夏野菜を使った無限レシピを、料理研究家の高城順子先生に教えていただきました。

とうもろこしとタマネギ、桜エビの揚げ焼き

とうもろこしとタマネギ、桜エビの揚げ焼きのレシピ

天ぷらは、そうめんの付け合わせとして人気があるメニューのひとつ。おすすめは、とうもろこしやタマネギなど甘みのある夏野菜と、桜エビやちりめんじゃこなどうまみの感じられる食材の組み合せ。そうめんのつけ汁にそのままつけて食べれば、香ばしい甘みとサクッとした歯ごたえが一度に楽しめます。ここでは、かき揚げよりも手軽にできる、少量の油で「揚げ焼き」にする方法をご紹介します。

材料(2、3人分)

そうめん:3、4束

とうもろこし:1/2本

タマネギ:1/2個

桜えび:大さじ3

小麦粉:1/2カップ

溶き卵:1/2個分

冷水:1/2カップ

揚げ油:適量

作り方

とうもろこしは茹でて実をそぎ落とし、ほぐしておく。タマネギは縦半分に切って芯を取り、2mm厚さの薄切りにする。桜えびはザルに入れてふり、汚れなどを落としておく。

ボウルに1を入れ、小麦粉大さじ1/2強を入れ混ぜる。

溶き卵と冷水を合わせ、残りの小麦粉を加えてさっくりと混ぜ合わせる。

フライパンや炒め鍋に揚げ油を深さ3cmほど入れて170℃に熱し、2に3の衣をつけ、木じゃくしや木べらに一口大に広げてのせ、滑らせるように油に入れてカラリと揚げ焼きにする。

とうもろこしはドライパックを活用すると便利

とうもろこしを茹でる手間を省きたいときは、ドライパックを使いましょう。煮汁に浸かっていないため水分を切る必要がなく、そのまま使うことができて、時短調理に便利です。水煮缶や冷凍のものを使用してもOKですが、煮汁や解凍時に出る水分をしっかり切るようにしましょう(水分が残った状態で揚げると、油がはねるため危険です)。

オクラとモロヘイヤ、鶏肉の特製ぶっかけそうめん

オクラとモロヘイヤ、鶏肉の特製ぶっかけそうめんのレシピ

暑さであまり食欲がないときは、オクラやモロヘイヤなど、のど越しの良い夏野菜を使いましょう。夏野菜にさっぱりとした鶏のむね肉(ささみでもOK)を合わせた、特製の具をそうめんにたっぷりかけていただきます。タンパク質も摂れ、暑い夏にぴったりの一品です。

材料(2、3人分)

そうめん:3、4束

オクラ:6本

モロヘイヤ:正味50g

鶏むね肉:小1枚

めんつゆ:150cc

作り方

塩を少々加えた熱湯で、オクラは約2~3分、モロヘイヤは約1分、それぞれ下茹でし、粗めのみじん切りにして混ぜておく。

鶏むね肉(ささみでもOK)は、耐熱容器に入れてラップをかけ、600wの電子レンジで2~2分30秒ほど加熱

(時間がないときは市販の蒸鶏で代用してもOK)。

2の粗熱がとれるまでそのままにしておき、冷めたら細かくほぐす。

1を茹でたそうめんの上に盛り付け、2をのせて、食べる直前にめんつゆをかける。

ズッキーニのふわふわ食感ピカタ

ズッキーニのふわふわ食感ピカタのレシピ

卵とズッキーニで、簡単に作ることのできるピカタもおすすめ。お好みで塩を振ったりそうめんつゆにつけたり、トマトケチャップをかけて食べます。

材料(2、3人分)

そうめん:3、4束

ズッキーニ:小1本

小麦粉:適量

溶き卵(小):1個

塩・こしょう:各少々

ごま油:大さじ1

ズッキーニは5mm厚さの輪切りにし、塩、こしょうを全体にふり、薄く小麦粉をまぶす。

溶き卵に、塩、こしょうをしておく。

フライパンを熱し、ごま油をなじませたら、1を2にくぐらせて並べて入れる。

中火で少しきつね色になるくらいまで焼いたら、一度返してやや火を弱め、中まで火を通す。

そうめんは、野菜のおかずと一緒に食べればバランスがよくなるだけでなく、何通りもの味わいを楽しむことができます。夏野菜を使っていろいろな付け合わせを作ってみましょう。

高城順子

高城順子

料理研究家・栄養士

女子栄養短期大学食物栄養科卒。和・洋・中華料理の専門家に師事した後、料理教室の講師を経て、フリーの料理研究家に。研究途上、栄養学の見地から野菜や果物のより有効な活用を思い立ち、エスニック料理の真髄を学ぶために東南アジア諸国を訪問。そこで習得した「美味しい健康食」の料理法をまとめ、発表した『くだものと野菜のヘルシークッキング』は、各方面から評価を得る。
入手しやすい材料からちょっとした工夫で作る家庭料理が人気。テレビをはじめ、多数の雑誌で料理を発表し続けるとともに、新しい時代の食文化啓蒙活動にも力を入れている。

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最終更新:2023.01.05

文:アーク・コミュニケーションズ
写真: 清水亮一(アーク・コミュニケーションズ)
監修:高城順子、カゴメ

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