『三体』の劉慈欣、ジャック・アタリなどが登場する話題の季刊誌『tattva』の2号目が発売

『三体』の劉慈欣、ジャック・アタリなどが登場する話題の季刊誌『tattva』の2号目が発売

東京五輪の開催についてのニュースが飛び交い、海外からも日本への耳目が集まっています。開催するとすれば一体どのように行われるのか? 政治家たちの発言、対応は? アメリカの「ニューヨーク・タイムズ」やフランスの「ル・モンド」など、海外メディアからの否定的な意見も多いですが、日本はどのような夏を迎えるのでしょうか。

2013年に五輪の開催地に東京が選ばれてからの数年を振り返ると、開催の是非とは別にたびたび耳にした言葉が「日本らしさ」「日本的」といった言葉です。公式服、ピクトグラム、会場デザインはじめ、さまざまなものに日本的か否かという尺度が用いられました。しかしながら、こうも頻繁に使われる日本的とは一体なんなのでしょうか?

4月に発売された創刊号が銀座蔦屋書店で雑誌売り場ランキング1位、二子玉川蔦屋家電でワークスタイル本ランキング1位を獲得したビジネス&カルチャーブック『tattva』の7月12日発売の2号目のテーマは、この五輪の時期に合わせたかのように「にほんてき、ってなんだ?」。海外からも多くの影響を受けている私たちの中になんとなくある「日本らしさ」に迫るため様々な角度から日本的を探る内容となっています。

同誌編集長の花井優太さんは、2号に寄せて以下のコメントをしています。

「『日本では~』なんて言葉を使いながらも、自らが暮らす生活圏に対して文化的、経済的に意識して向き合うことが希薄だったり、なんとなく口にしているだけで説明はできなかったりします。世界がより多元化していくであろうこのタイミングで、日本で暮らす立場から、美意識、文化産業、経済システム、言葉をはじめ、日本的とはどのようなことなのか見つめます」

誌面には、いま大きな話題を呼んでいる『三体』著者の劉慈欣氏、思想家・経済学者のジャック・アタリ氏がインフォデミックについて語るロングインタビュー、コムアイ氏の語る日本へのリスペクトとアイロニー、さらにはアイドルの和田彩花さんや、メディア美学者の武邑光裕さん、ミュージシャンの曽我部恵一さんら豪華執筆陣の連載も。224P、充実の内容です。

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