お手洗いの行列を回避! IoTサービス「AirKnock Ads」が渋谷区役所に導入
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「ギリギリまで我慢してお手洗いに行ったら、なんと行列だった…」なんて経験がある人も多いのではないでしょうか。加えて、コロナ禍では、混雑している空間にいるのは避けたいものですよね。
そんな悩みの解決につながるサービス「VACAN AirKnock Ads(バカン エアーノックアッズ:以下、AirKnock Ads)」を株式会社バカン(以下、バカン)が提供開始。渋谷区役所の1〜4階のお手洗いに本格導入されます。
混雑を抑止し、快適なお手洗い利用環境を
国土交通省が実施した「日常でよく利用するトイレに関するアンケート調査」によると、外出先のトイレを利用するにあたり不便・不満・不安を感じることとして、駅を始めとした各施設で「利用するために行列に並ばなければいけない」が上位にランクイン。
AirKnock Adsは、そんなお手洗いの混雑を抑止するIoTサービスです。利用者はPCやスマートフォンから専用ページにアクセスすれば、リアルタイムの混雑情報をその場で確認することが可能。アプリなどをダウンロードする必要はありません。個室の壁面に設置された小型タブレットや、ドアなどに取り付けられたセンサーなどで、使用時間や利用状況を把握できるからです。
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本事例は、新しいテクノロジーやソリューションを用いて新型コロナウィルスの感染拡大によるニューノーマル下における社会課題を解決する「Innovation for New Normal from Shibuya」を通して実証実験を行った企業のうち、渋谷区への本格導入につながった初めての事例となります。
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「安全な水とお手洗いを世界中に」の実現も目指す
本サービスを提供するバカンは、その社名からイメージできるように、「空き」にフォーカスしているスタートアップ。「いま空いているか1秒でわかる、優しい世界をつくる」ことを目指し、IoTやAIを活用して空席情報を収集し提供しています。お手洗いの他、観光地や店舗、投票所などあらゆる場所の空き状況をセンサーやカメラなどで検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信するサービスを提供中。神奈川県鎌倉市や石川県小松市、鹿児島県枕崎市などでは、災害時における避難所の混雑可視化に活用しています。
バカンと渋谷区は、お手洗いの快適性と安心を両立した環境の実現に向けて取り組むことで、SDGs(持続可能な開発目標)の目標6「安全な水とお手洗いを世界中に」の実現も推進するとしています。
(文・和泉ゆかり)
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