清涼感のある植物の「ハッカ」と「ミント」には違いはある?

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清涼感のある植物の「ハッカ」と「ミント」には違いはある?

スーッと清涼感のある植物といえば「ハッカ」や「ミント」ですよね。
しかし、このハッカとミントに違いはあるのでしょうか?

そこでここでは、同じ清涼感のある植物である「ハッカ」と「ミント」の違いについてご紹介します。

「ハッカ」と「ミント」の関係性

まずは、ハッカとミントの関係性について見ていきましょう。

「ミント」は総称

ミントは、シソ科のハッカ属・メンタ属・ミント属の植物の総称です。
親カテゴリーという認識できますね。

「ハッカ」はミントの一種

ハッカは、シソ科ハッカ属の中に分類される植物となっています。
つまり、ハッカはミントのカテゴリーに含まれる植物という事になります。

大きく2種類あるミント

ミントに分類される植物は、世界中に約600種類以上あるとされています。
このミント、「スペアミント」と「ペパーミント」の2つに大別されます。

スペアミント

スペアミントは、和名で「オランダ薄荷(おらんだはっか)」「緑薄荷(みどりはっか)」と呼ばれます。
聖書にも出てくるとされる、古くから利用される植物です。

その風味から、口周りのケア用品などに使われることが多いです。
また、チョコレートやアイスクリームなどのフレーバーとしても用いられます。

ペパーミント

ペパーミントは、和名で「西洋薄荷(せいようはっか)」と呼ばれます。
ヨーロッパ社会では、古くから薬として活用されてきました。

いわゆるハッカと呼ばれる「ニホンハッカ」はこのペパーミントに含まれます。
ただし、「ニホンハッカ」の方がメントールの含有量が多いことから刺激が強くなっています。

「ハッカ」の名前

ハッカはよく耳にするものの、よく聞くと不思議な名前ですよね。
ここからは、そんなハッカの名前についてまとめます。

「ハッカ(薄荷)」という名前の由来は?

ハッカは、ミントの中でも特に日本原産の「ニホンハッカ」のことを指します。
このハッカ、漢字表記は「薄荷」となります。
これは文字通り「荷物が薄い」ことを指します。

ハッカは葉を蒸留して油を採るのですが、採取できる量はわずかです。
そのため、昔は「荷物が少なくて済む」とされてきました。
これがハッカと呼ばれるようになった由来とされています。

「ハッカ」の別称

昔は眼精疲労用の目薬とされていました。
そのことから「メグサ」という別名も持っています。

しかし、他にもハッカは無数の使い道があります。
現代では香りの良さから消臭スプレーなどにも活用されます。

また、肌や髪のケア用品としても重宝されています。
このようにハッカは多種多様な活躍を見せる植物なのです。

まとめ

ハッカとミントは、共にスーッとした清涼感があります。
そこが共通点なのですが、実は植物としては別物とは言い切れません。
ミントという総称の中にハッカがある感覚です。

ハッカという名前は、生成できる量が少ないことから「荷物が少なくて済む」というという事で付けられたのだとか。

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