緊急事態宣言の中で一般来場者は入れ替え制 文学作品展示即売会『第三十二回文学フリマ東京』開催
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)蔓延の影響で、東京都では緊急事態宣言が当初2021年5月11日までとなっていましたが、5月31日まで延長。特に大規模イベントの中止など影響が広がっています。
そんな中、文学作品の展示即売会『第三十二回文学フリマ東京』が2021年5月16日に東京流通センター(TRC)第一展示場で開催。12時から17時までの間にサークル・一般参加者合わせて約1700人程度の動員となりました。
東京では2020年11月22日の第三十一回に続いての開催となった『文フリ』。前回同様に開催時間を短縮、手指消毒の徹底や、接触確認アプリ『COCOA』のインストールおよびBluetoothのオンを原則としていたほか、都の催物の開催制限(人数上限5000人かつ収容率50%)に合わせて、東京流通センター第一展示場の収容率50%の同時収容人数2100人までを超えないために、一般来場者を時間帯毎のチェックシールで把握し、2時間枠での入れ替えが実施されました。
2019年11月開催の第二十九回で記録した6044名と比べて1/3以下の参加者となった今回の『文フリ』ですが、特に混乱もなく、久々の即売会を楽しんでいる人が多かった印象でした。事務局代表の望月倫彦氏は「今回参加できなかった人がいたからこそ開催できた側面がある。参加できなかった人がまた参加してもらえるように、無事に開催することが大事」と強調。2022年には1月16日に第六回文学フリマ京都、2月13日に第四回文学フリマ広島の開催が発表されており、「2022年も引き続き(各地で)開催していきます」(望月氏)といいます。
文学フリマ 公式サイト
https://bunfree.net/ [リンク]
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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