「きんのおうかん」の価格に賛否両論 / 「2800円は高すぎる」「レイド周回を考えると安い」【ポケモンGO】

6月23日より『ポケモンGO』に登場する新アイテム「きんのおうかん」は選択したポケモンの個体値を最大まで強化可能という夢のような効果を持ったアイテム。

しかし、現状は課金(2800円で販売されるGOパスデラックス:過去の残像)することでしか入手不可能なアイテムとなり、トレーナーたちの間では賛否両論となっています。

手間を考えるとかなり良心的な値段とも言える

個体値マックスのポケモンの出現確率はポケモンの入手手段によって異なり、具体的な確率は以下の通り。

・野生 →4096分の1
・レイド →216分の1
・タマゴ →216分の1
・リワード →216分の1

おそらく、多くのトレーナーがイメージしているよりも数段低い確率なのではないでしょうか?

時間的コストと金銭的コストの両方を考慮したときに、個体値マックスを比較的狙いやすいレイドバトルでも216分の1(0.46%!!)という、凄まじく高いハードルがそびえ立っているのです。

▲なので、過去に野生出現したコス系ポケモンの個体値マックスなんて異次元レベルの貴重さ。

▲レイド産でさえ相当貴重です。

単純計算で個体値マックスを出すまでに200戦以上が必要だとすると、当然レイドパスも200枚以上使用することになるので、最安レートでレイドパスを入手したとしても日本円で1万円ほどかかります。そして膨大な時間もかかります。

この過程を、1匹限定とはいえ2800円で吹っ飛ばせるとなると、むしろかなり良心的な価格設計に見えてきますね……。

さらに、ここに色違いや背景といったコダワリ条件が重なると確率は更に下がり、更に莫大なコストがかかってくるため、2800円は良心的どころか実質無料。いや、ポケコインをもらっているに等しいレベル(あくまでも個体値マックスを普段から狙っているトレーナーにとってはですが)。

▲GOフェス限定背景x色違い個体の個体値マックスが手に入る未来があったなんて……。

しかし、逆にいえば個体値マックス自体にそこまで価値を感じていなかったり、苦労してゲットするというプライスレスな部分に価値を感じるトレーナーにとっては非常に高額とも言えます。

このように、トレーナーによって2800円という金額に対しての考え方がかなり違うので、多様なプレイヤーが混在する『ポケモンGO』の面白さを感じる商品となっていますね。

結局周回する必要がある場合が多いことに留意したい

入手数に制限の存在する幻のポケモンや、復刻が絶望的なコスチュームポケモンに使用する場合はあまり関係ないのですが、レイドバトル産の色違い個体や背景付き個体(あるいは両方を満たす個体)に使用する場合は少しだけ注意が必要。

その手のポケモンは多くの場合、戦力として実戦投入したいと考えるトレーナーが多いはず。

となると、フル強化のために今後も周回を繰り返すというパターンが多くなりがち(1匹フル強化になっても2匹目以降の強化を目指すパターンも多い)。

周回の過程で「きんのおうかん」を使用せずとも個体値マックスを入手できてしまう可能性があるので、完全にアメを集めきっていないポケモンに使用してしまうのは勿体無いかも。

▲逆に、既にアメを集め切っている場合は使用を検討する価値は十分にありそうです。

もちろん「きんのおうかん」には使用期限があるので、難しいことを考えずにレアなポケモンにサクッと使ってしまうのも一興ですが、後から後悔しないよう、あらゆるシミュレーションを頭の中で行ってから使用を決めたいところです。

(執筆者: edamame/えだまめ)

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